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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
番長格の男の子が転園してきたことで、グループから外れ自信をなくしている様子
現在年長組私立幼稚園に通っている一人っ子の男の子です。
本人は感受性が豊かで正義感も強く又思いやりも深くてお友達と交わることがとても大好きで優しい子です。親がみている以上に先生からの評価もしてもらっているのですが一方でとても負けず嫌いで目立ちたがり屋?そして自分のペースで遊びたいと思う気持ちが強くお友達との協調性に欠けているかなと思われる面もあります。

幼稚園前は自分が悪くなくて理不尽なことをされたら喧嘩をしても絶対負けないという強さもありました。年少の頃は楽しく園生活も送っていたのですが年中の後半くらいからコミュニュケーションの差?からお友達に嫌な事をいわれても言い返せなくなったり意地悪をされるようになってきました。
そして年長になって園の雰囲気と違う番長格の男の子が転園してきたことによってクラスの雰囲気が(持ち上がり)すっかりかわり一つの勢力が出来上がってしまいました。

お友達をたたいたりつついたりすることをコミュニュケーションの手段とするような子でプライドをもっている息子はその子のいうことを聞きたくないとおもったようで自ら避けると言う行動をとるようになってきました。その結果クラスの中では、はずれているようで本人も遊びたいおもちゃもその子達が遊んでいると遊べないということで幼稚園は大嫌いだと言うようになってきました。

もちろんいやな思いをしているのは息子だけではなく強いグループにまじわりたいと思っている子でも差別意識がはたらいているようで気分のいいときには遊んでくれるらしいのですがそうでないときにはあからさまにはずされたりしているようです。その子達と交わらない息子はそういういやな思いはしていないようなのですが何分男の子の比率も少なめなクラスです。お弁当を食べるときは自由なのですが男の子の勢力から外れている息子は時に残りの男の子ともすわれず女の子に囲まれることもあるらしくそんな事をとても気にしつつ毎日園へ通っている息子が正直可哀想で心配です。

いまではそのグループはほかのクラスの仲のいい子とも結託しわがクラスへ来ておもちゃを占領したりと縦横無尽にふるまっています。息子はあきらめに近い気持ちを持って園へいっているようです。先生はなんとなくきずいてはいるようですが具体的に行動は起こさないと思います。以前お友達もいなくて違う幼稚園に行きたいと言っているということを申しましたらとても以外です。と言われ私はがっかりしました。

今息子はとても自信をなくしているようです。一時私もつらくただただ避けている息子に腹が立ちしっかりしなさいと感情的にしかってしまったこともあり可哀想なことをしてしまったと後悔しています。息子の中になにかいじめられる要素があるのでしょうか?本も大好きで体を動かすことも大好きでかなりのお調子者ですが明るい子です。親として本人に自信を持たせ多少でも相手を言い負かすくらいの気迫を持ってほしいと願っています。具体的にこのようなタイプの子にはどのように接していったらプライドを回復し自信が付いてくるのでしょうか?よろしくお願いいたします。

(yu-min さん)


yu-min さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
人間というもの、誰でも長所があり、欠点があるものです。ある意味、長所は短所の裏返しです。積極的と見るか、お調子者とみるか。見る視点によっては、全く違う結果となります。yu-minさんのお子さまの性格、ご相談文からだけではちょっと推測しきれなかったのですが、男の子も少ないクラスのようですので、おそらく何でも中心になっていたのだと思います。でも、転園生が入ってきたことによって、「勢力地図」が塗り替えられた。その「とまどい」があるのだと思います。

これは現時点で見ると「耐えがたい屈辱的なこと」と思われるでしょうが、これも非常に重要な「体験」をしているはずです。お友達とのつきあい方。それを本当に学ぶときがきた。そう感じました。

先ず幼稚園の先生にご相談ください。ご家庭でどんな様子なのか。何と訴えているか。それをお話ください。そのうえで幼稚園の様子を伺ってください。その中から、今後どうすればいいか。方向性が見えてくるように思います。

それから…。こんな時、最も大切なのはお母さまの「愛情」です。あなたのこと、信じてますよ。ちゃんと見ていますよ。どんな時も見守っていますよ。これを言葉ではもちろん、スキンシップも含め、「ママは僕のことちゃんと見ていてくれる」という安心感。これを感じ取ってもらえるようにしてください。それによって大分変わるのでは?と思いました。
また、お子さまが得意なものを伸ばしてあげること。何でもいいですから、いいことをした時、相手の気持ちを察して行動してくれたような場合。こんな時にオーバーな位、誉めてあげることも大切でしょう。

大人だってそうです。誉められて嫌な人はいません。これで自信をつけてあげることも重要だと思います。
少し時間がかかるかも知れませんが、これで様子をみてあげてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)




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