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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
怖がりでお友達とうまく関われないよう
初めまして。よろしくお願いします。
2歳9ヶ月の女の子と3ヶ月の男の子の母です。
今回は、長女の性格のことで相談にのっていただきたいと思います。

長女は、今年の4月から公立の保育所に通っています。通い始めた頃は絶叫する感じでおお泣きし、給食も食べずに、お迎えのときは泣き疲れて眠っているということもありました。いきなりの弟出現と、保育所の突然の入所が重なって、かなり心労があったのか、初めてじんましんがでたりもしました。
最近では、なんとか泣かずにバイバイする日もあったりして、かなり頑張っているなと思います。朝別れ際以外は、ほとんど泣いてないそうです。

もともと運動面の発達が遅く、歩いたのが1歳7ヶ月になってからでした。小児科の先生には、頑固で慎重な性格かもしれないねと言われたりしました。また、人見知りが非常に激しく、小さい頃から主人以外の人には預けたことがありません。主人は育児に大変協力的で、私も助けられています。

最近保育所の先生から、「すーちゃんは(長女のことです)、自分の世界をつくる感じですね。そして、新しいことに対してすごく不安を覚えるタイプみたいですね。でも、見通しがたたないことに不安を感じるのは当たり前のことですから、大丈夫ですよ。友達がしていることもよく観察しているし。」というようなことを言われました。長女のクラスは18人に担任の先生4人で、先生方はみなさん、とてもいい感じで、安心して任せているといった状況です。1日の様子も、かなり詳しく教えてくださったり、連絡帳に書いてくださったりしてくれます。(ちなみに長女のクラスは、18人中5人が新入所児です)

確かに、極度に臆病な性格で、同じくらいの年の子供とは絶対に関わろうとしません。恐怖を感じるみたいです。こないだは、1歳ぐらいの子にほっぺたをつつかれただけでおお泣きしていました。。連絡帳をみても、友達には警戒心を持っているらしく、絶対関わろうとはしないようです。そして、先生が他の子を怒っていると、それをじーーーっと見ているようです。
こういう性格を心配して、早くから保育所にいれたいと思っていたのですが、いつかは友達と関わることができるのでしょうか。。。友達はこわくないということを教えてあげたいのですが、どうすればいいでしょうか。私がお友達に話しかけるというようなことはやっているのですが、イマイチ効果はありません。公園に遊びに行っていた頃、押されてこけたり髪の毛をひっぱられたりすることがよくありました。見ていて「やり返せばいいのに」と思ってしまうほど、そういうことがありました。そういうのも恐怖体験になっているのでしょうか。

子供に対してだけ恐怖心が強いわけではなく、何にたいしても、です。テレビの何もうつってない画面をみて大泣きするし、とにかくこわいといって本当によく泣きます。大声出されただけでも。

私は、怒りっぽい性格で、すぐに怒ってしまいます。こわいと言って泣いた時にさえ、怒ってしまうのです。そのことが長女の性格に影響してしまったのだろうと思っています。極度に臆病な性格は、多分私が怒りすぎるので、びくびくしてしまうようになったのだと思います。。そのことを反省して、最近ではひと呼吸おいてから何かを言うように心がけてはいるのですが。。。よく自己嫌悪に陥ってしまいます。。

逆に、主人はとてもとても気の長い性格で、ほとんど怒ることはありません。長女は、家庭ではすごく明るくて、眠っているとき以外はずっとしゃべるか歌うか踊るかしています。弟にもまだあまり関心はないみたいですが、優しく接してくれています。そういう長女が大好きでかわいく思えます。なので、外へ出た時とのギャップにとまどってしまう部分もあります。

なんだか、まとまりのない長文になってしまい、申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いします。。。

(スイミー母 さん)


スイミー母さんへ
はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました!
3歳にもうすぐなる女の子なんですね。
お話から ご主人さんも園の先生も とてもいい方ですね。
それに スイミー母さんの優しさもよく伝わってきましたよ。
よく 娘さんもがんばってますね!感心します。

怖がりな部分ということですが これも色んなパターンがあります。
本当に恐怖でおびえていて精神的に かなりダメージがある場合もありますが、この子は そうではないようですね。
怖がることも、泣くことも 表現のひとつです。
お家では、歌ったりしゃべったりして楽しく過ごしていますよね。
これは 安心感の上に成り立っている表現ですね。
怖がることや泣くことは その反対の「不安」に対する表現です。
「不安」に対する表現は 他に 黙ったり、ふるえてじっとしたり、逆にハイテンションになったりする方法も ありますが、怖がるや泣くは いたって普通の表現方法です。

ただ、「恐怖」と【不安】は、少し違います。
「恐怖」は、人間が持つ防衛反応のひとつなので、命を守りたい。という感じの反応です。だから 必ずとはいえませんが ほとんど体調にでてきます。
熱がでたり やせてしまったり 下痢をしたり 色々だと思います。
「不安」は、その点 泣いたり怖がることは ありますが、体調には ほとんど影響を与えることは ないはずです。
もちろん ストレスはあります。でも 「恐怖」ほど極端な影響はないと思います。

「不安」を解消する方法というものは 「安心感」しかありません。
それには、「慣れて 自分の中で 安心感を築くこと」です。
できるかぎり 多く 人や世間とふれあう機会を増やしてあげることです。
保育園に入れたり 公園にでかけて ふれあったりなど、ママの判断は 適切だと思います。
あとは、少しづつ 気長に 安心感を育ててあげること ですね。
どんな場所や人の多いところに行っても、ママがいつもにこやかに笑顔でいてくれる。
それで十分です。
安心してください。
もうすぐ しっかりしてくるはずです。
下の子の成長とともに・・
ゆっくり 育ててあげてくださいね!

(アドバイザー:岸本元気)


スイミー母さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

小さなお子さんをかかえていると, 気の休まるときがありませんよね。
また、いろいろとご心配ですね。つい心配ですと、『あれをしてはいけない』、 『これをするとあぶない』と子どもに注意することが多くなってしまいます。
例えば、ガラスに近づけば、壊れるから危ない、とか、火に近づけば火傷すると叱る。そうすると、子どもは自分のすることで安全なものは何もないと信じるようになって「こわい、こわい」となってしまいます。
つまり、親が心配しすぎると、子どもは安心できなくなり、安らぐことができずに、自信を持つことができません。

ここは、不安や緊張を受けとめる言葉で、その状況を軽減することが必要と思われます。

必要と思われる時のみに次のことを実行してみて下さい。
たとえば「大丈夫」「よしよし」「気にしないで」という言葉を使って見てはいかがでしょう。また、お子さんの行動や会話に少しでも満足げなものが見えた時こそ、「大変だったね」「がんばったね」と本人を認める言葉がけをして下さい。つまり、お子さんにとってプラスの感情が湧く会話が大事というわけです。したがって、このことで、お子さんにプラスの感情が芽生えれば、自分自身を大切と思い、自信や意欲を高めていくことになります。

ですから、両親の役割として、子どもの欲求や思いを行動させることが最も大事なことと思います。

なお、怒るような状況になった場合は、お子さんをしっかり抱きしめて「大丈夫だから」と自分に言い聞かせてください。
一呼吸おくことで心に余裕を持つ効果を与えますのでお試しください。
さあ、スイミー母さん、今からできることを実行に移してみませんか。

(アドバイザー:加藤田稔)




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