 |
母乳の出が悪くなり、ミルクをあげてみたが、哺乳瓶を嫌がり飲んでくれない |
|
こんにちは。４ヶ月の息子の事で相談です。今まで完全母乳でやってきましたが、ここ何日か前から夕方以降におっぱいの出が悪くなってきました。張りも悪くなってきたようです。何日か様子をみていましたが、日に日に出が悪くなってきてるようなので、今日おもいきってミルクをあげてみました。・・・が哺乳瓶をいやがり全く飲みません。
前から哺乳瓶が苦手で、白湯などもスプーンであげています。乳首はシリコンゴムを使っていますが、吸い付きもせず、口に入れた途端泣き出します。明日、違う乳首に代えてみようと思っていますが・・・それで飲むかどうかもあやしい感じです。だって、吸い付きもしないんですもの。しょうがないので、出ないおっぱいをあげると一生懸命吸っています。このままじゃ、栄養が足りなくなるんじゃないかととても心配なのです。今までは、体重も順調に増えていたのですが・・・。
おっぱいが出なくなってもミルクを飲まない場合、どうしたらいいのでしょうか？ほんとにお腹がすいたら飲むものでしょうか？乳首がいやだとか、言わないで飲むものでしょうか？乳首をいやがっても無理矢理でも飲ませるべきなのでしょうか？また、スプーンで飲ましてみたらいいでしょうか？今とても心配なんです・・・。アドバイスお願いできたらと思います。よろしくお願いします。
（miyu_333 さん）
|
|
 |
miyu_333さん、初めまして。管理栄養士の秋山と申します。
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい。
おっぱいの出が悪くなってしまったとのことですね。順調に母乳育児をなさっていたご様子が伺えます。頑張りましたね！
少しずつですが、母乳の役割を終える時期が近付いてきているのかもしれません。それは自然現象のひとつですが、出が悪くなったといって絞らずにいると炎症を起こすこともあるので、完全におっぱいが出なくなるまではきちんとお手入れを行って下さい。まずはmiyu_333さんの身体をいたわってあげて下さいね。
ほ乳瓶やスプーンは、今まで慣れ親しんできたmiyu_333さんの乳首とは違う感触ですから、お子さんにとっては異物のような感じがするのでしょう。
新しい乳首（ゴム製）はいかがでしたか？シリコン製はゴム臭がないので使いやすい商品ですが、ママの乳首の柔らかさにはやや欠ける感があります。また、ゴム製は感触が近いので馴染みやすいのですが、味や臭いの点で気になるお子さんには好まれないようです。また、メーカーによって形がかなり違います。スタンダードな形の製品、乳首と同じように噛むことを大事にしている製品、様々な特徴があります。これらは一概にどれがよい、とは言いづらいところがあるため、おむつと同じように赤ちゃんのお気に入りを探すしかありません。
まずは赤ちゃんの好む商品を見つけてみましょう。また、初めて使う商品がある時は「今日はこれ（例えばほ乳瓶）でミルクを飲んでみようね」と話し掛けながらあげてみてください。
子供は聞いていないようで、色々と見て、聞いて、感じているものです。だから乳首を嫌がったりもするのでしょう。私の経験上、初めて試す食品を突然口に入れるよりも話し掛けてから口に入れてあげるほうが効果があるように感じます。試してみてくださいね。
お腹が空けば飲む、というのは本当です。それは身体が自然と持つ能力で、取り込んだ栄養を上手に生かせるよう、またいつ飢餓状態になっても生き延びられるよう、身体はいつでも空腹にある程度耐えられるように出来ています。ただ、あまりにも何も受け付けない状態が続くと脱水状態になるので、水分だけはしっかり与えて下さい。
また、4ヶ月〜5ヶ月くらいになると、だんだん食事に興味を持つようになってきますし、胃腸も離乳食を受け付ける準備が整ってきます。miyu_333さんもスプーンで白湯をあげたりしているところから、少しずつ重湯や野菜スープなどを始めてもよいかもしれませんね。アレルギーの有無や、お子さんの様子を見て、食事に興味を持っているような少しずつ始めて見るのもよいでしょう。
また、おっぱいが好きで好きで、出なくても吸うお子さんが沢山いるのも事実です。
想像しやすいかと思うのは断乳時です。誰でも慣れ親しんだモノを手放すのには勇気・タイミングが必要ですよね。お子さんもおっぱいから自然と離れる時期が必ずやってきます。お子さんはおっぱいを飲み始めてまだ4ヶ月ですから、おっぱいが出なくても自然と離れる日までは思う存分吸わせてあげてください。また今はとても大変ですが、振り返るとこの時期も短いものだったりしますよ。
今はお子さんの豊かな表情が増える時期ですね。お子さんの日々の成長は、miyu_333さん自身の成長でもあります。
家族共に喜びの多い毎日となるよう、応援しています。
またご不安な事があったらご相談下さいね。何かのお役に立てれば幸いです。
|
| （アドバイザー：秋山ゆか） |
|
 |
