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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など わがまま・反抗・ストレス
離婚後、自分に自信を持てずにいるようで、乱暴な行動に
現在6歳年長児の男の子のことで相談させてください。
多分顕著になってきたのは昨年8月の離婚後からですが、友達とけんかしたり、しかられたりすると過剰に反応することがあります。
普段は活発で、お友達やいとこと遊ぶのが好きな子です。

保育園からは3月ごろに一度「お友達とちょっとしたいさかいのときに、パニック状態というかキレて手がつけられないときが最近あります。なにかおうちでありましたか?」ときかれました。
実家でもおばあちゃんなどに叱られると「うるせえんだよ。ばばあ」などどいったり、「ぼくなんか死んだほうがいいんでしょ」などどいったりします。

家でも、習い事の試験がうまくいかなかったときに「きっと僕なんか絶対受からない」といったり、「保育園の友達なんか大嫌い。皆、僕のことを嫌いなんだ。行きたくない。」といったりします。とくに4月に担任が変わってからさらに保育園を嫌がっています。先日もお誕生祝いを園でしてくれたのですが、「友達がお祝いしてくれなかった。(歌を歌ってくれなかったことからそう思ってしまったみたいです。)」などどいいます。

多分、自己否定というか自分に自信を持てずにいる状態なのではないかと思うのですが、どう対応していいかわからず、「そんなことをいったらだめでしょ」とついきつく言ってしまったりします。私は手をあげることはしませんが、きつく口で叱ることはあります。それも自己否定の一因かと思います。

離婚がきっかけになっているとは思うのですが、相手の借金・ギャンブル癖が原因だったので、私はよりを戻す気はないのですが、子供にははっきりとは理由をいえないので、私がパパを追い出したとでも思っているみたいです。
月に一度位、パパの所へいかせるのですが、必ずそのあとはいつになったら一緒に住めるの?ときいてきたりして困っています。多分そんな話を子供にしているんだろうと思いますが、会わせないほうがいいのでしょうか。

来月個人面談で担任には相談しようと思っていますが、もっと早く専門家に見せたほうがいいでしょうか。相談するするならどういうところにすべきか、また私は子供にどういう対応をすべきなのか、アドバイスをいただけたらと思います。よろしくお願いします。

(mimisan さん)


はじめまして、mimisan、吉田です。

お子さんの気持ちを考えると、なんとも言えませんよね。
私は、包み隠さず、理解できようが、出来まいが、話しています。
その上で、なるべく、子どものすべてを、受け止めようと、思っています。

きっと、お子さんは、自分の気持ちをどこにぶつけていいのか、分からないんでしょうね。

私の友達は、離婚の際に、面談を断りました。
あなたはよくても、再婚して、子どもが出来たらの子のことは、忘れるし、会いに来る事も、なくなるだろうし、そうすると、子の子が、かわいそう
と言う事でした。

確かに、子どもは、大人のいざこざは、まだまだ、理解できないだろうし、どうして?という気持ちが出て来るんだと、思います。

知り合いの娘さんは、月に一度、会っているようです。知り合いが言うには、なんかおかしい、家族で出かけているみたい・・・と複雑な心境を語っていました。

6歳なので、少しずつ理解できると思うので、mimisanの今の気持ちを伝え、お子さんの気持ちや、おかあさんは、あなたと2人でこう生きていきたい!と話し合ってみてもよいのではないでしょうか?

(アドバイザー:吉田幸江)


mimisanへ
はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました。年長の男の子のことですね。
すごく 内容が伝わってきました。

僕は、今年の3月まで 児童擁護施設にいました。そこにもたくさんのこどもたちがいました。幼児の子で 同じようなケースがあったので少しだけ
お話いたしますね。
もちろん、その子の場合は ママのようにそばで見守ってくれる人がいないので今回とは少し違いますが  参考にはなると思います。

自己否定がかなりひどくて まったく切れやすいこどもでした。
今回のご相談の内容とほぼ同じ状態だったんですね。
そこで 他の指導員の方は 「離婚」が原因なんだろう。親の暴力か、喧嘩を見すぎたのか  そんな感じで対応していました。 でも僕自身は 少し違和感を持っていました。
確かに原因の一部は そこにあるのは 否定しませんし、おそらくそうだろうと・・。
ただ、全部がそうでなくて 別のなにかが引き金になってる そんな気がしてたんですね。
しばらくして わかったんです。
「自分の存在」の分裂です。その子の場合は、どちらもがいらないといった状態だったんで施設に来たのですが 自分がわからなくなってきたんですね。自分の存在に対する不安のようなものです。

こどもというものは、大人も人間みんなそうですが 自分の存在に対する不安は持っています。
ただ、それを自分が必要とされている確固たる証拠が欲しいものです。
これは、こどもだから・・・じゃなく こどもには 絶対に必要なものなんですね。
無条件の愛と昔から言いますが それにほとんど近いものだと思います。

では、長くなりましたが mimisanのお子さんに戻りますね!
今、必要なのは その子がmimisanにとって必要な存在である「証拠」です。
絶対的な証拠を見せてあげた方がいいと思います。
もちろん、絶対に必要であることは 間違いないのですが、それを『言葉』や『形』にして表現してあげることです。
こどもというものは 叱られただけで 「必要ないんだ」と思いがちです。
でも これは仕方のないことです。
それに対処するには  いろんな形で証拠を見せてあげることです。
「いつも手伝ってくれてありがとう」
「そばにいてくれるから がんばれるんだよね」
どんな言葉でもいいのです。
その子が とても大切なんだということを たくさん伝えてあげることです。
離婚は、きっかけであって、それは、引き金には なりません。
ただ、幼児期の離婚には それなりに こどもたちに こころの栄養が必要だと思います。

僕も 娘が3歳の時に離婚しました。ただ、幸いなことに 昔の妻も回りも その子に「こころの栄養」は、与えてくれていたようで 今も元気に素直に育っています。
大切なのは 時に こころの栄養は たっぷり補給してあげなければならない時期があるということです。
きっと変化は、起こります。
それは お約束できます。
がんばって!!

(アドバイザー:岸本元気)


mimisan さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

お子さんは、パパとの別れでのさみしさや反抗期に入っていることとがあいまって、どこかで本人も苦しんでいるから過剰に反応したり、キレる場合も考えられます。子どもの気持ちに気づかないと、お子さんのサインとして強い怒りが生まれます。その時は、たとえ怒っていても、それを怒りで抑えつけるよりも、抱っこのほうが、はるかに効果があります。
ママの胸の中で抱きしめてください。
そして、「つらいね。つらかったね」と背中と頭をさすってやって下さい。

また、10歳まで徹底的にスキンシップを計ってください。
特に不安な気持ちや、淋しい気持ちを表現したときには、必ず実行してください。

(アドバイザー:加藤田稔)


こんにちは、田中和子です。

離婚したことでとても子供さんが不安定になっておられるようですね。
もちろんmimisanさんも不安がいっぱいだと思います。

その不安が今の子供さんの出し方に変わっているのだと思います。
離婚の理由は確かに説明しがたいものですが、「パパがお金をたくさん使ってしまって、ご飯も食べるお金がなくなったの。だから、パパとママは離れて暮らすことにしたのよ」とわかりやすく話してあげてみてはいかがですか?
きっと6歳ですのですべてを理解することは難しくても、この程度のことでしたら理解できるかと思います。

そして、今はやはり受け入れてあげることを最優先しましょう。
もちろん、言ってはいけない言葉を言った時など、「そんな言いかたしたら、悲しくなるよ」などの声かけは必要ですが、きつく叱るのは逆効果かと思われます。

大好きなパパと離れて暮らすことがお子さんにはとても辛いことの様にお見受けしました。
しっかりと理由をお伝えになり、寂しい気持ちをmimisanさんが受け止めてあげてください。

相談機関と言っても、きっと同じような答えになるかと思います。
児童相談所などでも相談業務を受けているかと思いますし、後はmimisanさん自身の不安感も取り除くのであれば、一緒に心療内科に通うということも考えられます。
そういうところでカウンセリングを受けるのも一つの手立てかと思います。

(アドバイザー:田中和子)




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