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性格・生活習慣・行動など 生活習慣(トイレ/食事/おしゃぶり..など)
口をあけてくれず、食事(離乳食)ができない
「離乳食時に口を開けてくれない」ということで先日相談させていただきました。9/6で7ヶ月に入りました。

8/9ぐらいから本格的に「離乳食」を始めてみましたが、「食べる」という興味と行動には至りません。今日までいろいろ試してきました。たとえば、口を開けないということもあり、「○○ちゃん!」といって娘の顔を見て私が笑顔を見せると、口を大きく開けて笑ったところをみて、口を開けたところに離乳食のついた、スプーンもしくは指を娘の舌につけてみる、テレビを見せながら娘を私がだっこして、「食事」の興味をなくして、スプーンで娘の口に近づける、うつぶせでハイハイの格好をさせてスプーンを口に近づけて食べさせる・・・などです。
本当に、「お味見」程度くらいしか進みません。まぐれでベビーフードのすり下ろしリンゴを二口食べた程度です。

本当にこの1ヶ月は、娘の状態をよく見るよう心がけてきましたが、まだまだ「食」に対する興味はでてきていないようです。
赤ちゃん煎餅などは、おもちゃと感じているようで、自分からくわえてしゃぶっていたりはしていますが、半分程度「食べている」ような感じで、あとは全く口を付けません。ナシなどを小さく持ちやすい状態にして娘に持たせてみました。やっぱり自分ではしゃぶっています。しかし、私が口元に同じ物を娘の顔を見ながら持っていくと、かたくなに口を閉ざしてしまいます。

よくわかったのは、「口元をスプーンでさわられるのが嫌い」な様です。おもちゃなどは自分から持っていきますが、私やそれ以外の家族からスプーンなどを近づけられるのが嫌いなのがわかりました。スプーンの素材もいろいろ探してためしてみましたが、すべて口を閉ざされました。やはり、4ヶ月頃に「つんつん」しすぎたのが原因なのかもしれません。

この先どのように進めていけばいいのか、本当に考えてしまいます。
もう少し月齢が進めば、「自分から食べる」様な動作がでてくればなんとかなりそうな気はするのですが、まだまだ赤ちゃん。「食べさせてもらう」行為に抵抗されつづけては、本当に私も参ってしまいます。仕事を辞めることも考えるようになってきました。
本当にどうしたらいいのでしょうか・・・。

(やまちん さん)


やまちん さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。離乳食を食べる時期になっても、まだスプーンで上手に食べないとのこと。さぞご心配でしょうね。

解決方法、私なりにいろいろ考えてみましたが、よい方法が思い浮かびませんでした。ただ、心理学者フロイトの説によれば、「食欲」「排泄欲」「性欲」は人間の本能である、ということです。また食をとらないと人間は生きていくことができません。必要な栄養は身体が要求するはずです。でないと生命を維持できないからです。
おそらく、それだけの栄養を身体が欲していない、ということなのでしょうね。

おそらく俗に言う「食の細い」お子さまではないか、という感じがします。ただ、人より食べないことが悪いことではないと思います。食の好みと同じで、これも個性。そう思って接してあげることが一番かな?と感じました。そのうちハイハイなどで動き回るようになると、自然と食べるようになると思いますよ。
もう少し様子を見ていただくと同時に、やまちんさんご自身、お子さまの体重に一喜一憂したり、食の量をメモしたりしないで、「なるようになるわい」位のお気持ちでいられればいいですね。
あとちょっとの辛抱ですよ。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、やまちさん、浜田です。

前回の相談ではうまくいかなかったのですね。
母乳もよく出ていらっしゃるのでしょうか?

やまちさんが不安で食べさせなければという想いが強くて、それを赤ちゃんが敏感に察知して受け入れを拒否しているのかもしれません。
スプーンが今嫌いだからといってずっと食べないというわけでもありません。

逆に保育園に預けると人が変ったり、他にも赤ちゃんがいたりして、雰囲気が違ってたべるかもしれませんし・・。
まずやまちさんが母乳だけでここまで大きく育てられた事に自信を持って
下さい。私は母乳でずっと育てられなかったのうらやましいです。

これから、長く食べることは続きます。母乳を飲ませることができるのも後わずかです。3歳くらいまで飲む子もいますが・・・。
ほとんどの赤ちゃんが6ヶ月ごろには離乳食を始めますが、それを嫌がるのも個性と受けとめて、もう少し待ってみてもいいではないですか。

10ヶ月くらいには手づかみで食べるようになります。
スプーンが嫌なら、ドロドロ状の離乳食は食べにくいのですが、それでも手を突っ込んで指についたおかゆやヨーグルトを食べている赤ちゃんもいますから・・先ずは自分で食べたい気持ちが育って、それを手伝えるような気持ちで・・焦らないでマイペースでいいではないですか。

(アドバイザー:浜田栄子)


やまちんさん、こんにちは。管理栄養士の秋山と申します。

その後の健闘を拝見しました。前回のご相談から色々と試してみて頂いたようですね、ありがとうございます。しかしなかなか思うようにいかないのは悲しいところですね。
お役に立てなかったようで申し訳ありません。

前回のご相談と現在のご様子から、私も打開策を考え直しました。
スプーンの材質なども替えてみたりされたかと思いますが、やはりスプーン恐怖症があるのかもしれません。以前、4ヶ月のお子さんで医者にかかって嫌がったのにスプーンで薬を飲まされた経験からスプーンが嫌いになったお子さんがいた話を聞いたことがあります。どんなに小さくても、それが永遠でなかったとしても嫌な記憶は残るものなのかもしれません。
また、色々とチャレンジしてくださっているようですが、口をあければ何かされる、という気持ちが芽生えてしまうと、口さえも閉じてしまうことがあります。まずは焦らないことです。ここは一息ついて、娘さんのペースにまずは合わせていきましょう。

今回のご相談で気になったのは、「食べる」という興味が無い、ということです。離乳食は○ヶ月という時期よりも、お子さん自身に食べる興味の有無が開始時期の決め手となります。もしかしたらまだ食べる、という興味が沸かないのかもしれませんね。
そうなるとお子さんにとってはまだ離乳食に適した時期では無いため、食べる気が持てないのかもしれません。
やまちんさんのお子さんは、やまちんさん達の食べるご飯をじ〜っと眺めたり、口を開けて食べる真似をしたり、よだれを流したりしていませんか?そうなっている時が離乳食を与える時期です。口を開けて食べる真似をし始めたら、その時はスプーンにこだわらずに、清潔な指で直接与えたり(感触が乳首に似ているので意外と喜びます)、先のとがりすぎていないお箸であげたりしてみてはいかがでしょうか。絹ごし豆腐などならお箸でもつまむことができますから、チャレンジしてみて下さい。
お子さんの「食べたい」という気持ちが芽生えることが一番大事です。

また、離乳食=スプーンであげるようなつぶし系、という形態にあまりこだわらなくても良いような気がします。おもちゃをくわえるのと同じ感覚でも構いません。赤ちゃんせんべいをしゃぶったり、梨などを吸わせてみることも味覚を鍛えたり、歯固めのひとつになりますから、手でつかむことで食べられるなら、それも離乳食のひとつですので、ぜひできるものから続けてみてください。大根を柔らかく煮たスティックが大好き、という子供がいましたが、歯茎でも柔らかくつぶれるので意外と食べやすいみたいですよ(場合によっては片づけが大変ですが)。

ただ、上記したような食事に興味を持つ様子がまだ見られないようなら、もう少し離乳食開始を気長に待ち、今はしっかり母乳やミルクを飲ませてあげて下さい。おっぱいに満足したら自然と食に興味を持つようになるので、それまでは大変かもしれませんが、たっぷりとミルクを与えてあげて下さい。また、お腹が空けば自然と食欲も沸いてきますし、歯が生えてくれば何か噛みたくなるので、食べる行為にも繋がってきます。今はミルクだけでも充分育ちますから、心配しないで!

また、やまちんさん自身も笑顔で仕事に復帰する日をぜひ楽しみにしてください。そしてその頃には娘さんもお兄ちゃんと一緒にご飯を美味しく食べているイメージを持って接すれば、きっと叶うと思いますよ。

まずは焦らないことです。
やまちんさん達の食事に興味が出るまでは様子を見ましょう。また、食事の時間にはできるだけ一緒に食べて「おいしいね〜」と声掛けしてあげてくださいね。
やまちんさんが笑顔で過ごせるよう、また娘さんが元気に成長できるよう応援しています。

(アドバイザー:秋山ゆか)


やまちんさん、ご相談ありがとうございます。
文章を読みますと、食べさせることに大変苦労されているように感じられます。
一般的な時期や栄養、食物に対する情報で、〜頃まで、〜を摂取しなければということに合わせなくとも、食に関しては個人差があるので、神経質にならなくても大丈夫かと思います。

子どもは大変敏感に感じ取るので、お母様が食べさせなきゃという気持ちを感じ取り引いてしまうときもあるかもしれません。こちらの気持ちが強いと引いてしまうことって大人でもありますよね。離乳食時間とお母様がそのことに集中し、お子様と真向かいになるより、お母様も食事を取り食べる様子を見せながら、合間、口に運んでみることはいかがでしょう。
食べさせるではなく、食事をするという雰囲気を家族でつくりその中へ迎えいれ一緒の時間を過ごす。というようにお母様がおいしそうに食べている顔を見せてあげるのもいいかなと思います。

ミルクを飲んでいれば栄養面は大丈夫かと思われます。お気に入りの色、形、素材のスプーンも探せるといいですね。子どもは何でも見ていて感じ取ります。大変敏感で言葉で話し伝えられないだけで、あれがいいこれがいいと意外にも主張したりします。小さいからと思っていても、、売り場につれていって見せてあげると案外お気に入りを示したり、興味を持つかもしれませんね。

余談ですが、カナダ人のベビーシッターをしたとき6ヶ月の子の離乳食に置かれていた物は、パックに入ったそのままの水洗いした豆腐とゆでたジャガイモ、人参にバターを混ぜつぶしたもの。いつも同じでした。時々茹でただけのブロッコリーもありましたが、今中学の彼女は好き嫌いなく健康的に育っています。ジャガイモ人参はマヨネーズや塩をつけていますがいまでもよく食べています。あまり神経質にならなくてもいいんだなと私自身も思いました。
同じような年齢のお子様がいる知り合いの方がいらっしゃったら、一緒に食事をしたりするのもいいかもしれませんね。

(アドバイザー:細谷照美)




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