パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
引っ込み思案で、自己主張が苦手
こんにちは。5歳の男の子と3歳の女の子をもつ母です。二人とも同じ幼稚園に通っています。
年長の息子が引っ込み思案なことで、ずっと心配しています。

もうすぐ6歳になる長男は幼稚園の年長なのですが、どうもお友達のなかにうまく入っていけないようです。
みんなで先生と一緒に鬼ごっこなどをするのが好きなようですが、それ以外のときは一人で遊んでいるといいます。「同じ組のお友達とは遊ばないの」と尋ねると、「だって、だれも誘ってくれないもん」といいます。自分から「よして」とか、「一緒に遊ぼう」と声をかけるのはなかなか恥かしくてできないようです。一人遊びを楽しんでいるというより、本当はみんなの中に入りたいけど入れないといった感じです。
 
母親にかまってもらいたくてそんな風に言うのかとも思ったのですが、参観日などでの様子を見ていても、わりと一人でうろうろしているように思います。
戦いごっこが好きなお友達に戦いを仕掛けられたりすると、格好だけは応戦していますが、本当に当てたりすることはなくて、引っ張られたり振り回されたりしながらもにこにこ笑って「たすけて〜」などと言っているのを見ると、私のほうが遊びなんだからやり返せばいいのに、とイライラしてくる始末です。
自分がこれから自転車に乗ろうとしているときに、ほかの子に「貸して」と言われると貸してしまったり、ほんとに些細なことなのですが、「いや」「やめて」がなかなかいえなくて、そのために友達遊びができにくいのかなと思います。

小さい頃から外遊びが大好きで公園にもよく連れて行きましたが、誰もいないと遊べるのに知らない子が来たら引いてしまうことはよくありました。また、私も物やブランコの取り合いになったときなどは「順番、順番」といって我が子に我慢させることが多かったかなと思い、育児書を読んででケンカの重要性を知るにつれ反省しています。

我慢することと自己主張することを教えるのは本当に難しくて悩んでしまいます。
我慢するタイプだから内弁慶なのだとしたら、極端な話、もう少しわがままに育てたら幼稚園でももっと自己主張するようになるのかとも思ったりしますが、よく分かりません。 
外で気を使っても家の中ではリラックスできるようにと思い、家では細かいことで厳しくせず、反抗したときも「親に向かってなんです!」と頭ごなしに叱ったりはしないようにしています。そのほかに私が気をつけていることは、できるだけスキンシップをするように心がけること、「お母さんも遊ぼう」と言ってきたらできるだけ遊んでやること、寝る前に絵本を読むことなどです(もちろん、怒りまくってしまうこともあるのですが)。私なりに努力しているつもりなのですが、なかなか明るくはじけてくれないので、家庭での接し方がまずいのかと不安なのです。

長くなってしまいましたが、どうぞよろしくお願いします。

(すべりだい さん)


すべりだい さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
男の子に限らず、自分の気持ち、なかなか言えないお友達っています。シャイなんでしょうね。でも、遊びたいという気持ちはある。だけど上手く言えない。何となくわかります。
基本的に「優しい」「思いやりの心」にあふれたお子さまなのでしょうね。私は上手く表現できないのですが、「我慢すること」と「自己主張」というのは全く別のもののように思います。わがままに育てたら、自己主張するようになるのか?これも疑問です。

とにかく今の優しい性格。そのまま伸ばしてあげてください。そのうえで、幼稚園の先生にお話して、お友達と遊ぶ「きっかけ」のようなもの。これをお願いしてみてください。
おそらく先生を交えての「鬼ごっこ」も、すべりだいさんのお子さまに「お友達と一緒に遊ぶと楽しいよ」という体験をしてもらうための活動だったようにも感じます。
おそらく何度かこのような活動を繰り返すうちに、お友達もすべりだいさんのお子さまの「遊び方」などを自分の遊びの「仲間」として意識するようになると思います。

幼稚園というところ。それは「体験する場」です。先生と連絡を密にされ、少し様子を見てください。何かひとつ「きっかけ」さえつかめれば、劇的に変化するように思います。

(アドバイザー:井上智賀)


すべりだい さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

ここは、お子さんの言動のすべてを尊重することから始めてみませんか。
それには、ほめることです。それは簡単なことです。難しい言葉の必要ないし、長い表現もいりません。たった一言で良いのです。機会あるごとに「がんばったね」「よくやたね」等と、お子さんの一番そばで、結果へ至るプロセスを見守ってあげられるママだけが、ちょっとした努力と工夫をほめて資格を持っているのです。そして、それをほめられる時こそ、「あ、やっぱりママは、わたしのことをちゃんとみていてきれたんだ」とお子さんがもっとも喜び、安心する瞬間です。

(アドバイザー:加藤田稔)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed