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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
言葉の遅れに対してできること
こんにちは。3歳9ヶ月になる次男のことでご相談させていただきます。
兄弟は上に12歳の兄がいます。家族はパパママ兄本人の4人家族で隣に主人の両親が住んでいます。

年の離れた兄弟で周りにお友達もいないのでみんなで何かと甘やかせてきてしまったかと思うのですが現在、言葉の遅れとコミュニケーションがとれない、多動、言う事が聞けないなどということでそういう心配な子たちが集まるクラブに先月から入っています。

言葉は、単語はたくさん言えるというか興味を持っていて「これなあに?」
とか聞いてどんどん増えている最中ですが、「パパは?」と聞くと「パパ、会社いっちゃった」とか「お兄ちゃんは?」「たっちゃん、学校」などとちょっとしたことは答えられるようになったのですが、聞いたことに対してそのままオウム返しが多い気がするのですが覚え始めはこんなものかなと思っています。
行動面では、最近はずいぶん落ち着いてきたと周りでも言われますが、クラブではだめといっても戸を開けて保育園のほうに行ってしまったり園庭で遊ぶ時は、後ろに行ってしまったり、いすに座ってないとかで、言われてもこちらを見ながら行動して楽しんでいるような感じです。

心配で小児科などで相談しましたら軽度の広汎性発達障害とかで今度専門のところで見ていただくよう予約を入れていただけたのですが、家の感じと病院では本来の姿がでるのかと心配です。うまく説明ができないですみませんが、やはり私のとるべき行動は専門医に見ていただいた結果を元に何があっても子供のために頑張っていくことなのでしょうか? 毎日泣いてばかりでつらくこのような相談をしてしまいました。

本当は間違いであって欲しい気持ちでいっぱいなのです。何かご助言がいただきたいです。どうぞよろしくお願い致します。

(さおりん さん)


さおりん さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。心中お察し申し上げます。

ご相談の広範性発達障害、いわゆる「自閉症」ですが、これは専門医でも判定が難しいそうです。同じ専門家であっても、判断が分かれる場合だってめずらしくありません。
それから自閉症というもの、どの子どもにもあてはまるものがあります。インターネットで検索すると、自閉症を紹介するサイトもたくさんあります。でも、この「症例」を見ていきますと、どの子どももひとつやふたつ、症例にあてはまるものが必ずあります。

自閉症を「個性がちょっと強く出たもの」と表現した人がいます。これが一番よくあたっているでしょう。だって興味があるものに集中してしまうのが子ども。頭の中で別のことを考えていれば、大人の話はうわのそら。これも子ども。

そう思うと、現在さおりんさんのお子さま、「軽度の自閉症」ということですが、どこからが自閉症にあたり、どこまでが普通の子どもの行動なのか。その境界線は専門家でも難しいのでは?と思います。まずは決め付けないこと。そして専門家の診断を受けることも重要でしょう。

さおりんさんにできること。それはまずお友達とかかわる機会を増やすことだと思います。現在通っておられる幼児教室など、とても良い経験になると思います。できれば他のサークル、今は児童館などでも無料の育児サークルを開いている所もありますので、これらにも参加されるとよろしいでしょう。

その時、絶対に他のお友達と比較することは止めてください。ご本人の発達。これに注目し、できるようになったら誉める。今まで飛び出していたところを止まることができるようになったら誉める。これを続けてください。
ご相談文から推測する限り、だいぶ成長の様子が見られます。少し長い目で、成長を見守ってくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


さおりんさんへ
はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました。
3歳の男の子の相談ですね。
さおりんさんの気持ちが とても伝わってきます。
まず、大切なことをお伝えしたいと思います。
それは、さおりんさんが 泣いてつらくなるくらい この子を愛しているということです。これが一番 大切なことです。
最近、クラブに入って この子もすごく成長しているはずです。
言葉も 少しづつですが 覚えてきて 楽しくなっているはず・・。

ママの不安は
このまま、障害が残ったままじゃないのか。 遅れたまんまじゃないのか
そんな不安じゃないでしょうか?
僕自身は 医者では ありませんので 細かく症状から分析することはできませんが・・。 ひとつだけ確かにいえること。
それは、「こどもは成長する」ということです。
現在の段階での遅れは、克服が可能だということです。
ここに軽度の障害と書かれてありますが それは今の段階での事。
今からの「可能性」や「成長」が ストップしたわけではないのです。
専門医の先生のアドバイス。
これは とても大切です。「今の時点」を知るという意味では貴重なアドバイスがいただけるはずです。
ただ、あくまでも「今の時点」の話です。
こどもの成長と親の気持ちというものは どの家庭でもそうですが、かなり左右されてきます。それだけ影響があるものです。

今は、「成長する」
そのことだけに集中してみることが大切です。
日々、その子の成長した部分だけを書いた「成長日記」をつけてみたりするのも手です。自分の中に 常に「成長しているんだ」という想いを送り続けてあげることです。
心配で不安な気持ちは、すごくよく理解できます。
でも 今は、一生懸命 成長しているお子さんを じっくりと見つめてあげる時なんじゃないかなと思います。

親の想いは、必ず こどもには 伝わります。

専門医へ 相談に行くのは「現在の発達状況」を知るためです。
あくまでも 今から成長していくのに必要な「アドバイス」をもらいにいくだけです。それを使って より この子を成長させてあげましょう。

(アドバイザー:岸本元気)




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