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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 園や担任の先生への不満
「お便りバッグ」があるのに、担任の先生からお返事が来ない
幼稚園年少の男の子の母です。幼稚園は私立のマンモス園で(年少は20人が5クラス)バス通園、行事も少ないため親の出番はほとんどありません。園での様子は子供に聞くしかないのですが、言葉が遅いため、説明出来ない事が多いです。

相談したいのは担任の先生のことです。今年2年目の若い先生ですが、連絡方法として「お便りバッグ」というものがあり、担任に伝えたい事など、手紙を入れたり出来る事になっています。初めての家庭訪問の時も、「いつでも手紙や電話してください」といってくれたので、今までに何回も手紙を書きました。でも返事が一向に返ってこないのです。他のクラスの先生は保護者が何か一言でも手紙を書いてくれば、必ず返事があるとのこと。うちの担任だけの様子です。

それと以前子供が保育中に鼻血を出したことがあるのですが、たまたま用事で私が電話した時に初めて教えてくれました。このままでは不信感がつのっていくばかり。最近では、クラスを変えて欲しいと真剣に考える事もあります。(無理でしょうが・・)

こんなことは、いったい誰に相談したらいいのでしょう?直接担任に話すと、今後行事などで顔を合わせづらくなったり、子供への風当たりも心配です。でも園長先生に相談、というのも大げさなのか・・でもこのままでは不安でたまりません。(子供は言語と対人関係に遅れがあり、入園前から検査、指導などを受けています。そのことはしっかり伝えたつもりです。ですが、今一つ理解されていない様子も気になります。手紙で様子を聞いてもなしのつぶて。せめて、たった一言でもお返事が欲しいのです・・)

(みつき さん)


こんにちは、高橋です。

さて、今回のみつきさんのご相談ですが・・・・・みつきさんのお子様の幼稚園にある「お便りバッグ」とてもいいアイデアですよね。それを実施していると言う事は、「園での子ども達の様子を知って欲しい!家庭での子ども達の様子を知らせて欲しい!」という園側の姿勢の現われでもありますよね。

親の出番がほとんどなくても、そのような姿勢があるというのは、とてもよいことだと思います。ちなみに私の以前勤めていた幼稚園では、実施しているのは一人の先生だけでした。(悲しい・・)
ただ、2年目の若い先生・・・・というのがちょっと気になりました。マンモス幼稚園、職員の数も多ければ、研修も担当者によって違うものになるでしょう。
しかし、人というものはそれぞれに仕事のやり方を持っているもので、「うちの幼稚園ではこのようにする事!」と決められていても、それぞれのアプローチがあると思うのです。恐らくは、園側の研修の意図(お便りバッグの有効的な使い方等)がきちんと伝わっていないのか、その担任の先生のお考えで、お手紙を書いてもらって、それを読んで保育の参考にする程度の認識なのでは?とも考えられます。
まして、その日の降園時間までににお手紙のお返事を書くというのは、僕の感覚としては、不可能な事のように感じられます。実際にお返事を書いている先生方がいらっしゃるということなので、なんとも申しあげられませんが、それを書いている間は、子ども達から意識や目、場所的にも離れる時間ができるということだと思います。

でも、子どもの様子をあまり知る機会がない親御さんにとっては、切実な願いでもありますよね?親と教職員が協力してこその子育て、幼稚園だと僕も思います。
このような場合、やはり、園長先生や教務主任の先生にご相談されるのが良いのではないでしょうか?そうして、打ち明ける事によって、親の見えなかったニーズが担任に伝わったりする事もあったりしますから。まだ、2年目と否定的になるのではなく、2年目のフレッシュな先生と考えてはいかがでしょう?まだまだ、教員としての経験も浅く、人間的にも社会に出たばかりの人間です。お子様のことが気になる気持ちはお察しいたしますが、そこで否定的な気持ち(クラスを変えて欲しい・・・)にならず、その先生の良い所、その幼稚園の良い所を、ご自身が引き出すといったお気持ちで、園の方々と関わってみれば・・・・・と思います。

ご参考になったかどうかわかりませんが、私なりの意見を述べさせていただきました。早く何か一言でも、お返事が返ってくるようになるといいですね。

(アドバイザー:高橋良尚)


旭幼稚園 副園長の井上です。ご相談ありがとうございます。ご質問を拝見し、みつきさんのお気持ち、お察しいたしました。

私立幼稚園の場合、園長先生の教育方針のもとに園全体が運営されています。つまり園で行なっているもの全ては園長先生の「こうすることによって、私が理想とする子どもを育てたい」という「願い」(「思い」と言ってよいかも知れません)がこめられています。
みつきさんのお子様が通っておられる幼稚園には「お便りバック」というものがあるそうですね。これは幼稚園の行事・活動に保護者の方々も関心を持って欲しい、また保護者の方々の意見を園運営に活かしていきたい、という「願い」があってのこと、と思います。それは素晴らしいことです。
ただ…。やはり意見を書いた以上、何らかの回答が欲しい、というのは当然のことでしょう。

幼稚園の先生は非常に多忙です。バスの送迎、保育、そして翌日の準備。園内研修。運動会などの大きな行事を控えているこのごろは、運動会全体の構成・プログラム等の打ち合せなど、目が回るほど忙しいのが実情です。そのような中で、毎日保護者の皆さんの「お便り」に返事を書くのは大変なことと推測します。これも「慣れ」の問題で、上手く時間を使って、保護者の皆さんにお返事を書けるようになるのかも知れませんね。

みつきさんのお子様の担任は、まだ2年目ということで、まだ上手く時間のやりくりができないと推測しました。でも、園長先生の方針で、このようなものを採用している以上、やはり園の方針に従って、お返事は出すべきでは?と思います。

以上、思いつくまま私の考えを述べさせていただきました。結論になりますが、みつきさんのお子様が通っておられる幼稚園では、「お便り」を通じて保護者の皆さんと意見交流がしたい、幼稚園の考えを深く理解して欲しい、という目的があってのこと、と思いますので、直接園長先生にご意見を述べられるのがよろしいかと思います。

以前、私の園に勤務していた先生は、「今日はこんな様子でした」というメモを園長にも私にも相談せず、独断で渡していました。保育園に勤務していた経験のある方でしたが、保育園では「お昼寝」の時間をこのような「お便り」を書く時間にあてていたそうです。でも幼稚園ではお昼寝はありません。
昼食後、子どもを外で遊ばせ、自分はメモを書いていたそうです。私は「メモを書くことも仕事の一部かも知れないが、子どもが園にいる以上、やはり子どもをしっかり保育するほうが先。メモを書くのなら保育終了後にして、先ずは子どもを優先して欲しい。どうしても連絡することがあれば電話でも済むので、先ずは保育第一で」とお願いしました。

これは私の「思い」です。でも、これは私の考えであって、幼稚園によって考えは異なります。どれが正しいということはありませんので、この点をご理解ください。早く改善されるといいですね。

ちょっと文章にまとまりがなくなってしまいました。読みづらくなって申し訳ありません。

(アドバイザー:井上智賀)




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