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ママがいないと寂しいと、離れられない娘に怒ってしまう
今4歳10ヶ月の娘のことで悩んでいます。

娘は小さいときから親と離れるのを極端に嫌がる子でした。
今度2年保育の年中で入園します。
一緒に行くお友達もいるのですが、幼稚園に行くのを拒んでいます。
何故か理由を聞くと「お母さんがいないから」と返答します。

習い事ではクラスが上がり、母親が教室に入れなくなったとたん、レッスンも行くのを嫌がるようになりました。

すべて「お母さんがいないから寂しい」ということです。

周りのお友達をみても、もう娘と同年のお友達はお母さんとある程度離れることができるのにとすごく不安に感じます。

私の愛情が不足していて、離れられないのでしょうか。

そんな娘の態度に、私もつい「かっ」となりかなりきつい言葉で感情剥き出しで怒ったりしてしまいます。

怒ってばかりでは・・・・と思い気をつけるのですが、何日か経つとまた怒ってしまって。

今、どうやって娘と付合えばいいのか本当に悩んでいます。だんだんかわいくなくなってしまっているのも現状です。

どうぞ良きアドバイスをお願い致します。

(うさぎとかめさん さん)


うさぎとかめさん さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
お母さまからすると、どんな時でもべったりするお嬢さんの存在がうっとうしくなっているご様子ですね。「たまには私一人の時間をちょうだい!」と言いたくなるお気持ち、よく判ります。他のお友達を見ると、すでに親を離れ、一人で遊べる。私だけが育児の全てを負っているようで、いつまで続くか判らない状態を考えると、よけいに不安が増してくる…。

こんなご様子ではないですか?それもごもっともです。
子どもの成長というか、空間認識というもの。それはたいへん長い時間と体験を通じ徐々に形成されるものです。
「いないいないばあ〜」って遊び、ご存じですね?子どもにとってみれば、目の前に母親の姿が見えない。これは一大事です。とにかく手の陰であっても、姿が見えないということは「いない」と同義語なのです。
そのうち、「手の向こう」「ドアの向こう」にママがいる、という認識を、次に庭で遊んでいても「家の中には」ママがいる、という認識を、そのまた次に、お友達の家で遊んでいても「家に帰れば」ママがいる、ということを理解できるようになります。

これは個人差もあるので、何ともいえないのですが、やはり本人の意識ができあがるまで待つしか方法がないように思います。ちょっと質問しますが、好きなテレビ番組などを見ているとき、目の届かないところ(例えば台所で料理をしている)にいた場合などはどうですか?ママがいないことに気付いた時、どんな行動をとっていましたか?もし、あわてる様子もなく、落ち着いてママを探すのであれば、原因はママにはないように思います。それは、他の人とかかわるのに何となく恐怖感を持つせいではないかと思います。
もし、必死になってママを探すのであれば、ママへの依存度が高い、と思われます。

このどちらのパターンか、ちょっと判りませんが、他の人と交わるのが苦手であれば、その旨を先生にお話して、配慮してもらってください。ママへの依存度が高いようでしたら、いずれ発達していけば離れることになります。もう少しの辛抱と思って、今は充分甘えさせてあげることが、早めの自立につながるように思います。
強い言葉で言っても効果は期待できないでしょう。「大丈夫よ」という言葉だって、大人が「大丈夫と思って欲しい」という「自分の都合」で発している言葉です。
子どもは不安なのですから、「大丈夫」と言われたら、余計不安になります。そんな時は言葉は不要です。じっと抱きしめてあげることが一番でしょう。自分のことを見ていてくれる、という安心感。これを感じ取れば、次第に落ち着くようにも思います。

少し時間がかかるかも知れませんが、ちょっと試してみてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


土居です。一生懸命アドバイスさせていただきます。よろしくお願いします。

私にも4歳(年中)の娘がいます。上にも小2の娘がいますが2人ともすごく甘えん坊です。
進級の時に道具が重いので保護者が持っていき、子供だけ残って保護者は先に帰ることになっているのですが、次女は号泣しました。
参観の時も途中から次女は私にくっついて離れず、大変でしたが、他の保護者も帰られるので先生に託してきました。
数分は泣いていますがあとはけろっとしてお友達と遊んでいたようです。

小2の長女はこの間学級懇談の時(先生と保護者だけが話をします)教室で長女と会ったら「懇談に一緒にいる」と言い出しました。
他の子供たちは帰るなり、学童に行くなりしていたので帰るようにさせましたが泣いていたようです。

確かに他のお子さんはちゃんとしてるのに、泣かれたり離れなかったりすると情けなく感じるし、困りますよね・・・。
でも怒ってばかりだと逆効果なんですよね・・・。

「帰ってきたら一緒に遊ぼう」とか「買い物に行こう」とか、何かがんばったあとの楽しみを作ってあげてみてはどうでしょう?
とはいえ、お子さんは泣くかもしれません。
習い事の時に泣いてらしたそうですが、ずっと泣いていたのでしょうか?
しばらく泣いて大丈夫になったのであれば、少しずつ泣き止むまでの時間が短くなっていくかもしれません。

習い事も親が入らなくなり、入園して間もないということで、今は甘えているだけだと思います。
愛情が足りてないせい・・・だとは思いません。
甘える事を知っているから言ってるんだと思います。
お母さんが大好き、なのだと思いますよ!
そう思う事ができたらだいぶ心持ちも違うと思うのですが・・・。
参考になれば幸いです。

(アドバイザー:土居聡子)


うさぎとかめさん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

日常的な肌と肌とのふれあいこそが母と子とのきずなを確立するのだと考えらます。それはスキンシップと言われおんぶや抱っこに代表されますね。お子さんが生まれた時を思い出してください。まず抱っこをして、お子さんの顔を見つめ、なでたり、微笑んだことでしょう。おっぱいをのませながら頭をなでたり、目と目を合わせたりすることがあったと思います。その後もスキンシップをして、成長と共に衣服の着脱の時など「おりこうさんになったね」と声をかれられたと思います。
要するに生まれた直後からのスキンシップを中心とするお子さんへの働きかけと、それに対する反応のやりとりによって母と子のきずなができるということです。

ここは、お子さんがママと離れて、保育園で何時間かをすごすというのは、お子さんにとってたいへん不安なはずですので、そういう不安を乗り越えていくためには、母と子のきずなをつくるという体験を通して、それをお子さんの心の中にしみこませていくことです。お子さんはそのことを必ず心の中にとりこんでくれます。体験を内面的なものに消化することは誰にもそなわっています。

うさぎとかめさん、「かっ」となったら、深呼吸を3回程、大きくゆっくり行ってから、次のことをしてみませんか。
できることか始めてみましょう。

自分自身を信頼して、お子さんを多いに抱きしめましょう。
頬ずりをしたり、出かける時は手をつなぎましょう。
そして、お子さんのすべてを認めましょう。
微笑み、誉めましょう。いっしょに遊び喜びましょう。
お話にはしっかり耳を傾けましょう。

(アドバイザー:加藤田稔)




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