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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 園や担任の先生への不満
園での刃物の使い方に疑問
年長の息子が通う園は、お寺にある私立幼稚園です。
行事が多くいろいろな体験が出来、楽しい幼稚園なのですが、刃物の使い方が心配なのです。

2ヶ月に一度お誕生会があり、園児が育てた野菜を使い、先生方がお昼ご飯を作ってくれます。
年少は野菜洗い、年中は皮むき、年長は包丁で野菜を切るお手伝いをします。
年中は皮むき器の使い方を知らない子も多く、40人が一斉に使うので、当然先生方の目も届かなくて毎回指を切る子がいます。
年長の包丁もペアを組んで交代で野菜を切っているのですが、「はい、交代」と包丁をポンッと放る子も中にはいて、テーブルの向かいにいる子にあたりそうになったりしました。
しかも使っている包丁は、近所の金物屋さんに勧められたという大人用の重い包丁です。
また、先日年中と年長で田植えをしたのですが、秋に稲刈りがあります。
これもペアを組んで鎌を交代で使うのですが、80人の園児に職員6人位ついていても、一斉に大人用の鎌を素手で使う子達の何人かはケガをします。
絆創膏ですむ程度のケガは気にしませんが、縫う程になるとちょっと気になります。
去年も鎌で切った子は、そのままみんなとお弁当を食べ、3時間後先生が
医者へ連れて行ったところ、縫うことになったそうです。

他にも、年長はお泊まりスキーがあるのですが、初めてスキーを履く子がほとんどなのに、全員リフトに乗りスキーをします。
去年はリフトからうまく降りられず鎖骨を骨折した子がいました。
それもその場では気づかず、地元に帰って来てから通院して気が付いたというのです。一昨年はスキー板のエッジで目を切った子もいました。

去年園長にお話に伺ったところ「保育方針にとやかく言われたくありません!」と一喝されあきらめたのですが、今年理事長の奥さんが新しく園長に就任されたため、再度お話を聞いてもらいにいきました。
子供用の包丁を使ってもらえないか、数人づつ先生の指導のもとで刃物を
使うようにはしてもらえないか、滑り止め付きの軍手の使用等、提案をしてみたのですが、
「そういった1対1の関係は一斉保育や家庭ですることです。我が園では
集団で出来る力を信じています。集団でやることに意義があるのです。
ケガはあってはなりませんが、信じて預けてください」
ということでした。

園で刃物を使うことは賛成です。園長先生のおっしゃりたいこともわかります。
でも、なるべくケガのないよう指導してもらいたいし、ケガの対処も迅速に願いたいのです。

園児達が一斉に大人用の刃物を使うのは、他の幼稚園でもあるのでしょうか?
少しやり方を変えるだけで、もっとケガも少なく楽しく出来るのではないかと思うのですが、保護者が口を出す事ではないのでしょうか?
息子がお友達の血を見てから、行事への参加を渋り始めたので心配です。

長くなり申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

(きらきら さん)


きらきら さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。正直「困ったな〜」と言うのが感想です。

幼稚園、特に私立幼稚園というところ、文部科学省の幼稚園教育要領に従った保育をしなければなりませんが、私立の独自性・建学の精神というものも重要視されます。ですから「これはやってはいけない」という活動もありませんが、ちょっと刃物となると…。

たしかに刃物などは早いうちから使い方を学ぶことも重要でしょう。子どもの力ではケガをしても、指を落とすような大事故にはならないでしょう。そんなケガをしながら、覚えていく。これも教育の一環ということも判ります。けれど正直、「あなたの幼稚園、やってみますか?」と言われたら「ご辞退申し上げます」と言います。

ここまでの活動をやっている幼稚園はあるのか、とのご質問ですが、そこまで私も知りません。調理などをしている園はあるようですが、包丁まではどうなのか…。勉強不足をお詫び申し上げます。

プロの方に言わせると、刃物は切れるほうが無駄な力を入れなくていいので、ケガは少ないそうです。使っているのが「金物屋さんに勧められた大人用の重い包丁」ということから、ステンレスの文化包丁でなく、鋼の包丁と推測しました。ただ、子どもが使うことを考えると、切るものもカボチャなどは使わず、葉ものが中心でしょうから小さく子どもにも扱いやすいペティナイフでも充分かと思うのです。(刃の全長が短い分、安全といえます)

ただ、こちらの園は何でも「本物」を使うことに意義を持っておられると思います。もし「そんなナイフはダメです」と言われたら、「諸外国ではペティナイフが主流です」とお答えください。(でも「ここは日本です」と反論されそうですね)

稲刈りの時は、子供用軍手(今はすべり止めのついたカラフルなものもあります)の使用を強く求めていいでしょう。農家の方でも素手でカマは使いませんよ。プロでも手袋をするのですから、子どもは安全対策として当然軍手の使用は認めるべき、です。ここは強く要求していいと思います。もし、どうしても素手でやる、というのなら、稲刈りの日はお休みする方法もあります。

私の園では、はさみひとつでも業者から納入されると、動きのしぶいものはないか。支点の部分がグラグラしていないか。全部チェックして、切れ味を確かめ、不良品は返品しています。もちろん最初に年少さんが使う時は、担任がマンツーマンで指導し、危険な使い方をしないよう、細心の注意を払っているくらいです。
私の園での方法が正しい、と言い切れる自信もありません。でも一般常識的に考え、幼児が行う活動としては少し「行き過ぎ」のようにも感じます。

ただ、私学の独自性ということを前面に出されると、ちょっと言いづらい部分があります。新しい園長先生も「ケガはあってはならない」ということは自覚されているようです。でも、実際にケガがある。これは園としての公約違反ではないか、とも思います。(スキーでのケガは、スポーツのことですので、今回は除いてお話します)

これを止めさせる方法、正直わかりません。県の担当部署へ言ったとしても、経理上の不正というわけでもなく、「そんな活動は止めなさい」といえないでしょう。最も効果的なのは「こんな危ない活動を続ける幼稚園には通園させられません」と集団退園することでしょうが、それも大人気ないでしょう。

安全確保は子どもを預かる以上、最優先されるべきです。それは「保育方針にとやかく言う」のとは別次元の問題で、園長先生は論旨のすり替えをなさっているように思います。話が平行線をたどった場合、最後の手段として「ケガはあってはならない、とおっしゃる以上、ケガは絶対にさせません、と約束できるのか。誓約書を書けるのか」とお聞きになる方法もあろうかと思います。「もしケガをした子どもが1人でも出た場合、どう責任をとるのか」と聞いてもいいでしょう。
ただ、このような大衆団交のような話し合いも、ちょっと幼稚園になじまないような気もします。ここは保護者会の皆さんのお力で、根気強く説得されることが一番の方法と思います。

お答えにならない回答で申し訳ございません。

(アドバイザー:井上智賀)




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