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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 赤ちゃん期(0歳〜1歳3ヶ月頃まで)
スプーンを下唇にツンツンしても、口をあけてくれなくなり、離乳食ができるか心配
5ヶ月の娘のスプーン嫌いのことで相談です。

生まれて、1.2ヶ月の間は、ミルクと母乳で育ててきて、2ヶ月後半より、母乳だけになりました。
それを機に、「ほ乳瓶嫌い」が始まりました。
母乳がでることもあり、果汁や麦茶などをほ乳瓶で飲ませては見ましたが、全く受け付けてくれないこともあったので、ほ乳瓶で飲ませることは止めることにしました。

スプーンの練習もと思い、3ヶ月に入った頃に果汁をスプーンで飲ませるようなことを形だけでしたが行ったときには、まずそうな顔をしながらも「口」をあけてくれました。
4ヶ月に入り、そろそろ本格的に離乳食の準備もかねて「スプーン」の練習と思い、果汁をスプーンで与えてみました。
4ヶ月健診もあり、「スプーンの練習もしながら」などという保健士さんからのアドバイスもあり、早速実践。
そのときからです。スプーンを娘の下唇にツンツンしてもあけてくれなくなってしまいました。
私も「あせり」があったのです。来年仕事の復帰もひかえているため、私自身が焦ってしまいました。実は娘の口を「ツンツン」しすぎてしまったのが原因の様なのです。

それ以来、1ヶ月程度時間をおいて何度か娘の下唇を「ツンツン」スプーンでしてみたのですが、真一文字に口を閉ざしたまま開けてくれません。

来月のはじめで6ヶ月を迎えるにあたり、本腰で離乳食のことを考えているのでが、どうしても「スプーンで口を開けてくれない」ことがあり、どのようにすすめていったらいいのかが判りません。
本当に一日一日6ヶ月に近づくにつれて、憂鬱になっています。

この先、離乳食(食事)を娘がしてくれるかどうかが心配でたまりません。
ちなみに2才の息子の時は、ほ乳瓶もスプーンも難なくこなしてくれました。このこともあり、ショックでたまりません。

インターネットでいろいろな調べてみましたが、「1才ぐらいまでは母乳だけでも大丈夫」というような事もかかれていますが、どうなんでしょうか?
どうぞ、アドバイスお願いいたします。

(やまちん さん)


やまちん さん、旭幼稚園、副園長の井上です。ご指名ではないのですが、ちょっと思うところがあり、メールさしあげました。

「スプーン嫌い」とのことですが、お子さまによっては金属の冷たい感じが嫌い、という方もいらっしゃいます。プラスチックは独特の「臭い」があり、敏感なお子さまは違和感がある場合があります。
陶器のスプーン、木製のスプーンなども試してみられたのでしょうか?もし、スプーンの材質による違和感が原因としたなら、これで治るかもしれません。
もし、すでに試していらっしゃったのなら、ごめんなさい。

(アドバイザー:井上智賀)


やまちんさん、初めまして。管理栄養士の秋山と申します。
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさいね。

5ヶ月の娘さんのスプーン嫌いということですね。上のお子さんの時にスムーズにできたことや仕事復帰などを考えると、不安になってしまう気持ち、よくわかります。
ここはひとまず、娘さんのペースにあわせることをお薦めします。

まず、スプーン嫌いの要因として考えられるのは、
・スプーンの材質や感触が苦手
・性格的に敏感
・慣れない食器に対する不安感
などが挙げられます。娘さんは乳首が苦手だったご様子なので、感触が苦手だったり、敏感な性格だったりするのかもしれませんね。
そうなるとスプーン嫌いはやまちんさんの問題ではなく、娘さんの性格が大きいように思いますから、今までの反省(焦りからスプーンで触れ過ぎた)は反省として置いておくのみとし、スプーン嫌いは成長と共に減っていきますから、もう一度最初から始めましょう。

スプーンを唇に持っていくと加えるような動作をするのは、人間が本来持つ能力と言われています。口に入れることで大きさ、感触、味などを記憶と合わせ見分けて、毒か無毒か見分けるためです。それだけ口は身体に栄養を入れる重要な場所でもあります。逆に言えば、身体の中でも特に敏感な場所でもあります。
そのため、身体がスプーンを「異物」と感じてしまっているのならば、焦りは禁物です。

まずはちょっぴりお休みして、母乳がしっかり出ているのならばしっかり飲ませてあげて下さい。当面は恐怖心を持たないようにしてあげることが、今後離乳食を進めるにあたって大事かと思いますよ。
そしてやまちんさんやお兄ちゃんのご飯を食べる姿をみてよだれがでる、ごはんに興味を持つようになる仕種が出てから、もう一度野菜スープや重湯からチャレンジしてみましょう。
スプーンの材質はどうですか?赤ちゃんの口は大人よりも敏感なので、娘さんのお気に入りを探してみましょう。

離乳食の進み具合は人それぞれです。果汁や重湯は嫌いだったけど、お粥よりご飯を良く食べる、など、意外とペースト状より形あるもののほうが好きなお子さんも沢山拝見しますし、逆につるんとしたものばかりが好みなお子さんも居ます。

お兄ちゃんとまた違う感覚で大変かもしれませんが、娘さんの特徴のひとつ、と大きくとらえて、まずはゆっくり進める事とし、美味しい母乳を与えてあげてください。
そのためにはやまちんさんの食事は大切ですよ。旬の素材を生かした、美味しい食事を「おいしいね〜」とお子さん達に話しかけながら、味わって食べて下さいね。

7ヶ月過ぎても進みが悪いようなら、再度ご相談下さい。
娘さんの食欲が出るのを楽しみにしていますね!

(アドバイザー:秋山ゆか)




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