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母親と離れて暮らしている姪が、情緒不安定な様子
メールで失礼致します。私は2歳の女の子を持つ母親です。
今回、私の子供のことではなく、姪のイライラについてご相談です。

少し複雑かもしれないので最初に書いておきます。
姪(小学4年生・10歳・女の子)
姉(姪の母親・現在遠方にいます)
母(姪の祖母)

現在10歳の姪がいます。
私の姉は子供を置いて家を出たため、私の母が仕事をしながら一人で孫を育てている状態です。

姪は常にイライラしており何に対しても(人やテレビ等…)独り言のようにずっと文句を言っています。物の扱いもとても乱暴に感じます。
人に注目されていたいという気持ちがとても強く、一緒にいる間は常にまとわりついてくる感じで、不快に思う発言も多く一緒にいるのが億劫になることもあります。

姉は姪が5歳の時に子供を置いて再婚し遠方へ行きました。
その後夫と折り合いが悪くなったと言って、姪が8歳のときに実家に戻ってきました。
ですから姪と姉と母と3人で、2年ほど暮らしていたことになります。
そして今年の春、また子供を置いて再婚相手の所へ突然戻って行きました。
姉は言い訳がましく自分勝手で、これ以上何を言っても無駄というより他にありません。

姪はどんどん情緒不安定になっているようです。姉が実家にいる間も姪の乱暴な言動はあったのですが、現在のようなイライラした状態ではありませんでした。姉が出て行ったときにはあっけらかんとした様子でしたが、強いショックを受けたことはわかりました。「お母さんがいなくなって寂しい」とは言いますが、泣いている姿を見たことは母も一度もないそうです。寂しい気持ちをどこにもぶつけられない状態なんだと思います。

私は現在結婚し遠くにいるため協力は難しいですが、できる範囲で協力したいと思っています。心のケアが大事と思い、母には「公共機関へ相談したら?」と言ったのですが、昔から公的機関や誰かに頼るのが好きではない性格で相談しようとしません。姪の担任の先生にも相談していないとのことです。母はできる限り抱きしめたり○○が一番好きよ、と言ったり、言い聞かせたりしているようですが、毎日の仕事が忙しいため姪が一人きりになる時間が多いと思います。

私は人と距離をおいてしまうタイプのせいか、姪のことを抱きしめたりベタベタしたりが出来ません。姉に似た部分も多くある姪に、そこまでの愛情を感じていないのかもしれません。
帰省したときくらい本当はそうできたらいいんですが…。
私の夫は、私が子供を連れて帰省するたびに姪の影響をうけるのか、子供が乱暴になって帰ってくるため、あまりいい顔をしません。

いま自分が何をすればいいのかわからず、ご相談いたしました。
長くなってしまったうえ、内容も漠然としており申し訳ありません。
お忙しいと思いますが、ご回答よろしくお願いいたします。

(つきみ さん)


つきみ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容、拝見いたしました。ご心配、よく判ります。

幼稚園の人間という立場上、あまり申し上げられない点はありますが、どんなに他の方が愛情を注いであげても母親の愛情に勝るものはない。異論はあろうかと思いますが、これは私の個人的な意見です。
幼稚園でもお母さまが忙しく、あまり子どもと触れ合う時間が少ない場合、行動に問題が見られること、多々あります。愛し愛される。これは家族の基礎ではないかと思います。自分を愛し、信頼してくれる人がいる。その実感があって、家族の存在感と安心感が自立にも行動にも現れる。そう思います。

このことをふまえ、今回のご相談を私なりに考えてみましたが、子どもの成長には家族の愛情というものが不可欠です。愛情不足が乱暴な行動に出る場合もありますし、その逆に「愛されたい」という願望から、他人に対して必要以上に親切にする場合もあります。

ですが現実的な解決方法。私には思い浮かびませんでした。本当の解決は、姪御さんおお母さまが姪御さんを引き取り、愛情あふれる子育てをされること。これしかありません。でもそれが不可能であるなら、ご家族・ご親族がお母様の愛情には及ばないものの、できるだけ愛情を注いであげること。これが次善の策と思います。幸いにもおばあちゃんが、できる限りの愛情あふれる子育てをされていらっしゃいます。これが救いですが、どんどん年齢があがり、思春期になった時のことを考えると、心配は残ります。

児童相談所など、多くの相談機関がありますが、それだけでは根本的な解決にはならないでしょう。ましてやおばあちゃんが、他人の援助を嫌う傾向があるとのこと。
これでは話は前進しません。今のまま、ということになってしまいます。
私から提案できることは、つきみさんが、この種の相談機関にご相談されるよう、おばあちゃんを説得することでしょう。その場合も姪御さんの幸福。これを第一に、姪御さんにとって何が最善の策なのか。時間をかけて、相談されることをお勧めいたします。この場合でも、おばあちゃんに説教めいたことは言わない。つきみさんご自身が「最善」と思っている考えを押し付けない。様々な場合を想定したうえで、実際に子育てされている親権者のおばあちゃん自身が出した結論を尊重する。つきみさんの意見は「参考」に止め、姪御さんの視線で、姪御さんを主語にし、最善の結論を導かれるよう私からもお願いいたします。

回答にならないお返事になってしまいました。私の力不足です。申し訳ございません。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、つきみさん 浜田です。

色々な事情があり、どうしても母親と離れて生活しなければならないことを分かっているだけに、どこにも不満のもって行き場がないのですね。
つきみさんとしては、良く理解できるけど、ご自分の生活も守りたいし、でも心配なお気持ちが良く分かります。

お姉さんには連絡は全くつかないのでしょうか。
姪御さんとしては、母に会いたい気持ちももちろんあると思いますが、どうなるのか、確認したいですよね。これからの自分と母との関係が納得できていないのではないでしょうか。
しかし、これも、連絡がつかず、会う事も了解できない時には全く可能性が
見えませんよね。

この問題は家族内の問題だから、プライバシーもあるし相談できないとお母さんが思われるかもしれませんが、今の状態では悪くなっても良くはならないと思えますよね。
つきみさんとしては、お母さんを説得して児童相談所など、市町村の福祉関係の課に連絡して、相談機関を紹介してもらってください。 また、学校の先生も家庭環境や情緒不安定な状態などは少し理解されているかもしれませんが、もっと連携を取った方がいいとは思います。担任の先生との信頼関係も大切だと思います。
きっと、専門の方と一緒に姪御さんにとって、よりよい方法を考えていけると思います。
急がれたほうがいいと思います。

早く安定して、安心して生活できる様になって欲しいですね。

(アドバイザー:浜田栄子)




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