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要求が満たされるまで、泣き止まない |
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2歳3ヶ月の男の子なんですけど、ちょうど2歳ごろから「この子大丈夫?」と思うようになってしまいました。 機嫌よく遊んでたかと思うと、突然「ジュース!」「ごはん!」とわめきだし、我慢させたり、話をそらしたりするのですが、要求が満たされるまで泣き叫びます。(長いときは1時間も)親が根負けしてしまいます。
最近では、人を困らせては怒らす。同い年の子供に対し引っかく、泣かす。寝つきが悪くなった。(以前は10時過ぎに寝ていたのに、最近は遊んでみたり、「ごはん!」と言ってみたり、12時・1時まで寝てくれない)妻も、妻の両親も子供を泣かせまいと気を使ってしまって疲れてます。
病気なんでしょうか?しつけ・怒り方が間違っているのでしょうか?
(悩みをもつ妻の夫 さん)
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悩みをもつ妻の夫 さん、こんにちは!(^^)保育士の遠藤です。
奥様や、奥様のご両親がお子さんに気をつかわれて疲れてしまっているのを見かねてのご相談のようですね。こうした、ちょっとした旦那様の気遣いが、奥様のストレスを和らげ、お子さんへの子育てにも必ず良い結果をもたらすものだと思います。 ちょうど2歳ごろから、お子さんに変化が見受けられるようになってきたんですね。
子どもの成長期において、2歳という年齢は目に見えて、大きな変化をたどる時期でもあり、人を困らす行為や、寝つきが悪くなる、突然のように別の事柄に気を移すといったことは、そう珍しいこと、不思議なことではありません。 それだけお子さんが成長し視野が格段に広がってきた証拠なのです。 ただ、まだまだ、神経系の発達が追いつかず、欲望を自制するとか、大人が考えるような”理性”というものへの芽生えは、もうしばらくかかります。
そこで必要になるのが、躾ですね。 その躾や怒り方が間違っているのかとのご質問ですが、これまでが間違っていたのか?と考える前に、これから躾がスタートするのだとお考え下さい。 子どもと言うのは、大人にとっては不快なこと、悪戯や、駄々をこねることで、実は懸命に親が許してくれる許容範囲を探っているものなのです(もちろん無意識にですよ!)。
親は、それを理解して常に愛情を示しながら、不動のルールを決めて根気よく子どもに教えていかなければなりません。 やってはいけない行為は、やはり見過ごしてはいけません。 でも、「ダメ!ダメ!」を連発していても全てを理解できるわけではありませんから、我慢させるところは我慢させて、時には気をそらすという方法は間違っていないと思います。
最後に、奥様、ご家族がつかれてしまっていることに関して、1つの提案としましては、ごくごくたまで結構なので、ベビーシッターや、保育所に一時預かりをしてもらって、少しの時間だけでも他人に委ね、息抜きをすることも頭の片隅に入れておいてほしいと思います。 自分が見ている時間があるのに、他人に子どもを預けるなんて、子どもが可愛そうなどと考えられがちですが、少しの間だけ子どもと離れて、リフレッシュし、その分、子どもと存分に向き合うことが好結果をうむことも見直されつつあります。 そういったことも視野に入れつつ、あわてずに、これからゆっくりとお子さんを見守ってあげてください。 ご相談ありがとうございました。
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(アドバイザー:遠藤登) |
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樋口夕子です。
2歳を過ぎて、少しずつ自我が出てきているのかもしれませんね。 たまには、泣きたいだけ泣かせてみるのもいいと思いますよ。
泣くからといって、子供の要求を全てのんであげてしまうと、子供は「泣けばいいんだ」と思うようになってしまいます。好きなだけ泣かせて、おさまって落ち着いてきたらゆっくり夜ご飯を食べると体に良くないことや、しっかり睡眠をとらないと元気が出なくなってしまうことなどを話して聞かせるといいと思います。眠れないのなら、布団の中で絵本を読み聞かせたり歌を唄ってあげると眠気がさしてくるのではないでしょうか。
また、注意する場合も、ただ「駄目!」というと、子供は反発したくなってしまいます。ですからただ禁止するのではなく、「そういうことしたら、お友達が痛いよ。」や、「いじわるするとお父さんやお母さんは悲しいよ。」「我儘言われると困るの。」と気持ちをきちんと伝えてあげて下さい。あんがいすんなり聞き入れたりしますよ。
ほとんどの子供さんが、こういう時期を通過するものですから、大変ですが「こんなものなんだ!」と気持ちを切り替えて子供さんと向きあってみるといいと思います。
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(アドバイザー:樋口夕子) |
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