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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 生活習慣(トイレ/食事/おしゃぶり..など)
急にご飯を食べなくなった
初めまして。2歳8ヶ月の男の子のママです。
祖父母(ママ方)、ママパパ、子供の5人家族です。
毎日の食事なのですが、ここ1ヶ月間くらいご飯を急に食べなくなってしまったんです。玩具がそばにあったり、テレビがついててもきちんと座って食べていたのですが、最近は口に入れてもベーっと出してしまいます。テレビを消したり玩具をしまっても同じです。

箸やスプーンはあまり上手に使えません。食卓に出しても食器をすぐに叩き始めたり、箸などをなげてしまいます。食べこぼしもひどく、祖母が食べ方にうるさく、「こぼさない。箸をつかいなさい。はやくたべなさい」など口うるさいほうだとおもいます。私自身ゆっくり食べさせたくても、食器をすぐに片付け、洗い始められると急かされているようでゆっくりできません。
ご飯も食べないでジュースや飴、お菓子などをほしがります。
あげなければ、ご飯を食べないし何時までもゴンゴン頭を冷蔵庫にぶつけています。
お菓子やジュースなどは祖父の仕事柄、家にあるのが現状です。

子供もママパパと3人だけだと、立って食べたり遊んだりしてても、そのうち席についてご飯を食べ始めます。そのさい自分で食べないで、食べたいものを指差しで教えます。

祖母には「お前が先にご飯を食べて子供を後にするからだ」といわれます。
子供を先に食べさせて、後から私が食べてると「一緒に子供と食べれないのか、そんなだからいつまでも一人で食べないんだ」といわれます。

子供は自分の箸はわかっているのか、私の箸では嫌な顔をするので、持ち替えなければなりません。どうしても時間がかかってしまいます。
毎回の食事で祖母にはジロジロ見られ、ため息をつかれます。子供がご飯をたべなければ「食べなさい!」と怒鳴ります。

私自身小さいころ、よく怒鳴られた記憶があります。このままでは子供が食事をするのを嫌がるのではないかと心配です。

あまり上手に説明できませんが、アドバイスのほどよろしくお願いいたします。

(ラン さん)


こんにちは、ランさん。浜田です。

おばあちゃんはお孫さんが可愛いから(気になるから)色々言いたくなるのでしょう。
しかし、子育ての主体はランさんとパパです。最終的は二人が責任を持って子育てをするということははっきりと示した方がいいのでしょうか。

お孫さんにとって、祖父母の存在はやはり大切ですが、目の前の事ばかりで言われると子どもさんが大変です。子どもさんの情緒の安定が一番ですから、食事の時にはこのようにしたいから協力して欲しい、と話して協力してもらうという事は出来ないしょうか。

姑ではないので言いやすいのでは・・。
食事が楽しく出来ないのは、やはりこの文ではおばあちゃんの言動からだと思います。
約束カードを作ってみるのはいかがですか。
1、テレビを消す。2、食事の準備・片付けを手伝う。3、30分で食べられなかったら終わりにする。など。

とにかく、子どもさんが美味しく食べられるような環境を、みんなで努力して創ってあげてください。

(アドバイザー:浜田栄子)


ランさん、初めまして。管理栄養士の秋山と申します。

3世代同居なのですね。話題尽きない毎日をお過ごしなのでしょう。
この時期は様々な事に興味を持って動きまわることが多く、食べさせるだけで大変な時期なのですが、食事中はTVを消し、きちんと座って召し上がれているところは素晴らしいですね。

お子さんはおじいちゃん、おばあちゃんとのコミュニケーションはできていますか?
今まではご飯を食べており、ランさん一家でご飯を食べる時は食べられるのに、ご飯を食べずにお菓子を異様な行動で欲しがる、とのことですが、お菓子を欲しがる行動はカモフラージュであり、本当の原因は別のところにある気がしました。
食は感情が出やすい行動のひとつです。私は栄養士として多くの方と触れてきて感じるのが、『食』という欲行動は感情をぶつけやすく、またそれほど他人に迷惑をかけない(と思う)からなのだろうということです。特に何か不満を強く心に感じている時は、食欲に表れやすくなります。

お便りを拝見して感じたのは、きっとお子さんは自分の力で食べたいのでしょう。だけどお箸やスプーンがなんだか上手く使えない。その結果、ちらかすととやかく言われてしまう。そんな環境やジレンマにストレスを溜めているのかもしれません。
ところがお菓子はお箸やスプーンはほとんど必要なく、自分の力で食べられるものなのでしょうね。だから自尊心を保ちたいため、強く欲しがったのでしょう。
また、ご両親なら自分の言いたいことを分かってくれる、そんな安心感にちょっぴり甘えて、食べたいものを指して食べさせてもらって満足しているのでしょう。

2歳8ヶ月で小豆がつまめるほどお箸が上手に使いこなせたら、あまりの器用さにTVなどで紹介されるでしょう。ですから、この時期の食事はある程度こぼして当然なのではないでしょうか。
それをこぼすな!と厳しく言われても難しいので、まずはフォークやスプーンが使いやすい、ふちのある浅い食器に盛り付ける、大きめの一口大にカットしてお箸の練習ができるような形にする、おにぎりやサンドイッチ、お芋など自分で上手に食べられる食品を毎回ひとつ準備するなど、お子さんが納得できるようなごはん環境を整えてみてはいかがでしょうか。また、遊びの時間に一緒に練習するのもひとつの手です。

またお母様へは「片づけはするから気にしないで、私達に任せて」とご相談されてはいかがでしょうか。子育てはご両親とお子さんが主役です。ランさんご夫妻は、お母様の食教育方針と一緒ですか?お子さんにとって大事な時期だからこそ、きちんと話し合い、みんなで協力しあいましょう。

まずはお子さんができる(お箸やスプーンを使えるようになる)事を増やしてあげて下さい。そしてできるようになったらお母様にも再度協力してもらい、お子さんに食べ方、食器の扱い方をひとつずつ、根気よく教えてあげて下さい。
遊び食べをしないことや、TVや玩具に目をそらさずにご飯を食べられることだって、立派なしつけのひとつですし、お子さんが身につけてきた証拠でしょう。どうぞ自信を持って下さいね。
あとは大変かとは思いますが、できる限りお子さんと同じペースで、同じ目線で会話をしながら一緒に食べてあげて下さい。おじいちゃんおばあちゃん、ご両親の食事態度が良き見本となりますよ。

ランさんのお子さんが食欲を取り戻し、家族みんなで美味しくご飯が食べられる日が続くよう応援しています。

(アドバイザー:秋山ゆか)




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