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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
長女が次女に噛み付き、その度につい手をあげてしまう
こんにちは。
2歳8ヶ月と7ヶ月の姉妹の母です。
主人は自営で、朝9:30に家を出た後23時まで帰ってきません。
週に一日休みがありますが、常に休めるとは限りません。
育児には出来ることは協力してくれますが、言わないと気付いてくれません。
子供のことは大好きのようですが、一緒にいる時間が物理的に短いです。

ご相談したいのは、長女と私のことです。
長女が次女に噛み付きます。その度につい手を上げてしまいます。
「どうしてガブ(噛み付くこと)するの?」と聞くと、「ガブしたかったから。」とこたえます。
長女の答えはいつもこんな風です。
「どうして○○するの?」「○○したかったから」。

最初は、「ガブしたら痛いでしょ、あなたもガブされたら痛いよね」とか、ぎゅっと抱きしめて、「ガブしないあなたの方が好きだな」とか、優しく諭してきたつもりです。
何度言ってもわかってもらえず、つい手を上げて叩いてしまった時は、私も泣きながら謝り、長女も「私も悪かった。ごめんなさい」と泣きながら言ってくれたりもしましたが、また同じことが繰り返されます。

私自身、物事を計画的に進めようとする性格です。
育児はそういうわけにはいかない、と頭ではわかっています。
でも、「ご飯の用意」「洗濯物干さなきゃ」「掃除も」「布団も干したい」
と、家事をしていると、どうしても長女に「ちょっと待ってて」「一人で遊んでて」と言うことが多いです。
結果的に見ると、長女の相手をほとんどしていません。
子供と一緒に遊ぶのが苦手で苦痛でもあるので、家事を言い訳にしている
ところもあります。

次女は、眠いときとお腹すいたときくらいにしか泣かない、とてもやりやすい子です。
でも長女から見れば、次女は必ずおっぱいを貰う時間をとってもらえる、でも自分は待ってばっかり、という感情があるのかな、と思います。

長女は「お風呂いや」「抱っこして」「遊んで」と一日中私に要求ばかり
してくる上に、悪ふざけで私にも蹴ったり頭突きをしたり、暴力を振るってきます。
下の子にはモチロンです。

こういう長女にイライラして、つい言葉で虐待したり、手をあげてしまうことも頻繁にあります。
問題なのは、泣いている長女を目の前にして、「何泣いてるの。自分が悪いんでしょ」とつめたい気持ちの自分が居ることです。

本当は可愛くて仕方ないのに、長女にいつもニコニコしていて貰いたい
のに、どうして長女は悪さばかりするのでしょう。
そして、私はどうしてイライラしてしまうのでしょう。
手を上げたあと、少しスッとしてしまう自分が恐ろしくてたまりません。

岸本さんが、どなたかのご回答に書いていらした、「子供の感情をコントロールすることはできない」ことに気付きなさい、という言葉に感じるものはあるのですが、まだ自分の中で消化できていません。

どうか、こんな私を助けてください。
よろしくお願いいたします。

(まつりん さん)


まつりんさんへ
はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました。お返事遅れてごめんなさい。
長女さんの「がぶり」!!ですね。
少しわかる気がします。決して まつりんさんが悪いとか そんなんじゃないですよ(笑)
安心してくださいね。

下の子に「がぶり」は よくないことです。これは 今 まつりんさんが怒って叩いてしまうというのは 十分理解できますよ。 この叩くという部分でみてみるとこの「叩く」という行為=虐待という図式にすぐに最近では捉えられがちですね。
そして お母さん方が 「自分を責めてしまうきっかけ」 を作る いわば この時代に生まれた新しい「慣習」になりつつあります。怒るそして叩くという 行為は 「感情」から来るものであるのは事実です。でも この感情の違いだけなんですね、本当は。

「怒る」は、 おこるとも読みます。 いかるとも読みます。
この違いは、「相手に対する愛情」だけです。
おこるには愛情がありますが、いかるには、憎しみと復讐心があります。
いかって 叩くことが「虐待」なんです。
おこって 叩くことは、「しつけ」です。
本当は 可愛くてしょうがないのに・・と書かれてますよね! だから まつりんさんの行動は、愛情のあるしつけです。 つめたい気持ちの自分がいることす。ってありますよね。
つめたい自分を冷静に理解できるのは、裏を返せば 自分に対して「この子が好きなのに、どうして そんなに冷たくするの?」・・本当の自分は、この子を愛していることに気づいているからです。だから 安心なんですよ。 本当の自分が 気づかなければ 危険な場合に
発展していきますが  まつりんさんは、 きっと大丈夫です!!

さて、「がぶり」が 少しわかる気がすると書きました。 どんな点なんでしょうか?
おそらく まつりんさんと同じ気持ちですよ。
可愛くてたまらないんですよ、本当は 下の子が。 でも どんな風にしていいかわからない。 だから「がぶり」なんです。「がぶしたかったから」は 本当は「かわいかわいしてあげたい」なんです。でも やりかたは わかりません。
こうやって この女の子のこころを見つめてあげると なんだか 愛しくなってきませんか?
まつりんさんは、そのまま この子にできるかぎり 愛情を表現してあげてください。
そうすれば その子なりに 下の子に「愛情表現」し始めます。
以前、こどもの感情は コントロールできないと書いたことがありますが
導いてあげることは、できるはずです。
それが できるのは たぶん 親しかいない気がします。
下の子を「かわいかわいしてあげる」そんな表現を教えてあげるといいかも・・
そう感じました。
がんばってくださいね!!
ご主人も大変ですね・・わかります・・・僕もなんで・・(笑)

(アドバイザー:岸本元気)




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