パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
運動能力に遅れがあり、お友達の中に入っていけない
はじめまして。4才2ヶ月(保育園年中)の娘の事で相談します。

娘は3,200gで元気に産まれてきたのですが、その後の首の座りから、おすわり、立つ、歩くといった運動能力の部分に遅れがあり、1才の時にお医者様の勧めで、脳のCT検査や血液検査と、その他にもたくさん検査をしたのですが、どこにも異常は無く、その後、療育センター(今は行っていません)に通い、訓練を受け結局自分1人で歩けるようになったのは、2才9ヶ月の時でした。
何故ここまで遅くなったのかはっきりした原因は判りませんが、足の筋力が人よりも弱かったというのと、娘が超がつく程の、こわがりな性格だという事だと思います。
そのせいで、私の指1本でも触れていれば安心して立ったり、歩いたりという事はできていたのですが、何も無い所で1人で立つのをとてもこわがっていました。

今は階段を上ったり降りたりという事にチャレンジしていて、やっぱりそれもこわいようなのですが、少しずつ出来るようになってきました。
1人で歩けるようになるまでの日々は、毎日毎日「何故?どうしてどこも悪くないのに、この子は歩けないんだろう?」と悩み、こわがりな娘の性格にも苛立ち「みんなが出来ている事なのに、どうしてあなたは出来ないの?こんなのこわくないでしょ!」と娘に当たる事も多々ありました。本当に情けないダメ親です・・・。

そんな風に娘の事を追いつめてしまったせいか、娘は2才を過ぎた頃から、どもるようになりました。どもりは今も治っていません。そんな中、昨年の10月に悩んだ末に保育園に入れる事に決めました。だいぶ歩くのも上達して、少しの段差も上り下り出来るようになったので、大丈夫かなと思いまして・・・。

保育園に入れる理由の1つに、「お友達と関われるようになって欲しい」というのもありました。娘はずっと人見知りが激しく、特に同年代の子供をこわがって、避けていたりしていたので、私もこれではいけないと思い、育児サークルに入ったのですが、結局私とばかり遊んで、お友達とは遊べませんでした。そこで、保育園にでも入れば、少しは変わるかな?と思い入園させました。
今、保育園に入って半年になりますが、やっぱりお友達はいません。それでも、泣いて行くのを嫌がるような事は無く、保育園にもだいぶ慣れてきたようで、色々と自分のやりたい遊びを楽しんでいるようです。
帰ってくると私と保育園ごっこをしたりして、先生の話す口調を真似たりして遊んでいます。

お友達の事も少しずつ家で口にしたりして、「○○くんのまね」と言って真似してみたり、「○○ちゃんとハンカチが同じ、コップが同じ」と私に教えてくれたりするようになりました。
保育園の先生も、前はお友達に話しかけられても固まってしまい、何も答えられずにいたのが、最近は「ありがとう」や「かして」「いいよ」といった事が言えるようになってきた、と仰っていました。何より子供は子供同士で通じ合っている部分があるので、大丈夫ですよと言っていただけます。

でも、ただでさえ運動能力に遅れがあり、その上どもりもあり、お友達の中にも入っていけない娘を見ていると、心配で心配でたまりません。
娘のこの先の事を思うと不安で悪い方にばかり考えてしまいます。
何かアドバイスを頂けると嬉しいです。
長文で失礼しました。

(ちいちゃんまま さん)


ちいちゃんまま さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。

発達というもの、その速度は個人差がありますが、必ず同じ道筋をたどり、同じように発達するものです。ただ、その速度が違うだけなのです。
ちいちゃんままさんのお子さまも、今はちょっと遅いようですが、ちゃんと発達していて、お友達ともかかわれるようになってきたそうですね。もう少しですよ!

他のお友だちと比較することは簡単です。でも、ちいちゃんままさんのお子さまは、他のお友達にない「良い面」もいっぱい持っているはずです。例えば「恐い!」と言いながらもチャレンジする精神。すごいことだと思いませんか?
例えば「階段が恐い」これも当然です。大人には20センチの段差は何でもありませんが、子どもの身長を考えると、その20センチは大人の30センチ、40センチになります。それを乗り越えようと努力しているのです。この努力を認めてあげてください。

私たちだって、そうやってきたのです。でも、残念ながら遠い昔のことなので、それを忘れてしまっているのです。大人の目でなく、子どもの目線で、子どもの気持ちになって(自分が子どもだと思って)見つめてあげると、「今、何を考え、何をしようとしているのか」がちょっと判ってくると思います。

「ここが足りない」と欠点の部分ばかり見ていると、どうしてもマイナスしか目につかなくなり、良い面に気付かなくなります。逆に「ここがいいんだ」というプラスの部分を認め、伸ばしてあげれば、どんどん良い面が伸びていき、マイナス面を打ち消してしまうでしょう。

人間、「完璧な人」はいません。誰もが欠点もあり、長所もあります。あの全知全能の神、イエスさまも時には「試練」という「いたずら」をされる時だってあります。あの神でもそうなのです。
ですからその人のプラスとマイナスを差し引いて、「全体でプラス」になっていれば充分ではないでしょうか。そう思いませんか?

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、ちいちゃんままさん  浜田です。

私は保育所の保育士をしています。娘さんが保育所に嫌がることなく登園していること嬉しく思います。
この相談文では家族関係は良く分かりませんが、1人子なら保育所の集団生活がおそるおそるではありますが友達に関心を持って、類似点を見つけて親しみを感じたり、真似をしたり楽しそうですよね。

慎重な性格のようですから、自分から積極的に「よせて!」「あそぼ!」等は言いにくいと思いますが、これからは保育士や友達の一言で、友達のなかに入っていけそうなようすです。

あせらないでゆったりとした気持ちで見守ってあげてはどうでしょうか。
事実として体力がないことはあるのですが、機能的なものではなく経験不足
であるなら、お母さんとの散歩を10分位するとかか、気追わずに続けられるような運動的なことに挑戦してみてはどうでしょうか。
本人が嫌がるのに無理はダメですが、一緒に続けられるものを考えてみたいですね。

(アドバイザー:浜田栄子)


ちいちゃんままさんへ
はじめまして げんきです。
お手紙拝読いたしました。
すごく胸が熱くなってきました。
一生懸命がんばってる娘さんの様子が すごく愛しく感じました。

運動能力に劣っているかもしれません。
どもりもあるかもしれません。
友達に積極的になれないのかもしれません。
でも いいのでは ないかなと思います。
ごめんなさいね、無責任に言っているわけではありません。
娘さんは 少しづつ自分で学び成長していこうとしている姿を感じられるからです。確かに 無理にでも 周りから働きかけはできるでしょう。でも 今 自分の力で楽しみを見つけ 頑張ってるんだから、信じてあげることです。
この文章からしか判断は できませんが、娘さんは 自分で頑張れるはずです。
僕は 信じたいですね。
ゆっくり見守ってあげてくださいね。   
僕も 楽しみにしています    (げんき)

(アドバイザー:岸本元気)


ちいちゃんままさん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

運動能力に遅れがあったり、どもりもあることから、心配でこの先の不安も増すばかりといった状態はつらいし、疲れますよね。
ここは、少しずつでも遅くても、また、慣れない環境で、成長を続けている娘さんにエールを送りたいですね。
もちろん、娘さんを支えている、ちいちゃんままさんにエールを送ります。

現代社会は時間の流れが速い。私たちは流れに乗り遅れないようにと、いつも駆け足で走り続けているようで、何事にもせっかちになっているようです。
そんな中で、娘さんの行動で待つことの大切さ教えられるようです。
いまや「果報(かほう)は寝て待て」「待てば海路(かいろ)の日和(ひより)あり」「大器晩成」などは、遠い昔の言葉のように思えてしまうのですが。

人と比較しない、できないことをさせないこと、のぞまないことですね。なにもあわてるようなことはないと思います。繰り返して、繰り返して、できるまで待つ。
そして、必ずできるようになると信じること。ひとつでもどんな些細なことでも何かできるようになったら、それを尊重して、一緒に喜びを分かち合うことです。つまり、今のあるがままの娘さんをほめることです。
また、ちいちゃんままさん自身の心に「頑張ってるね、大丈夫」と語りかけてください。
きっと、気持ちが楽になりますよ。

(アドバイザー:加藤田稔)


おはようございます。田中和子です。

お子さんは少しずつお友達の真似をしたりしながら、保育所での生活を楽しんでおられるようですね。
それはとても大切なことです。
お友だちを意識しているということが何よりです。

運動面での遅れは保育士もきっとゆったりと関わっていると思われますし、子供同士の中でそれは当たり前のことで、そのままを受け入れてくれてると思います。
一緒に生活していれば子どもはありのままを受け入れ、必要な所だけ手伝うといったような行動にでるものです。
大人と違って何かをしてあげなくてはという思いは子どもにはありません。
困っていたらその部分を自然と補ってくれるものです。

あまり親が焦るよりも、子どもさんが楽しんで保育所に通っていることを大切にしながら、「○○ちゃんの真似」と嬉しそうに話しているときには一緒に「○○ちゃんっておもしろいんだね」と共感してあげてください。

(アドバイザー:田中和子)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed