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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
チック症のようないろいろな症状が出ている
4歳になったばかりの息子と7ヶ月の娘の母です。
4歳の息子のチック症状について相談させてください。

日中は保育園にいっております。
下の子が生まれる少し前から、爪かみやお顔を頻繁にさわるようになりましたが、最近はあまり気にならなくなっていました。ところが2週間ほど前から急にひどくなってしまいました。
症状は
(1)顔を触る頻度が増えた。頭、耳のうしろ、首、目などどこでも触る。
(2)爪かみは現在進行中。かみすぎて、爪が痛いといっている。
(3)舌打ちをたまにしています。
(4)以前にくらべて落ち着きがない感じがします。
(5)赤ちゃん帰りが復活し、おっぱいをのみたがったりハイハイしたり下の子の真似をしたりします。
(6)保育園に楽しく行っていたのに、保育園につくと泣きそうになります。保育園では元気に遊んでいます。
(7)甘えん坊になりました。

2週間前から下の子が保育園に通い始めました。私の職場復帰が1月の予定ですが、上の子が「ママお仕事するの?」と聞いてきたので、これが原因なのかな?とも思いますが、はっきりは分かりません。

(1)、(2)、(3)の症状がチックになるのでしょうか?これ以上ひどくなり、トゥレット症候群になってしまわないか心配でしかたありません。

現在は、子どもの不安を言葉にして聞いてみたり、抱っこの時間を少しでもふやしたり、感情的に怒らないように気をつけています。癖についても直接指摘することはやめていますが、どうしても気になってしまい、子どもにも伝わってしまっていると思います。

以前も保育園の進級や、私の仕事が忙しくなったときに目をパチパチしたり舌打ちしたりしたことはありました。数ヶ月で治まった気がします。

今後の対応と、こんなにいろいろな症状が出ることは普通にあることなのかどうか、これから治る可能性はあるのかなど、不安でしょうかありません。アドバイスお願いします。

(ゆきしょう さん)


ゆきしょう さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。ご相談文を拝見し、ゆきしょうさんは、チック症やトゥレット症候群については詳しいようですので、この説明は省略させていただきます。

この主な原因は精神的なストレスや緊張感といわれております。一般的にはご両親との、あるいは友達との何らかの精神的なストレスが関係していることもあるそうです。また、細かな点まで気になる性格。様々なものに興味のあるお子様。気のやさしいお子さまなどがチックになる確立が高いと聞いております。

チック症は精神的なストレスを筋肉の運動で和らげ解消しており、ある意味では、ストレスの信号ともいえます。ですから、ゆきしょうさんのお子さまがしているような「爪かみ」「舌打ち」「顔をさわる」行為を禁止すると、また別のものに移っていく可能性もあります。でも、チック症は一般的には、そのほとんどが、短期間に消えていくようです。

この対処法ですが、できるだけリラックスさせてあげること。精神的にゆったりとしていられるような環境づくりが大切といわれております。
注意したり、しかったりしないで、そのままに。優しく見守ってあげ、精神的に落ち着いた状態にしてあげることが有効だそうです。

治療についても出来るだけおおらかにのんびりと育てる環境を作ることが必要といわれております。お仕事の復帰が近いそうですが、これを何となく察して「大好きなママと離れたくない」という「思い」がこのような行動に出た可能性も否定できません。でも、職場復帰までの間、思い切りべったりして「ママはあなたのこと、ちゃんと見てますよ」というサインを送り続け、本人の気持ちを安定してあげることが一番の薬になるように思います。

チック症も程度が強いもので、本人も気にして、そのために余計症状が強く出ているような場合は、お薬で抑えることもあるそうですが、たいていは薬を使うまでもなく、治るようです。もし、どうしても気になるようでしたら、お医者様にご相談なさってはいかがでしょうか。

早くよくなることをお祈り申し上げます。

(アドバイザー:井上智賀)


こんばんは、ゆきしょうさん 浜田です。
私は医師ではありませんので専門的な知識は全くといっていいほどありません。世間の常識という感じで認識しかありませんでしたので調べてみました。

チックは以前は心の病気とみなされがちで「しつけの問題」「子どもの欲求不満が原因」と強調され、周囲から責められて辛い立場にあるご両親も少なくないそうですが、最近の医学では、チックは大脳の基底核の病気であり、心の病気ではないとされているそうです。
トウレット症候群はチック症のもっとも重症のものであるとあります。突然繰り返して起こる体の運動、喉や鼻を鳴らしたり、声を出すなど・・・。

以上のことを読んでいるうちに、ゆきしょうさんのお子さんが、チックであるかどうかはやはり、専門医に診察を受け、チックせあれば、適切な治療を受ける方がいいということです。

確かに下の子どもさんが出来て赤ちゃんがえりもあったり、職場復帰をするために環境が変るという不安もあったりもしますが、それだけではないかもしれないと思うとやはり診察を受けた方がいいのではと思いました。

環境の変化に対して、不安になったり、不安になるから甘えたりと色々な言動が見られると思いますが、変化が少ないかもしれませんが病院での診察、保育園や家庭での生活をあせらず、進めてあげてください。
くれぐれも自分の子育てを責めないで下さいね。子育ては色々な事があります。しんどいときはみんなに助けてもらって乗りきってください。

(アドバイザー:浜田栄子)




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