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アドバイザースタッフに聞きたい!

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性格・生活習慣・行動など あまえんぼ
受験のことで親があせっているからか、おけいこ教室でママと離れられなくなった
はじめまして。3歳になった娘をもつ親です。
元気な娘なのですが、ものすごく慎重で母子分離がまったくできません。
3ヶ月くらいから児童館やおけいこなど人が集まるところに積極的に出かけていました。前までは離れても預けても大丈夫でしたが、急に親にべったりくっつき、離れません。

受験を考えてるので、少し親があせって「行きなさい。行かないと遊べないよ」と強く言い過ぎたのが原因か、お教室で無理やり離されるようになってからか?おお泣きしてしまいます。考査まであと1ヶ月しかないのですが、泣くのは仕方ないとして、拒絶まではしないようにしたいです。
受験を抜きでも、母子の関係がうまくいかなかったのか?落ち込んでいます。(自分では仲良くいい子だとよくほめられ、子供もイキイキしてていい関係だと自負していたのですが・・・)

安心させるため、抱きしめたりしてますが、全くダメです。甘えさせすぎると分離に時間がかかるというので、最初「行くのよ。みんなで遊ばなきゃ」ときっぱりしてました。けどどんどんひどくなり、今ではできなかったことを触れないようにしてます。本人は行かなきゃいけない。泣いてはいけないとわかってるのですが、その場に行くと全くダメです。けど「ちょっと泣いちゃった。楽しかった」と笑って言います。分離後はちゃんと参加して楽しんでいます。分離前には「お母さんと離れるなら友達要らない。幼稚園行きたいけど、行かない」といいます。周りにも急で「どうしたの?」とよく聞かれます。爪を噛むようになり、たまにおしっこも失敗してしまうようになってしまいました。

お稽古では分離できないのは甘えですから、分離時はきっぱり姿を消すことです。執拗なスキンシップは元に戻るだけです。といわれました。子供に対し、どのように接したらいいのでしょうか?いっぱい抱っこするべきか?甘えすぎない程度に「いってご覧」というくらいなのか?
急なことで、また時間も限られてるのであせりと落ち込みで困惑してます。
アドバイスお願いします。

(pappu さん)


pappu さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
母子分離と言いますが、これはある種の「自立への第一歩」ではないかと考えます。これには発達と密接な関係があり、誰でも通る「順番」があります。

お子さまが小さい頃を思い出してください。お母様の姿が見えないだけで泣きませんでしたか?そのうち「ドアの向こうには(姿は見えないけれど)ママがいる」ということが理解でき、次に「部屋にはいないけれど、家の中にママがいる」ということが理解できる。その次に「お家に帰ればママがいる」ということが理解できるようになります。
この順番で発達していきますから、これを一気に飛び越してしまうことはできないのです。これは「甘えさせた」とか「しつけや教育がなっていない」とは全く違うものであること。これをご理解ください。

次に子どもというもの、大人の気持ちを察する「カン」のようなものが研ぎ澄まされています。私の園でも、普段はしっかりしている子どもが急にグズりだし、「お家に帰る!」と泣いて聞きません。仕方なくお家に電話するとお母様不在。やっとつながったと思ったら、お友達とお食事をしていた、とのこと。前日、このことを約束しているのを聞いていて、内容は理解できないものの、ママの「異変」を感じ取った結果でした。

子どもは大人が「こうあって欲しい」という気持ちが強すぎると、その逆の行動にでることが多々あります。きっと過度の期待に対する不安がこの種の行動になるのでしょうね。
スキンシップにしても様々なご意見があるようですね。私の個人的な見解となりますが、今、愛情をかけなくて、いつ愛情が注げますか?それを「甘えさせ」というのであれば、この世から「愛」はなくなります。必要な時に注いであげなければならないのが愛情。その時期は今だと思います。どんどんスキンシップしてあげてください。

私どもの園は、いわゆる「お受験」とは無縁ですので、その「お受験」なるもの、内容はよくわからないのですが、お母様から見て「しっかりしている」という感じであれば、結果は「時の運」なのですから、「なるようになる」と思って、あまりプレッシャーをかけないようにすること。子どもを信じ、おおらかな気持ちで接してあげること。これが一番効果的な方法かと思います。

お受験に関してですが(あくまでも聞いた話ですが)ある国立大学附属幼稚園のお受験は、「こんな子ども達に集まって欲しい」という園の方針で合否が決まるようです。例えばその年は「双子の子どもの発達差を見たい」という園の方針があり、双子の子を優先的に合格させる等々のことも多いようです。ある意味、先進的な実験保育を行なうための受験と聞いています。
決して知識だけを見ている訳ではないようですので、あまり気にされす、「生の子どもの姿」を見てもらう。そんなお気持ちでお受験に望んでください。合格されますこと、影ながらお祈り申し上げます。

(アドバイザー:井上智賀)


土居です。よろしくお願いします。

ご相談文をお読みしましたが、やはり3歳になってお教室で離されるようになったり、入園(受験)を控えているということで不安になっているのかも知れませんね。

私には5歳の娘がいますが、幼稚園に用事で行き、親だけ先に帰るときがあるのですがその時はもう大泣きして大変です。今でもそうです。
通園する時は大丈夫なのですが、一緒に帰れると思うみたいで・・・。

言い聞かせもするのですが、泣いていても他のお子さんもいるので先生に託してそそくさと帰っています。
後で聞くと私が帰った後はあきらめるみたいで、すぐ泣き止んでいるそうです。

多分泣くことで要求が通るのでは?と思い泣いていると思うので、離れなければいけない時はある程度言い聞かせたら、先生に託して離れられた方が良いかとは思います。

そのかわり終わったら「よくがんばったね!」と思い切り抱っこしてあげて、甘えさせてあげるとよいと思います。

うちは受験の経験がないので、今回お悩みの事がどれだけ受験には影響されるかはわかりませんが、3歳だとこういう子も少なくないと私は思います。

お母さんのあせりは少なからずお子さんに伝わるかと思います。
心配しすぎず、はげましてあげて、できたら褒めることをしているうちに、褒められる方がうれしくなるかと思います。参考になれば幸いです。

(アドバイザー:土居聡子)


pappuさん、ご相談ありがとうございます。

子どもの心は敏感です。お母様のあせりや不安を感じとるようになり、一方では心の成長と思います。子どもは遊びに夢中になると、他からは心が離れ、お母様からも少しずつ自立していくので、今はお母様の気持ちを察知lしお稽古事に気持ちが向かないのかもしれませんね。お子様の笑顔を戻し好奇心を育てるには、自然に戻すこと!が一番いいと思います。
季節は秋、山に行ってどんぐり拾いをしたり、木の実がなかったら葉っぱをとったり、石を拾ったり、はらっぱを走ったり、お弁当などもって思いっきり自然の中で遊んで見ましょう。自然物を使って教育遊びもできますよ。
 

(アドバイザー:細谷照美)




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