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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
人見知りが激しく、幼稚園で孤立しているよう
4歳6ヶ月の長女について悩んでいます。
幼稚園の年少組ですが、どうも友達の輪に入れず孤立しているようです。

そもそも、小さいときから人見知りが激しく、身内以外には心を許さない傾向がありました。その性格のせいか、幼稚園に行ってお友達が「おはよ」と言って近づいてきても下を向いて口を閉ざしてしまいます。先生がなにか話しかけても下を向いてうなずくくらいで、決して声を出して話をしません。

家ではうるさいくらいにおしゃべりで元気がいいのですが、幼稚園に行くとまったくの別人になってしまいます。今日はなにちゃんがどうしたとか、なにちゃんがこう言ったとか、家ではお友達の話をするのですが、園で自分から話かけたりしてはいないようです。先生も気を使ってなにかと話かけたり、遊んでやったりしてくれているのですが、一向にしゃべる気配がありません。

「幼稚園でも家にいるときのように大きな声でさわいでいいんだよ」とか「明日はなにちゃんにこう言ってみようか」とか言ってみるのですが、効果無しです。

入園した当初は、普段家ではできない遊びや遊具のせいか、おもしろがって幼稚園に通っていました。しかし、最近では話しかけても反応のない娘がおもしろくないのか、お友達もあまり積極的にうちの娘と遊ぼうとしていないような感じです。

そのため最近は「幼稚園行きたくない」というようになりました。「なんで?」と聞くと「ままが好きだから」、「ままと遊びたいから」といいます。でもホントは、友達がいなくてひとりで見ているだけのようなので、園がおもしろくないのでしょう。

このまま、ずっと友達ができずに幼稚園がつまらなくなるのはかわいそうですし、普通の集団生活、社会生活が送れるのか不安です。
どうしていいのか困っています。
なにか良いアドバイスがございましたら、お願いします。

(がんぱぱ さん)


がんぱぱ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
お家と幼稚園の様子が全く違うというお友達、決してめずらしいことではありません。意外と多いのです。いわゆる「内弁慶」のお友達、その逆のお友達。私はたくさん見てきました。

この原因はいろいろあると思いますが、まず幼稚園が安心して遊べる場所である、ということ。これが理解できるようになるまでが第一歩です。この「慣れ」には個人差がありますが、自分にとって居心地のよい空間であるという認識ができるまでの間です。
次にお友達とのかかわり。これも大きな要素です。いままでご家族という小さな社会で暮らしていたお友達が、同年齢の集団の中で暮らすのですから、その環境の変化は大人の想像を絶するものがあります。今まで常識と思っていたことも否定される場合もあります。ご家庭では「良し」とされていたものも禁止されている場合だってあります。この「幼稚園における集団のルール」というものが理解できるまでの間。これが第2段階でしょう。
その次にお友達同士での意見の相違。価値観の相違といってもいいかも知れません。自我のぶつかり合いと置き換えられるかも知れません。こんなことが幼稚園で行われていて、誰もがそれを体験していきます。

私の勝手な想像で申し訳ないのですが、おそらくがんばばさんのお子さま、何事にも慎重で、自分が納得しないと手を出さないタイプのお子さまではないか、と推測します。このようなお子さまの場合、自分で納得できないと行動に移せない場合が多いのです。
ここは何とかしないと、とあせるより気長に構えて、あまり幼稚園の様子などを聞かないほうが良いと思います。幼稚園でも担任の先生がこのことをよく判っていて、環境を整えてくださっていることと思います。幼稚園の先生にもご相談のうえ、何か変化が見られたときに、自信がつくような言葉をかけてあげること。これが長いようで一番効果的な方法ではないか?と思います。
ここは即効性を求めず、気長に対応してみてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)




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