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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など わがまま・反抗・ストレス
自己主張が強く、困っている
1才7ヶ月の男子のママです。よろしくおねがいします。
ちょうど1才半になってから自己主張が強く、困っています。
おまけに短気で一人遊びができず後追い状態で、私もかなりまいっています。

家事のあいだは何をしていても「いこ、いこ」と言って、私の手をひっぱります。応じないと床にそっくりかえり泣きわめきます。時々噛み付いてきたりします。初めは「いこいこ」と手をひっぱてくるのがかわいくて、私、パパ、時々来るおばあちゃんまでも皆が言うことを聞いていたのがいけなかったのでしょうか。「いこ」というのはたいてい外のことで、毎朝家事を終えてから公園に行っているのですが、待てないらしく朝起きると、真っ先に主張します。

なので待たしている間は、かんしゃくをおこしたままほって置いてしまうこともしばしば、です。家の中にいるときもたんすのこの扉を開けろ、とか、階段をのぼらせろ、とか、私の手を使って主張します。手が空いていて、危なくないこと以外はなるべく聞くようにしていますが、「だめ」と言うとかなり怒ります。こんな調子が一日中なので息子は一日中怒って泣いているかんじです。外にいるときのみ、機嫌がいいのですが公園があまり近くにないので、1日2回はいけそうにありません。近所にあまり年の近い子がおらず、いつも同じ遊び相手がいないからわがままになったのよ、と私の母がいつも言います。

親子サークルには月二回行っていますがなかなか仲のいい子ができません、時々家を行き来していた私の友達の子は、最近保育所にはいってしまい遊べなくなってしまいました。やはり寂しいのでしょうか。
毎日機嫌の悪い息子とつきあって(夫の帰宅は遅いです)本当に最近疲れています。
そう遠くない自分の実家にも、あまりにわがままで手に追えないのであまり来ないでほしい、と言われてしまいました。
どうかよきアドバイスをお願いします。

(かのこ さん)


かのこ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容、拝見いたしました。

自己主張が強い、とのことですが、まず自己主張とは何か。ここを考えてみました。
子ども、特に男の子は自己主張が強いようです。かけっこをしても「ぼく、一番〜!」(本当はかけっこ、ビリに近かったのですが…)ゲームをしても「勝った!ぼく一番〜!」こんなことも多くあります。
自己主張というもの。それは「何かやりたい」という目的がはっきりしている証拠ではないか、と思います。ご指摘のように外に出たがる。これはある意味、子どもにとっては当然の欲求です。
例えば新しいおもちゃを買います。最初はそれで遊ぶが、そのうち飽きてしまいます。これは「こうすると、こう反応する」「こうすれば勝てる」という結果が全てわかってしまい、自分の好奇心を充分満足させてしまったから遊ばなくなるのです。

家でも同様です。家の中では、こうすればこうなる、という自分の行動と結果が全て理解できるようになった。だから新しい刺激を求め、たんすを開けろとか、階段を登らせろ、という主張をするようになるのでしょう。外に出たがるのも同様、家の中にない新しい刺激が欲しいのでしょうね。
これは別に甘やかしたからでも、同年齢の子どもがいないからでもありません。子どもなら誰でも多かれ少なかれ、持っているものです。別にかのこさんのお子さまが特別ではないのです。

ただ、たしかにかのこさん、現在お疲れの様子です。それなら、全て家事も育児も全部自分がしょいこむのではなく、どこかを妥協して切る。この決断をされるべきと思います。
例えば夕飯の支度は「おそうざいもの」で済ませる、という割り切り。洗濯も2日に1回でいい。家の中のお掃除も、週2回で充分。こう割り切ってしまうと楽になりませんか?

今は育児で一番たいへんな時です。ならば今、最も手をかけなければならないものに集中して、他のことには目をつぶる。それができれば心に余裕が生まれます。その余裕を活かして子育てしてみてください。
もしかしたら…自分のほうを向いて欲しい時に、ママが他の家事などをしているのが気になって「本当に自分のほうを向いてくれているのだろうか?」という不安が「ママ、きてきて!」という行動に結びついているのかも知れません。(間違っていたらごめんなさい)

少し余裕を持ってみましょう。2日同じものを着ていても、別に病気になる訳じゃない。家のお掃除をサボっても、家が壊れるわけじゃない。おかずだってご主人の帰りが遅いのなら、手作りだって売っているものだって、温め直すのなら同じです。
手を抜けるところは思い切り抜いちゃいましょう。その割り切りが子どもを見る目を変えることになるような気がしました。時間に追われていると見えるものも見えなくなります。心に余裕があれば、また違った見方もできるようになると思います。

ちょっと試してみてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


かのこさんへ
はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました。
文面からも、ママの大変さが よく伝わってきます。
すごく元気のよい男の子なんですね。

まず、今 この男の子がやっていることは いたってごく自然のことです。遊び相手がいなかったりしたからや、甘やかしすぎたから ではありませんよ。
その部分で自分を責めたりする必要は ありません。
自己主張が強くでるのは 男の子では よく見かけられる行動で、これは 好奇心が強いからです。
だから 興味の対象が変わることも よくあることです。
例えば 公園のような広い場所をイメージできるように、部屋に おもちゃを散らばせてみたり 新しいモノを取り入れることで、家の中での楽しみも 見つけてくれることがあるからです。
まず 外に行きたいという「わがまま」を減らすために、家を「公園のようにしてみる」そんな変化で お子さんの興味が変わるかもしれません。この時期は 逆に ママが色々と試してあげる時期だと思います。
きっと 今の経験は 誰かの役にたつかもしれませんよ。
チャレンジしてみてください。
困った時に 新しいアイデアを入れて乗り越えられると 今度は かのこさんが誰かの相談にのってあげることも出来るのですから。
がんばってくださいね!

(アドバイザー:岸本元気)


こんばんは、田中和子です。

ちょうど自我が芽生えだし、今まで親の言うなりだったのが、その反対に自分の気持ちを出すという時期に入っているようですね。

この時期はどの親御さんも子どもさんにどうしても振り回されているようです。

ただ、この時期にしっかり自己主張をすることはとても大切なことで、これから先自分で色々なことを身につける上でも必要なことなのです。
確かに親にすればとても困ることなんですが・・・・・^^;

遊び相手が必要なのは言うまでもありませんが、まずはお母さんにしっかりと自己主張しているようですので、それをどうするかですね。
ある程度は気持ちを聞いてあげる。
その中で出来ないことは出来ないとちゃんと伝える。
小さな子どもでも何度も繰り返し話せば、だんだんと理解してくるはずです。

親子サークルにも月2回程度参加されているようですが、他にも何か子どもさんが遊べるような場所はないか地域の役所等に聞いてみてはいかがですか?
意外とそう言う場所でお友だちが出来るものです。

今しばらくはこういう時期が続くのが子どもの成長なので、ちょっと気長に付き合ってみてあげてください。

(アドバイザー:田中和子)




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