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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など いじわるする・噛み付く・乱暴する
壁紙を剥がしたり物を壊したりで「ごめんなさい」が言えない
初めまして。6歳(年長)5歳(年中)0歳の娘を育てています。
6歳と5歳の娘達のことで相談をお願い致します。

家にいると、壁紙を剥がしたり物を壊したりと毎日凄いことになっています。やってしまった後、私に怒られるのがわかっているのか、呼んでも返事せず、クローゼットの中トイレの中などに隠れています。
私は、やってしまった所に連れてきて「いけない事なんだよ」と注意をしますが、ずっと下を向いたまま話を聞いています。悪いことをしたら「ごめんなさい」言わないといけないと教えているのですが、私には絶対に言いません。
幼稚園には、家での行為を話してあります。年少から入園していますが家でやっているような事はなく、友達とも仲良く遊べていると言われています。「ありがとう」「ごめんなさい」などの言葉も先生に言われてからではなく、自分からきちんと言っています。

私は、3年前に長男を病気で亡くしており、その時長女は2歳2ヶ月、次女は1歳2ヶ月。長男が入院中の2ヶ月間、長女と次女は朝早くから夜9時頃まで託児所で過ごしていました。主人と私の両親も協力してくれ、土、日は家で過ごしていましたが、その頃から物を壊したり返事をしてくれなかったりが始まっているような気がします。自分がいっぱいいっぱいで、情けないんですが、まったく子供達のことを構ってやれませんでした。

私が用事で出かける時に、ベビーシッターや託児所を利用しています。
行くことを嫌がるということはありませんが「今日は何時にお迎え」「迎えにくるよね」などの事を言います。

私の両親には、愛情不足からくるわがままだ。と言われていますが、もし、愛情不足であれば私はどういうふうに子供と向き合っていけばいいんでしょうか?いたずらもしなくなるでしょうか?

文章がまとまらずすみません。

(ぴんくま さん)


ぴんくまさんへ
はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました!
6歳と5歳の娘さんたちのことなんですね。内容は読ませて頂きました。
これからは、僕の感想を書かせて頂きますね。
すごく可愛いなあと思いました。  なぜ?
ごめんなさいを言わない・・少し分かる気がしました。
たぶん、2つの理由があるのではないかと思います。
「ごめんなさいを言わない」のにも理由があります。
ひとつは 悪いとわかっているけど 言わない。
もうひとつは 悪いとわかっていない。  このどちらかしかありません。
では、「悪いとわかっていない場合」とは どんなときでしょうか?
ママを元気にしたいとき もしくは ママと遊んであげようと思った時です。

たぶん、幼稚園では 他のお友達が元気がない時には 積極的に働きかけを
するように こどもたちには 教えているはずです。でも やり方は こどもの受け取り方によって 随分と変わってきますが・・。例えば 他の友達を巻き込むために 教室の積み木をひっくり返してみる。本棚から本を出して 散らかして みんなを集めてみるなど、やり方は 様々です。
壁紙をはがしたり、物をこわしたり・・・そうすることで気をひこうとしているのは たぶん間違いないと思います。確かに 悪いことですよね。

でも、責めずに そこに参加してみるのです。けっして壊したりするのに参加するのではありませんが・・。僕は この子たちは お母さんの大変さを身をもって知っている。という見解を持っています。だから お母さんを元気にしたいという願いは この行為の核にある、そんな気がしています。もし、笑って なんでこんなことするのよ!っていいながら、一緒に その張り紙を 張り替えてみる。壊したものを修理してみる。
そして その壊れた物や張り紙に話しかけてあげるのです。
「痛かったよね。ちゃんと綺麗に張ってあげるからね」そんな感じです。
それを笑顔で 行ってみるのがいい思います。
壊した物や破れた張り紙を まるで人や その子の友達のように扱ってあげるのです。
ママに謝るのではなく 壁紙にあやまるのです。

園であやまるという行為には 対象が必ずあります。
お友達にあやまったり  物にあやまったり・・・必ず 対象にあやまらせます。
だから ママに謝るのでは ないのです。・・その壁紙たちにです。

それと大切なのは その子たちの目的です。
それは、ママを元気にするためなのかも わからないということです。
自分を元気にするために 悪いことをわざわざしてくれる としたら、どうですか?
愛しく感じるはずです。
こどもの行為というものは 本来 そんなものです。
少し 捉え方を変えてみると 必ず その子たちは 変わってきます。
「愛情不足からくるわがまま」
似ているようですが ちょっと違う気がします。
もし、愛情不足だと自分が感じるのであれば 今からでも十分時間はあります。
ただ、僕は 違うような気がしていますけど・・。
見方を変えると こどもの持つこころが見えてくるのは 事実です。

ママの今までの悲しいことも 苦しいことも がんばってきたことも、この子たちは 理解している。
自分たちなりの 表現下手ですが ママへの自分たちなりの愛情表現だと捉えてあげてみませんか?
たぶん 違うものが 見えてくること。
それだけは お約束できますよ。
がんばってくださいね!

PS:しかし 修理代は 大変ですよね(笑)・・わかります

(アドバイザー:岸本元気)


ぴんくまさん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

どのママも一日も、振り返ってみれば、ほとんどが子どもを叱ってばかりなのではないでしょうか。いえ、怒ってばかりと言ったほうが正確かもしれませんね。これはなぜでしょう。ママもパパもお子さんによくなって欲しいのです。ある段階までよくなったら、今度はもっともっとよくなって欲しいのです。だから、ちょっとした過ちや失敗でも、目についてしまいます。ところが、お子さんが仲良く遊んでいる時など、ママは安心していまって何も言わないでしょう。
そこでニッコリ笑って「あら、えらいわね」の一言があると、お子さんはほっとし安心するでしょう。

ここは、良い子の姿に安心して叱らないのではなく、ママは、些細なことでも、もっと積極的にほめてあげて下さい。
そう、ほめ言葉を惜しまないようにしましょう。
お子さんたちのさまざまな言動に関心を持って、悪いところにバツをつけるのでなく、良いところにマルをつけるような気持ちになってみてはいかがですか。時には二重マルをつけて下さい。
つまり、良い面を認めて引き出すことをお勧めします。ほめられた時、期待された時には大人でさえ、「やって良かった」「よーし、今度も頑張てっみよう」という気が自然に湧き上がるではありませんか。
ほめることにあまり慣れていないママに、急にお子さんたちをほめることを勧めても、何をどうほめたらよいか、ちょっと戸惑うようなことも、或いはあるかもしれません。でも、簡単なことです。難しい言葉や長い表現はいりません。「がんばったね」「よくやったね」「やればできるのね」「あなたなら大丈夫」「安心だわ」「信じているよ」などと、たった一言ずつでいいのです。
いくら良いことをしたからといって、いちいちほめていたら、甘やかすことになるのでないかとの心配は無用です。どうしたって親は子を叱ることに目にいくのですから、少し意識してほめる点を探すくらいで、ちょうど良いバランスが取れると思います。

したがって、お子さんの一番そばで成長を見守っているママから、ほめられた時こそ、「あ、やっぱりママは私のことをちゃんと見ていてくれたんだ」とお子さんは喜び、安心する瞬間なのです。こうしてゆくと、お子さんは叱らずにほめたほうが良いと言うことになりますね。
さあ、できることから始めてみませんか。

(アドバイザー:加藤田稔)




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