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インターナショナルプリスクール(無認可)勤務で、保育方針に疑問
はじめまして。私はインターナショナルプリスクール(無認可)で働いています。
私は保育士の資格を持っていませんが、英語が話せるということで、外国人講師のアシスタントとして1歳〜2歳半のクラス(1日約15人)をもっています。仕事の内容は、オムツ交換・トイレトレーニング・食事のお世話や連絡帳など、保育士さんの仕事内容と変わらないと思います。さて、今回ご相談させていただきたい内容ですが、外国人の先生との保育の違いで悩んでいます。

(1)子どもに対してですが、段階をふまずに、突然大きな声でどなって、時にはたたくこともあります。そして子どもが泣くと、”泣くな”って言ったりしています。
その外国人の先生が子どもを叱る原因ですが、ただ単にお茶をこぼしただけ、だったり教室内の物を触っただけ、なんです。 私は、子どもが届くところに物を置いたりしているからダメなんだ、とその先生に言い、物を全て置き換えました。また、戸棚など危ないものは園長先生にストッパーをつけるか、もっと安全なものに変えてもらうように相談しましたが、いまだに改善されていません。 

(2)危ないものでも、子どもが触り、”痛い”と言うのを学ぶ必要がある、又、触らせないようにするのが先生の仕事。と言われました。それは園ですることではなくて、お家でしてもらうことではないのでしょうか? ケガをさせてしまっても責任とれないでしょ?と言うと、”考え方の違い”だからあなたに言ってもわからないわね、と言われてしまいました。 

他にも本当に理解できないことがたくさんあるのですが、まずこの2つについて皆様のアドバイスをいただければ幸いです。

当然ながら、これらのことは園長先生には相談しましたが、半年以上経つ今現在、全く改善がみられませんし、私にはそのことについて何も話してくれません。
大きいクラス(2歳半〜3歳半)の日本人の保育士さんにも相談したところ、良く似たことがあるそうです。 それからもう一度、園長先生に相談しましたが、やはり何も変わりません。 ストレスのせいか、お医者さんから胃が弱っていると言われ、残念ながら8月で退職することになりましたが、少し休養し、今度は保育士の資格をとり、子どもと関わる仕事をしたいと思っています。 長々と書いてしまいましたが、残りの約1ヶ月と今後の為に是非宜しくお願い致します。
   

(ビニー さん)


こんにちは ビニーさん 浜田です。公立の保育所に勤務しています。
当然、日本人の保育士だけです。

日本人の保育士でも、みんなそれぞれ育てられ方が違いますし、保育観が違います。また違っていて当然だとも思います。
しかし、国籍が違うと文化も違うわけですから、保育観も文化の違いで大きくずれている事は当然だろうとも思います。
叱り方、安全についての考え方も色々あろうと思います。

一つは子どもを中心に考えて、このようにしたいというのであれば、私は自分の想いで保育をしていいと思います。
どうしても。共通理解して当たらなければならない事については話し合う必要があり、統一した方法が必要だと思います。

あなたに言ってもわからないという言葉は理解をしようとする気持ちがないと受け取れますので、そんな時はこちらがどのように言っても無理な事でしょう。
違って当たり前と想いを変えて、ビニーさんが大切である事を進めていって欲しいと思います。

職場を離れて資格を取られるということですが、今までのこの葛藤がとても役に立つと思います。
同じ考え方の人だけではないということを現実に体験して、より一層一人一人の子どもの違いを大切に出来る保育士になられる事と思います。
資格修得の苦しい想いが充実した生活となり、皆の良さが分かる保育士になられることを願っています。

(アドバイザー:浜田栄子)


ビニーさん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

子どもに関わる仕事で一番大切なことは、さまざまなことをすべて受け入れ、個々の私的な判断を持ち込まずにそのことに共感することです。
言い換えれば、物の良し悪しやの個々の価値観などに関係なく、子どもの些細な言動を尊重し、やさしく対応することです。子どもを理解すればするほど、このことが大事なことだと思います。
すなわち、子育てには、大声や怒り怒りの感情は不要ですし、弊害ともなります。明るさとやさしさとはつらつとした元気な姿が子どもには一番ですね。

そして、ビニーさん、8月には自由になれますね。
がんばっている自分の肩の力を抜くチャンスですね。
今後は、もっと自由になっていいし、今のままでもいいのです。
あなたのありままの姿をイメージしてみてください。その場その場で決断し、大変な努力をし、結果を引き受けてきたあなたがいるのです。
あなたは自分のやり方で、本当によく力を尽くしたと思います。
だから今は、何より「よくここまでやってきたね」と、あなた自身をねぎらいましょう。
あなたのすることが間違っていようが正しくなかろうが、「そんな私が大好き」でいいのです。
そう言って自分自身の心に語りかけるのです。
だから大丈夫、いつも確信に立って正々堂々としていなくても、「ありのままの私」でOKです。

(アドバイザー:加藤田稔)


はじめまして、田中和子です。

保育観の違いは当然育った環境で大きく違うと思います。
それは外国だから日本だからというものではなく、同じ日本にいても育った環境は当然違うし、自分の子育てしてきた方法も大きく絡んできたります。

1点目、2点目とも結局はそう言う観点の違いから生じたことだと思われます。

日本人ばかりの保育所でもやはり観点の違いからしんどい思いをすることは多々あるんですよ。
出来るだけ保育者どうしが話をする中で共有点を見つけ出し、子どもに一番いい方法と考えるのですが、なかなか上手く行かないのが現実です。

私の場合は、ある程度は自分の方法を押し通してしまう。
同じ考えで保育するのが一番いいのはわかっていますが、まずは子どもを愛することからと思うだけでは納得してもらえない先生がいるのも現実ですし、そうなると自分のやり方でやるしかなくなるのです。

とりあえず、子どもを守ってあげてください。

(アドバイザー:田中和子)




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