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アドバイザースタッフに聞きたい!

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お話の時にふざけていて注意してもきかない子への対応
保育士です。担当は1歳児ですが、年長の担任がお休みのときには、年長クラスに代わりで入っています。(このクラスは、1,2歳児の時に担任していました。)

担任がいる時も同じようなことがあるようですが、Y(男児)が、朝の集まりで話をしている時や、活動に入る前に話しをする時にふざけて、他の子が話しに集中できず、注意しても薄笑いを浮かべ、聞こうとしません。注意すればするほど、ひどくなるし かと言って無視していてもやめません。
担任もほとほと困っているようで、厳しく注意すれば家に帰って、保護者に「先生がしかるから行きたくない」というようなことを言い、苦情につながりかねません。(現に何度か、その様なことで、担任に苦情が出たことがあります。)このような子どもには、どのように対応すればよいのでしょうか・・・。アドバイスよろしくお願いします。

(ちゅうりん さん)


ちゅうりん さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。現職の保育士さんからのご相談、ちょっと緊張してしまいました。

一般的に、子どもが集中して聞かないのは、子どもに聞く意識がないから、と言われております。子どもに理解できない表現をしてしまった。子どもの知らない単語を並べてしまった。子どもに興味がない話題をしてしまった。子どもの理解力を超えてしまった。話術自体が下手。話し手の声が鮮明に届かない…。このような点が原因と言われております。

ただ、今回のご相談事例はこれとはちょっと違うようですね。正直、実際にY君と話をしたり、遊んだことがないので、何ともいえない一面がありますが、普段の保育の中での行動はどんな状態でしょうか?
リーダーシップをとるようなお子さまなら、話題の中心に自分がいないと気がすまず、どうしても先生の注意を引きたくて、わざと話題をずらしたり、ふざけた態度をとることもあります。
もしこのようなタイプなら、話題の中心をY君に向けることもひとつの方法です。
例えば運動会の注意をする場合、「もしY君ならどうする?」とY君を例にして、その答えを受けて「そうよね、かけっこの時、相手を邪魔しちゃダメだよね。これは反則」「組体操の時は、背中に飛び乗ったりしたら、下の人は痛いよね。だから優しく乗ろうね」などとY君の意見を取り入れるようにすれば、(自分が話題の中心になっているのですから)話の邪魔をすることは少なくなるような気がします。

もし、これでも治らないようでしたら、別のところに原因があるようにも思います。とにかく現在はできることを地道に続け、Y君の改善を待つ。Y君がなぜ話のときにふざけるのか。それが判れば一気に解決するのでしょうが…。今はY君の心の変化を待つしかないような気がしますが、いかがでしょうか?

(アドバイザー:井上智賀)




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