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アドバイザースタッフに聞きたい!

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性格・生活習慣・行動など 生活習慣(トイレ/食事/おしゃぶり..など)
離乳食で、咀嚼をせずに丸呑みしてしまう
はじめまして。1歳1ヶ月男児の食事と哺乳に関してのご相談です。

現在の食事状況は1日3回の離乳食とミルクを2回、おやつを1回です。体格はかなり小柄なわりに、食べている方だと思います。ただ、食事中の約30分間、咀嚼はほとんどせず、指しゃぶりをずっと続けながら丸呑みをして食べています。

食事の雰囲気を楽しくしようと工夫して食べるのを見せたり、硬さを変えてもダメで、スプーンとフォークを持たせても今度はそっちに気をとられて全く食べようとしなくなり、持っていたものをポイしてまた指しゃぶりを再開し丸呑みがはじまります。再度手に何か持たせようとすると怒って泣き出し食べなくなります。

ミルクは哺乳瓶ならかなり大量に飲もうとしますが、便がゆるくなりすぎてオムツかぶれしてしまうので、今は1日300〜400cc程度にしています。
コップの練習をしようとしてもかなり抵抗して嫌がるので、スプーンや小皿、マグマグなどで水分を与えようとすると泣き出し、逃げてしまいます。湯冷まし・お茶・果汁などの水分は哺乳瓶でも嫌がって飲みません。

実は生来「胃食道逆流症」で経口摂取は不可能だったため生直後入院して、鼻からの管で母乳も与えていました。初めて本人が飲めるようになったのも2ヶ月ごろからでした。主治医は現在の食事状況との関連性はわからないとのこと。病気は完治しているし、今はとにかくあきらめて彼の好きなようにさせようと思いはじめました。親がそのくらいの気持ちでいないと逆に子供の食事嫌いはますますエスカレートしそうに感じるからです。丸呑みもコップもストローも指しゃぶりだって時期がくればよくなるのだから。。と逆に自分に言い聞かせる毎日です。

虫歯予防のために歯磨きだけは徹底していますが、歯並びへの影響や水分不足が心配です。ずっとつまらなそうに目を合わせようとせず食事が終わるのを指しゃぶりで耐えているような雰囲気が何より心配です。長々と申し訳ありませんが、アドバイス頂けたら幸いです。

(てりあ さん)


てりあさん、はじめまして、吉田です。

咀嚼は、練習ですよね。

根気よく、根野菜など、茹でて、あげてみてはいかがですか?

できれば、食事の時くらいは、指吸いをしないように、何か工夫をしてみては、どうでしょうか?
指をすっては、食事は食べれませんものね。

吸う指のほうの手に、スプンやフォークを持たせてあげたり、ミルクの補充も、もう必要ないのではないでしょうか?

ミルクを飲むから、食べなくてもよい、とお子さん自身、感じているのかも知れませんね。

これから、暑くなるので、水分補給は、お茶をコップで少しずつ飲ませてあげるようにしていけばどうでしょうか。

あまり焦らず、頑張ってくださいね。

(アドバイザー:吉田幸江)


こんにちは田中和子です。

咀嚼をしないとのことですが、ちょうど今同じぐらいの年齢の子どもさんの担任をしていますが、まだまだ焦る必要はないと思います。

ちなみに1歳9ヶ月の子どもさんでもちゅうちゅう吸ってから飲み込んでしまって、厨房の方で配慮して小さく切ってもらっています。

まずはかみこなしやすいもの例えばジャガイモなどを少しずつ大きくするなどの工夫をしながら、今お母さんが思っておられるように、子どもさんのペースに合わせることが何よりだと思います。

指吸いはできれば食事の時には避けられるといいですね。
スプーンやフォークを持たすなどして、手が口に行かないようにするのも大事かと思います。

ミルクですが本当はもう飲まなくてもいいような月齢ですね。
出来れば他の物で代替えできるほうがいいですね。
これから夏にかけてはやはりお茶などが望ましいのですが、外に出た後などにコップで飲むと少しでも飲めるようになるのではないでしょうか?
そう言うお子さんもいらっしゃいますよ。

1歳1ヶ月ですのでまだまだあせることはないと思います。

(アドバイザー:田中和子)


てりあさん、こんにちは。管理栄養士の秋山です。
ご相談下さり、ありがとうございます。お返事が遅くなってしまってごめんなさいね。

お子さんが食事を丸呑みしてしまうとのことですね。胃食道逆流症のことも不安のひとつになっているように見受けられました。
胃食道逆流症とは、胃の内容物が逆流しないように普段は胃の入り口が閉まるようになっているところが、様々な理由できちんと閉まらないことによって胃酸が逆流して食道に炎症を起こしてしまう症状で、イメージしやすいのは『胸やけ』です。胃腸の機能が未発達な乳児に見られようですね。
母に聞いて想像するに、私も同じ症状だったようで、毎回ミルクを全部吐いて、いつも空腹で過ごしていたそうです。だから身体も小さく、本当に育つのか不安な毎日だったとのことでした。でもその症状も成長するにつれて無くなったと聞いています。今やその印象はみじんも見られないくらい立派に成長しています(笑)
お伺いしたところによれば、2ヶ月までミルクを鼻腔からあげていたことから推測するに、かなり症状は重篤だったのでしょう、大変でしたね。だからこそ今の息子さんの成長がより一層愛しいものであり、また不安のひとつでもあるのだと感じられました。

ということで私の個人的見解としては、ほ乳瓶からミルクを飲めるのですから、食道炎と丸飲みは直接関係があるわけでは無いので、別に考えてみるのが良いかと思います。むしろ丸飲みしているほうが胃への負担は大きいはずですから・・・。

丸飲みするお子さんの相談はよく受けますし、栄養士達の悩みごとのひとつです。
正直、こればかりは訓練するしかありません。
まずは(もうなさっていらっしゃるようですが)離乳食の内容を見直してみましょう。
固さ、大きさはどうですか?
丸飲みのほうが楽なくらいに固いもののようならば、ひとつ前の固さ(完了期なら後期、後期なら中期)に一旦戻してみましょう。そしてひとまずは舌でつぶせる程度の固さや大きさに工夫してみましょう。野菜類は柔らかく茹でて小さく切ってあげると食べやすいですね。

あとは根気です。一緒に食べたり、食べる真似をしながら、噛むことを教えてあげて下さい。また、試しにごはんを口の中に運び入れるのではなく、唇の上にスプーンをのせてあげてみてください。スプーンのごはんを自然と拾うような口の動きが出てきたら噛むこともだんだんできるようになってきますよ。
月齢をあまり気にせず、気長に取り組んでみてくださいね。コツをつかみさえすれば、だんだん上手になってきますよ。

また、ご飯の時の手にはパンの耳や小さいおにぎり、茹でた野菜スティック、スプーンやフォークなど何かを持たせてみるという方法も、指しゃぶりを減らしたり噛むことを促すすひとつかもしれませんね。お子さんがご飯に集中できる方法を探してみましょうね。

ミルクは他のアドバイザーの方々もおっしゃっているように、だんだん減らしていってもよいかと思います。ついつい栄養不足を考えるとミルクが切り離せなくなりがちですが、人間はいつまでもミルクでお腹いっぱいにして生きていくことはできません。
てりあさんのお子さんは美味しい離乳食を3食+おやつを召し上がっているようですから、思いきってほ乳瓶から離れてみるのもひとつかもしれませんね。そうなるとコップやまぐまぐから水分を取らなくてはいけない環境になってきます。

水分摂取に関しては、味覚の問題が大きいかもしれませんね。一般的に水分が好きだというお子さんより、味がある飲み物(ミルクや麦茶、ジュースなど)が好きなお子さんのほうが多いようです。ですので、水分摂取はタイミングが大事かなあという気がします。例えば寝起きやお風呂上がり、外から帰った時など喉が渇いているだろうというタイミングでまず最初にあげる、という工夫です。このあたりも歯磨きと一緒で、習慣にしてしまうことがよいかと思います。
生活習慣については、最初は誰でも嫌がるものですが、だんだんと慣れてくれば、自然とそれが当たり前になってくるものです。

色々と根気が大事なことばかりを述べてしまってごめんなさいね。あまりお役にたてなかったように思います・・・。
まずはてりあさんもお子さんも、あせらずに今を楽しむ気持ちを忘れないでください。
人は、ひとつの笑顔で救われることってたくさんありますよね。
てりあさんとお子さんが笑顔の多い毎日を過ごせる様、応援しています。

(アドバイザー:秋山ゆか)




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