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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など いじわるする・噛み付く・乱暴する
お友達に暴力を振るったり、唾をかけてしまう
2歳4ヶ月になる女児の父親です。娘が友達や自分よりも小さな子に暴力を振るってしまったり、唾をかけてしまうということで相談したくてメールをしました。娘は人好きな性格で、公園などに遊びに行くと同じ世代の子に関心を示し、自分から近づいていき友達になろうとします。また、遊具なども独占しないで、友達に譲ったりもする優しさを持っています。それは親としても良い面と思っています。

しかし、その反面、友達に抱きついて離れなかったり、突然相手の子の髪の毛を引っ張ったり、怒りの感情をあらわにするのです。親が止めても、なかなかやめません。このような行動は1歳半ぐらいから現れるようになってきたのですが、最初は一時的なことと思い私たち親もあまり気にしないようにしていたのですが、それが今でも続いており、これからどうしたら良いかと思案しています。

怒って矯正すべきことなのか。それとも生まれながらの性格として、これからもしばらく様子を見ていったら良いのか。具体的にこれからどう娘に接していくべきなのかアドバイスをいただけたらと思います。

(jasminepapa さん)


jasminepapa さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
ご相談文から推測する限り、ごくごく普通のお嬢さんのように思います。お父様から見ると乱暴に見える行動も、本人の「独占したい」という気持ちが少し極端に表れただけ。そんな気がします。
お父様から見ると遊具などを貸してあげられるだけに、ちょっと不思議のように思われるでしょうが、本人にしてみると「これは貸してあげてもいいもの」と「絶対にこれだけは譲れない」ものの区別がしっかりしているのでしょう。
例えば、手を出すのはどんな瞬間が多いですか?遊んでいて、何か食い違いがあった場合ですか?バイバイして、別れる瞬間が多いですか?

遊んでいて意見の食い違いが原因と思われるとき。これはまだ言葉でうまく自分の考えを表現できない。相手の考えがわからない。その「もどかしさ」が手を出すことにつながってしまう場合が多いようです。
別れる瞬間の場合「まだ遊びたいよ!」「離れたくない」という気持ちが、手を出すことにつながる。そんな気がします。

子ども同士のことです。原因がどちらの場合であっても、少し成長して言葉で伝えられるようになったり、自分の気持ちをコントロールできるようになれば、解決します。ただ、今はどうやって自分の気持ちを表現するか。その方法、失敗しながら学んでいる最中なのでしょうね。ちゃんと本人に言い聞かせること。これは当然必要ですが、子どもの気持ちを理解しないで叱ると、これは逆効果です。相手の気持ちを考え、自分はどうしたらいいのか。そのあたりを考えるように、と諭すように「話して」あげてください。

もう少しで直ると思います。少し長い目で見ながら、見守ってあげてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


jasminepapaさんへ
はじめまして、げんきです
お手紙ありがとうございました。

もうすぐ3歳になる娘さんのことですね。
お手紙の内容から大変 かわいい元気な子であるのが伝わってきます。
優しい部分を沢山持っているのが よくわかりますよ。
実は、今回のご相談のような内容は よく僕も出会います。
親御さんからは、性格的に問題があるのでは 2重人格なのでは・・そんな相談も多いのが現状です。

実は 「優しすぎるこどもたち」に、多い行動パターンなのです。
たぶん、ご家庭でも愛情を 本当に注がれていると思います。
この娘さんは、本当に優しい子なんです。
ただ、バランスというか加減をまだ身に付けていないだけなのです。
こどもというものは 例えば 昆虫や動物がいたとしたら、本当に可愛がります。優しく扱ってみたり触ってみたり でも途中でたたき出すことも多々あります。おそらく見たことあると思いますが。
それは どのように愛情をそそいで いいか途中でわからなくなってしまうからなのです。決して いじめようとする気持ちはないのですが ふと表現がうまくできない自分に気づいて それを どうしようか迷い それが力となって相手へ出してしまう。そういう行動パターンです。それは 途中から「怒り」に変わる事もあります。でも それは 自分に対しての「怒り」の表現なのです。
どうしていいかわからない・・たぶん それが原因だと思います。

お友達に積極的に近づいていくこと。これは素晴らしい能力です。
娘さんにお友達への表現を 教えてあげましょう。
それは 手です。
手と感情は すごく密接につながっています。
家で パパの頭をなでたり 手で逆に頭をなでてあげたりしながら、お友達に より優しい手を使った愛情表現方法を教えてあげるのです。
これは 家でも たくさん練習できます。いろんな場面で触れ合うことが大切です。 娘さんは とても優しい子です。
きっと お友達にうまく表現できるようになります。
娘さんの持つ コミュニケーション能力をのばしてあげること。
それは、体を使って表現してみることも 大切なのです。
あせる必要は ありません。
ゆっくりと教えてあげること。
今は、きっと それが大切ですね!

(アドバイザー:岸本元気)




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