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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
物を盗み、それに伴った嘘をつく
子供は7月で6歳になった男の子です。
子供が6ヶ月の時に夫と離婚したため、子供は父親と過ごした記憶は全くありません。
今回ご相談したいことは、子供が「物を盗む」ことです。
それに伴った嘘もつきます。

最初は、今はやっている「ムシキング」のカードがある日突然大量に持っているのです。どうしたのか聞くと近所のお友達にもらったといいます。でもおかしいので問い詰めてみると、スーパーのゲームコーナーに行った時に、あるゲーム機のところにおいてあったというのです。たぶんどこかのお友達が忘れていったのでしょう。
その時、泥棒だよ、泥棒すると人から信用されなくなって、おかあさんも信用しなくなって、○○君はひとりぼっちになるよと教えました。

それからまた日にちがたって、昨日、コンビニに寄って、数時間がたってから自分から「ボク、警察にいかなきゃだめかも・・」というので、どうしたのか聞くと、コンビニで10円のガムをポッケに入れて盗んできたと・・・。
あまりにショックで泣けてきました。泣きながら、どうして盗んではいけないか、人から信用されないとどうなるか、おかあさんががんばって働いているのは・・・などと思いつく限りに話をしました。

自分が小さい頃とか、物を盗むなんていう発想は全くありませんでした。
中学ぐらいになって、ようやく万引きっていうことを認識したぐらいです。
子供の父親つまり元の夫は、生い立ちを話してくれたときに、家が貧しかったらしく、学生服などを買い換えたくてもお金がないときに二重に着て盗んだりとかしてたそうです(今、考えればそんな人と結婚した私もおろかですがね・・・)。

そして離婚の最大の原因は、彼の借金なのです。
パチンコ・スロット・飲み代など、家計から出したおこずかいでは足りず、
気がついたらプロ○スなどで100万台の借金。
私がボーナスなどで支払っても、また借りてくるといういたちごっこ。
こんな父親の子なので、血は争えないといいますか、そういうのは関係ありますよね??
だから環境を良くしてあげなければと、そういうことにはとても厳しくことあるごとに言ってます。にもかかわらず、わかってもらえてないというか、
「欲しかったけどおかあさんに言うとだめって言われるから・・・」と。
悪いことだとはわかっているのに、それを止める意志の弱さというんですか・・それが父親にも子供にも欠けているように思うんです・・・。
父親のような人生を送ってもらいたくないので、その血が流れている息子を今からでもなんとかしたいんです。
父親がいなくて寂しいから、人と交流を持つように・・・とかいうアドバイスをもしいただくのでしたら、私としては最大限努力してます。
もしそういうサークルや勉強会でもあれば教えてほしいと思います。
本当に、よろしくお願いします。

(なつこ さん)


なつこさんへ
こんにちは、げんきです。
お返事遅くなって本当に申し訳ありません。
お手紙ありがとうございました。
6歳の男の子のご相談ですね。内容を読ませていただきました。
実は 僕も 4歳から5歳頃 自分でも記憶はあるのですが、盗みをしたことがあります。僕のうちの近所に電力会社があって そこの1階の売店にいつもチョコレートやキャラメルが並んでいました。それを何回か盗んだんです。
もちろん、家でおやつは買ってもらってました。

今 カウンセラーとして活動し始めて はじめてこの自分の記憶を振り返ってみたときに、小さい自分が本音を言いました。僕の場合の話で恐縮ですが ぼくはその頃 妹が生まれたんですが 腎臓に病気があり 生まれてすぐ入院しました。お母さんは 病院につきっきりでお父さんは もちろん仕事だったので 親と離れて預けられたんですね。

親となった今 自分でわかったのは これは「補完」してるんです。
自分のこころの中で「足りない」んです。なにかが そして「悪いこと」を自分でわかった状態でやるんですね。そうすれば 親が戻ってくるからです。
息子さんの気持ちもなんとなく わかるんです。お父さんがいないからという現状での不足じゃないんです。自分の中でなにか「不足感」がある。それがわかっていても行動に出てしまうのです。お手紙の中でお父さんのようにならないよう・・と書いてありますが、僕の意見とすれば 全く関係はないと思っています。
お手紙の中で 10円のガムを盗んで自分から言ってきたとありますね。
すごく大切なことです。この子は すごく純粋な子だと思います。

ひとつだけアドバイスしますね。
もしかして気分を害されたら 申し訳ありません。
犯罪を犯したこどもたちを 僕はたくさん見ています。共通していえることは、最初に罪を犯したときに そこで正直に伝えてきたとしたら そこでは その子の勇気をまず 褒めてあげることです。それから いろんなことをお話してあげてください。
再犯するこどもたちは 最初の罪を犯したときに 徹底的に批判され なかには暴力を受けている子もいます。人間って そこで もうこりごりだとは思わないんですね。
実は そのことが 新しい種として残ってしまうものなんです。
ちょっと 話しが暗くなってしまいましたが、 もうひとつ。
なつこさんの一生懸命さは すごく 子想いのお母さんの気持ちです。
安心してください。 この子は とてもいい子です。
なつこさんの今の想いも決して間違っていません。
これからですね! 応援しています。がんばって!!

(アドバイザー:岸本元気)


おはようございます。田中和子です。

血は争えないというのはどうかと思います。
子どもさんが欲しくてお金を払わずにやってしまったことです。

それはこれからも繰り返されるかもしれませんが、『お母さんと一緒にお金を払いに行こうね』と繰り返し接していくことが必要かもしれません。

うちの子供も3年生ぐらいの時に親のお財布からお金を抜いて好きなカードを買っていたことがありました。
信じられなくて、泣いて怒ったこともしばしばです。

『欲しい物があったら、なんでもいいから一度相談してね、それから買うかどうか決めようね』と約束しましたが、中学の時には万引きもしました。
もう大きいので今はすっかり落ち着いて、欲しい服などがあると、『お母さん今日暇?一緒に買い物に行こうや』と小さい頃の約束をやっと果すようになりました。

これほど長い年月を要するとは思いませんでしたが、自分でバイトもするようになり、理解もしてきたのでしょう。

根気よく接することが大事です。
頭ごなしになりがちですが、しっかり説明して、どういう方法ならお母さんに話が出来る状態になるのか良く考えましょう。

(アドバイザー:田中和子)




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