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アドバイザースタッフに聞きたい!

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保育所でお友達とうまく遊べない、先生にどのように伝えていくべきか
二度目の相談です。現在5才5ヶ月、男の子、一人っ子で、公立の保育所に通っています。前回はコミュニケーションが友達ととれない、幼い・・・ということで相談しております。今回はその続きです。

相変わらずな子供ですが、少しずつですが、成長している部分もあります。まだまだ関わりが幼く、友達の前で照れてママ、ママとなるので、みんなにまねされたりしてからかわれていますが、鬼ごっこなどにまぜてもらえるようになりました。(でもずっと鬼ばかりなのですが。)そこでもトラブル続きではありますが、少しずつ言い返せるようで、すぐすねて泣くのは相変わらずですが、時間的にもすねる時間が短くなりました。相変わらずなかなか謝れないとか、先生の注意されてもしらんぷりしていることもありますが・・・。

クラス内でのからかいについては、担任の先生もご存じで、みんなに注意したりしてはくれているのですが、そのせいなのか、私が迎えに行くと周りの子供達がホッとした・・・はやく帰って・・・などと言われることが多くなりました。ついてくるなー・・・とか「まぜて」とか言うとみんなで無視・・・。
以前はまぜて・・なんてことも言えなかったので、成長したなーとも思うのですが、まぜてもらえるのは鬼になってくれる鬼ごっこだけ?なんて思ったりもしています。帰りも一緒になった子のほうに寄っていくのですが、無視されたりします。

この間は××君は家でもこんなに動いてばかりで人を追っかけているの?とか言われました。でも家では興味のあることに対してはずっと集中してゲームができるし、字を書く練習(特に数字は大好き)などもできる子供なので、興味があるのは友達に対してで、友達が遊んでいる内容ではないのではないかと思ったりもしています。たぶんそれが周りからみれば幼いのでしょうか。友達といられるだけではしゃぎすぎてて・・周りをしらけさせたりもしばしばです。(私としては正直はずかしくなることもあります)今家では将棋、オセロやテレビゲームなど人並みにはしています。

特に将棋は毎日パソコンや父親や私が相手をしていて、何局でも集中しています。将棋が保育所にあったらなーなんて思ったりもするのです。(もちろんそれは無理なことなのだと理解しています。)もともと興味の対象が違うから、なかなか遊べないだけなのでしょうか。保育所の他の先生にも他の子と共感できるものが沢山できると幅が広がってくると思いますよ、といわれたこともあります。今はとりあえず鬼ごっこだけなのでしょうか。コミュニケーションは沢山の経験を積んでいく必要があると思います。学校になるとまた違う価値観が存在するでしょうし、好きな習い事などを通して知り合っていく友達もできると思ってはいます。でもこれから一年、無視され通しだったら、経験もできないのではと心配です。去年までは先生の隣にいた・・・もじもじばかりしていた・・・今年になって少しずつ活発になりみんなから煙たがられている様子。兄弟の下の子が上の子の後を追っかけている感じなのでしょうか。(大人が相手だと普通にしゃべれます。)

友達との沢山の経験を積んでもらいたいと思うのですが、どのように保育所に伝えていくべきか(必要なら)本人に家庭でもさせていくべきことがあるか、お迎えの時にクラスの子に言われる言葉に私はどのように対応すべきなのか教えていただければと思います。またそんな言葉をいわれている本人に対してなんと言ってやればいいのでしょうか。

仕事をしているのでなかなか近所の子供達とは遊べず、たまに遊ぶ別な保育所に通っている近所の男の子が一人いるだけです。(相手の仕事の都合で頻繁には遊べません)保育所が住んでいるところから遠いため、保育所の友達とは休日遊ぶことはできません。保育所の近所の家庭が多いのでその点も多少疎外感はあります。なので、少しずつ近所での習い事などをして友達を作らせてあげたいなーと思っています。文章がめちゃくちゃですが、よろしく御願い致します。

(やっこ さん)


やっこ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容、前回のご相談ともあわせて、もう一度読み直してみました。

前回のご相談の時と比べると、だいぶ成長が見られているようです。安心しました。
今回のご相談ですが、「人とかかわること」に、以前にも増して興味を持ってきたようですが、その方法が「空回り」している様子が伺えました。

こんな時こそ、子ども達の「整理役」になるのが先生です。幸い先生も、このことを判っているようです。思い切って先生にご相談ください。少し時間をかけて、詳しくご相談なさってください。先生も「クラス全員で遊べるような活動」とかやっこさんのお子さまが得意な分野の活動など、何かひとつ集中して遊べるものを取り入れてくださると思います。

現在5歳5ケ月とのことです。そろそろゲーム的なルールのある遊びも、無理なく活動に取り入れられる時期と思います。鬼ごっこだけでなく、少し頭を使う遊びなども取り入れていけば、事態が好転するようにも思います。

また、保育所だけでなく(スイミングスクールとかサッカー教室とか、何でもいいのですが)保育所以外のお友達と、かかわりを持てるサークルのようなもの。これに参加されることもひとつの方法かと思います。空手など、武道もいいのではないでしょうか。

こんな所から始めて、様子を見てください。多分…やっこさんのお子さまも、自分で得意なもの。それが他のお友達にもわかってきた段階で、だいぶ友達関係が変わってくるように思います。ちょっと様子を見てくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


やっこさんへ
こんにちは、げんきです。
お手紙ありがとうございました。
すごく成長したのが よく伝わってくるお手紙でしたよ。

友達を作る という部分について今回はお話してみますね。
「友達を多く作る」こと。
「コミュニケーションの上手なこども」に育てること。
これは、似ているようですが 違う能力です。
細かく説明をしていくと ずいぶんと長い文になってしまうため、息子さんの場合に限って ご説明していきますね。

「友達を多く作ること」は とても大切なことです。
でも無理をして多く作る必要はありません。
友達を作るがために その子が嫌な思いを続けるほど悪影響はになることはないのです。今の時期にその種を植え付けてしまえば、これから 友達を作ることにますます不安が募るだけです。
「コミュニケーションの上手なこども」とは どんなこどもでしょうか?
それは、友達の数では ありません。
いかに その友達と深く付き合うことができるか どうかです。
大人でもそうですが、誰とでも仲良くなれる人がいます。
それを見て 「あの人は コミュニケーション能力があるなあ」と言われます。

ただ、ひとついえることは 深いか浅いか のどちらかです。
浅く広くは コミュニケーション能力ではありません。
息子さんは 将棋をしている時にかなり集中していますよね!
すごいことです!これが実は コミュニケーション能力の基礎なのです。
将棋そのものではなく 将棋をやっている相手との関わり方です。
僕は このお手紙を拝読させていただいてあまり不安を抱きませんでした。
なぜなら すでに「コミュニケーション能力のタネ」を持っているからです。

少し長くなってしまいました・・ では まとめますと・・・
まず無視されたりいじめられたりする点については 細かく先生にお話した
方がよいですね。それを どのように対処してもらえるかは 先生に任せた
方がよい思います。
ただ、家で できること。それは 今ある能力をより育ててあげることです。
今、夢中になれるものがあれば それを思い切り褒めてあげながら、楽しむことを教えてあげてください。どんどんそれを好きになって自信を持つこと
これが 大切です。「自信」を持たせてあげる活動を増やすこと。
これは、遠回りに見えますが 実は 友達つくりの近道なんです。
今は、急がば回れ。
そんな時期だと思います。でもすごい成長ですよね!
がんばって見守ってあげてくださいね。 

(アドバイザー:岸本元気)




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