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ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
保育士としての知識や経験で、我が子の成長を純粋にみれていないように思う
初めまして。2歳6ヶ月になる男の子の母親です。
私は前に保母をしていました。旦那さんは教員です。
お互いに子どもに関係のある仕事をしているので、なんだかよそとは息子への対応は少し違うように思います。
イヤ、違うのだと思います。
私自身も変な知識や経験で、今目の前に居る我が子の成長を純粋にみれてないように、最近よく思うのです。

それに加え私自身が感情の起伏が激しくなってきていて、自我が出てきている息子にきつく怒ってしまう事が多くなってきました。
「保母だったんでしょ?」
「仕事のときはこんなじゃなかった…」
周りからの目と自分自身への問いかけとに、なんだか最近とても苦しくなってきました。

そんな最近、週に一度公民館の保育室に息子を預ける機会ができました。そこでの彼の様子は母親の私の前とは違う一面で(それは多かれ少なかれどの子もそうなのでしょうが、)いわゆる「うちでいい子。外で悪い子」の始まりのような気がしてたまりません。

保母さんとして、母親として、こんな葛藤(?)を経験なさった先輩に是非是非、アドバイスを頂きたく、こちらの相談をやっと探して参りました。
どうぞよろしくお願いいたします。

(ケントまま さん)


ケントままさん、私は今も保育士として働いていますが、3人の子育ては本当にイヤになって見たくない時期もありました。
だから、ケントままさんの嘆きもつらさもとても共感できます。
年齢はかなり違いますが・・。

私の場合は、どうして保育士として仕事していたのに、母親としては感情的になって冷静に子どもの姿や発達が見えないのだろうか?と悩んでいました。子どもたちが3人とも大きくなって、現在は夫婦だけになってしまっているので、特に親子とはすごいなと思う時があります。

特に教員や保育士をしていると、望ましい成長や子育て、望ましい発達とは教育とは・・とか保育計画や年間計画をたてる時に想定して案を立てます。そのような仕事の中で、やはり我が子もその雛型のなかにいるかどうか評価していませんか?他所の子と比べないで、その子の成長をみてあげましょうと保護者の方には理想を言いながら、自分が我が子を理想の雛型と比べて○か×か評価しているのかもしれません。

しかし、子どもは生きています。一人一人個人差があります。思う様に子育てが出来ない事を自分の体験の中で学ぶことは大切な事だと思います。
母親業はまだ2年6ヶ月です。まだまだ未熟です。
我が子に育てられるのです。葛藤もショックなこともまだこれからいっぱい有ると思いますが、素直に母親にならないと体験できない喜びや葛藤をいっぱいして母親業を修業してください。貴重な体験です。

(アドバイザー:浜田栄子)


ケントままさんこんにちは、漆です。

私も1人目の子どもが生まれたとき、理想を追ってしまい、少し厳しくしていたように思います。
ですが、怒っている自分を思い返し、「こんなお母さんいやだなぁ」と思い、あまり細かいことに対して少し目をつぶったりするようにしました。
2人目、3人目が生まれると知識や経験もさることながら、毎日寝るまでにいろいろこなすことで精一杯です。
自分の子と他人の子は違います。
どうしても自分の子には厳しく、他人の子には甘くなってしまいます。
それは、自分の子には自分がずっと「育てる、教える」責任がありますから。

あまり厳しくすると親の顔色を伺って行動するようになってしまったり、優しくしてくれる人やおじいちゃん、おばあちゃんの方に行ってしまうこともあるかもしれません。

私はたまにアルバムを見て、「こんなに大きくなったんだな〜」と素直に成長を喜んだりして、怒りを沈めたりしています(笑)

これからまだまだ子育ては続きます。嬉しいこと、つらいこと、困ったこと、楽しいこと...
たくさんありますがお子さんを中心に考えてあげてみてはどうでしょう。
大変ですが、頑張りましょうね。

また大変になったらいつでもご相談にきてくださいね。

(アドバイザー:漆亜希子)


こんばんは、田中和子です。

いくら保育士を経験していても我が子の子育ては別です。
私も何度となく葛藤しました。
すぐにイライラして子どもに当たったり、時にはこれは虐待?なんて思うこともありました。

仕事と母親業は全く別物です。

保育士であった自分はお金をもらって子どもを保育していたのです。
それとは違って当たり前です。

うちでいい子、外で悪い子と言うのはお母さんに叱られたくないからでしょう?
それはどの子にもあることです。
一人の母親として、子どもを愛することからもう一度始めてみてはいかがですか?

保育士資格はあくまでも仕事をするための資格であって、子育てするための資格ではありません。

(アドバイザー:田中和子)




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