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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
知恵遅れではないかと心配
2歳9ヶ月の息子が知恵遅れかもしれないと思い心配です。

言葉が出したのが、2歳6ヶ月ごろと遅いのですが、最近は「おうたん(お父さん)だっこ」「おっきいぶろっく」「けいご(下の子)ねんね」「おちゃちょうだいやい」「きいろおはな」などの2語文も頻繁に出ています。服や靴も自分からは着たがりませんが、少しサポートすると自分で着れます。「ブロックナイナイして」などの指示は大体理解できて、単語も身の回りにあるやつならほとんど答えれます(ただ発音はあいまいですが)。
遊びは公園では滑り台が大好きですが、ブランコは絶対のりません。レゴブロックやパズルボックスは出来るのですが、少し複雑なブロックなどではあまり遊びません。丸を描かせると、2・3回ぐるぐる回したゆがんだ丸を描きます。

トイレは大も小も必ずオムツでしてしまいます。うんこの臭いがするので、「何かしたろ?」と聞くと「うんこ」とは答えるのですが。あと、ここ最近、数を教えてるのですが、全然覚えてくれません。周りに同じくらいの子がいないせいかもしれませんが、やり取り遊びをあまりやらず、たまに親戚の子とおっかけっこをするぐらいです。子供番組もあまり興味が無いようです。これ何やどうしてなどの質問はしてきません。大きい小さい、上下、色の区別は出来ます。初めて来た場所は怖がりますが、5分ぐらいで慣れます。

2歳5ヶ月の時に2,3語しかしゃべれなかったため、保健所で相談すると、自閉症ではないがこのレベルだともしかしたら、知的な障害があるかもしれないと言われたことがあります。そのため、そこの先生の紹介で言葉の遅い子が集まる訓練施設にこの春から通います。その先生とはそれ以来診察してもらっていません。

うちの子は正常なのでしょうか、本当に心配です。回答をいただけると本当に助かります。よろしくお願いします。

(おうたん さん)


おうたん さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。おうたんさんの心中をお察し申し上げます。

最初にお断りさせていただきます。私は医者でも心理学者でもありません。また、おうたんさんのお子さまと遊んだこともありません。あくまでもご相談文に対しての回答になってしまいますので、おうたんさんがご心配の「うちの子は正常でしょうか?」というご質問にはお答えできるだけのものを持ち合わせていません。この点をご了解ください。

ご相談を拝見しましたが、先ず「言葉が遅い」ということ。これは個人差が大きいので、2歳6ケ月だから遅い、ということはないように思います。私の同級生ですが、高校2〜3年頃から急に身長が伸びた人を知っています。身長だって発達する時期が違うのです。言葉もまたしかり、だと思いませんか?
これを考えますと、今ここで「早い・遅い」と結論づけられるものか?と思います。もう少し時間をかけ、しっかり見守ることが大切ではないでしょうか。

春からことばの学校に行かれるようですが、先ずそこの先生と連絡を密にして、様子を伺ってください。でもお願いしたいことがあります。早くしゃべって欲しいというお気持ちは判りますが、決して「言い直し」をさせたり「ちゃんとしゃべりなさい」等々の言葉は言わないようにしてください。身体と同じように発声器官だって発達しています。もしかしたら、発声器官がまだ成熟していないため、本人はちゃんとしゃべっている「つもり」でも、周りの人には聞き取りにくいのかも知れません。この場合、言いなおしばかりやらされると、だんだん話すのがおっくうになってしまう可能性もありますので、ここは気長に。「いずれ話すようになるわい」くらいの気持ちで見守ってくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


おうたん さん、こんにちは。加藤田です。よろしくお願いします。

息子さんがもしかしたら知恵遅れかもしれないではないかとのご心配ですね。言葉が出るのが遅いとの、一面的な発達の状態から、障害なのかもしれないとのことですが、お子さんには、まだまだ無限の可能性が秘められていると思います。おおらかに今を楽しんでいるように思えてなりません。

あれができない、これができないという減点方法では、お子さんがあまりにもかわいそうです。これでは、おうたん さんも心配や不安が増すばかりですね。
ここは、「これができるようになったね。」「あれができるようになった」と、お子さんの前で心から喜ぶことです。そして、喜びに喜びを足し算してほめていく方法をお勧めします。

例えば、どんな些細なことでも、「そう、そう。よし、よし。えらい、えらい。」といったように、お子さんが興味を示すものすべてに、関心をもって、それらを一つ一つ尊重し、それに伴う行動や心の動きに励ましを加え、成功しても失敗しても結果うんぬんでなく、そのプロセスを大切に思い、大いにほめることです。

つまり、お子さんの存在をありのままを受け入れ、お子さん自身が自らの目で見、耳で聞き、口で味わい、鼻で嗅ぎ分け、手で触り、心で感じる多くの体験を積み重ねてほしいということです。

(アドバイザー:加藤田稔)




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