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ぬいぐるみをパンツの中に入れたり、性器をこすりつける |
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3才になったばかりの男児の母です。
数ヶ月前から時々パンツを下ろして自分のお気に入りの衣類をパンツの中に仕舞い、出す、の行為を繰り返します。
最初は「だめだよ、汚くなっちゃうよ」と諭してましたが、最近では「ママ、あっちいって」と言い、私が見えなくなるとパンツを下ろし、衣類を入れてます。
昨夜は夫婦で寝静まったと思ったらしく、ムクッと起きだし、自分の背丈くらいのぬいぐるみをパンツの中に入れようとしてます。
無理だとわかると今度は上着の中に入れようと・・・・。
これも無理だとわかるとズボンを上げ、ぬいぐるみの上からおおいかぶさるように前後運動(この行為も以前から)この行為を暗闇の中40分しているのを見て、なんだか怖くなりました。
欲求不満の行為なのでしょうか?
それとも、この年頃は性器をこすりつけたりする行為はあるのでしょうか?
よろしくお願いします。
(club さん)
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club さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
俗に言う「性器いじり」ですが、大人の目から見ると、どうしても性的なものを連想してしまい、止めて欲しいと思う。これは当然です。clubさんのお気持ち、よくわかります。
でも、立場を変えて「子ども」の目から見ると、これも遊びの一種なのです。子どもの行動基準というか、判断基準は「面白い」「つまらない」。この2つに大別できると思って過言ではありません。「面白い」と思ったからやるのです。
テレビのアニメで同じようなシーンがある。回りの大人が騒ぐ。自分より大きな人があわてるのを見る。これも今までの立場関係が逆転するのですから「面白い」ことでしょう。当然、自分もやってみたくなります。「あれはアニメだから」と判断できるのが大人。面白いからやってみるのが子ども。だから誰でも(程度の差はあれ)やることなのです。
私の園でも女の子が「私もオチンチンが欲しい」と言ったことがあります。理由は「遊ぶのに面白そう」。こんな他愛もない理由なのですが、子どもってそんなものではないですか?
でもclubさんにとっては「何としても止めさせたい」と思うでしょう。先ずお願いなのですが、「止めなさい!」を繰り返していると「これは悪いこと」という意識が働いて、影に隠れて行うようになります。そうなると、かえってエスカレートする危険性もありますので、子どもの興味を他のものに移してしまうこと。これが一番効果があるようです。
繰り返しますが、子どもの判断基準は「面白い」「つまらない」なのです。もっと面白いと思う遊びがあれば、興味はそちらに移ります。例えば手遊び。これは両手を使いますから効果があるでしょう。
少し時間がかかるかも知れませんが、身体を動かす遊びを多くしたり(サッカー教室やスイミングクラブなどもいいかも知れません)、様子が見えたときは他のものに興味を移すようにすれば、自然に直ると思いますよ。
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(アドバイザー:井上智賀) |
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