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チック症の対処の仕方
チック症の対処の仕方をお願いします。
3才4ヶ月の息子のことです。

4月から幼稚園に通い出してから頭を横に振るなどのチックの症状が出ました。病院に診てもらい、2週間ほど園を休ませて様子を見るように言われたのですが今後の対処の仕方がわかりません。今は、10日ほど休んでチックはおさまってきたのですが、また幼稚園に行かせたら再発するのではないでしょうか?

休ませる前は幼稚園に行くのをすごく嫌がり、夜中に夢をみて「行かないよ〜」と泣くほどです。朝も泣きっぱなしで、走って逃げてしまったりしがみついて離れなかったりするのを無理矢理おいてきていました。園では、泣かずによくやっているとのことです。

幼稚園を1年見送った方がいいのか、またチック症状がでても頑張って行かせたほうがいいのか、アドバイスお願いします。
勝手ですいませんが、もうすぐ休ませてから2週間になるのでできれば早めのご返答よろしくお願いします。

(みにー さん)


みにーさんへ
はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました。
3歳の男の子の「チック症」ということですね。

チック症で一番大切なことは 固着しないように早期に治療することです。どうしても激しくなったりしてしまうからです。チック症は寝ている間や不安が回避された状態では落ち着くものです。

先生とご相談されて もし支障がないのであれば、僕は お休みさせてあげることをお薦めします。
ずっとではないですよ。うまくペース配分をしながら休ませてあげることが必要な気がします。
もちろん、園に行くことは大切なのですが、休ませてあげながら 園の楽しいお話をしてあげたり、そっと園を遠くからのぞきに行くなどしながら、園への不安を取り除くことも大切です。
できれば親子で楽しみながら 園への不安を解消してあげて徐々に通園したらいいのではないかと思います。

(アドバイザー:岸本元気)


みにー さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

チックの症状が出た原因としては、通園するためにママから離れる不安からではと考えられます。そういう不安を乗り越えていくことを子どもの自立(親離れ)とよぶわけですが、いったい自立は何によって支えられているのでしょうか。

自立する前は、子どもはママやパパに全面的に依存しています。
特にママへの愛着が強いものです。ママに抱っこされている時代は、ちょうど共生状態で、母子が一体になっています。子どもはそういう時代をへて、ママから離れ自立していくのです。
つまり、このような母と子の関係を素どおりして、いきなり自立することはありえません。
赤ちゃん時代に、十分な愛着を体験してからこそママへの信頼が生まれるのです。すなわち、基本的信頼を持っていれば、子どもは分離し自立していくことができるのです。もちろん、子どもは、分離と愛着を繰りかえしながら、はじめは多少ごたごたしますが、徐々に自我が確立していくというふうに考えてよいでしょう。

ここは、スキンシップを多く用いることと、安心できる言葉がけをお勧めします。
日々、お子さんと関わる時間には抱っこやおんぶを多くして下さい。
そして、些細なことでもほめてください。そして、登園時には、しっかり抱っこして「だいじょうぶ、楽しんでいらっしゃい」と送り出し、帰園時には、また、しっかり抱っこして「がんばったね、どんなことがあったの、ママにお話してね」とでも、この繰り返しができてくると、徐々に幼稚園に慣れてくるでしょう。

なお、チックの症状のその行為をとがめようとするのは、むしろ逆効果です。チックは、無意識のうちに精神的なものの解放を行っていると考えてください。そこで、周囲の人が、その行為にこだわらず、お子さんに意識させない方向に協力することです。たとえば、「また、頭を振ったのね」とか「頭を振るのをやめなさい」などとは言わないことです。つまり、過剰な叱責や干渉は禁物と言うことになります。

できることから始めてみませんか。

(アドバイザー:加藤田稔)




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