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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
言葉の遅れから、自閉症ではないかと不安
こんにちは。2歳2ヶ月の息子の言葉の遅れのことで相談あります。
以前も相談しましたが、小児科に「言葉が出ない、視線が合いにくい、くるくると回すこだわりがあり自閉症の疑いあり」ということで1歳9ヶ月で大学の小児精神科で診てもらいました。結果は「半年後に再診」とのことでした。だた先生は息子の様子から「自閉症ではない気がするが・・・」ともらしておりました。

息子は1歳半から言葉の遅い子供達のサークル(週一)に通い現在まで発達の先生(かなりのベテラン)や保健士によく観察してもらってます。サークルでの発達の先生や保健士からは一貫して「自閉症とは違う、このままサークルで発達を促せばしゃべりだします」といわれております。確かにサークル前(1歳半)と現在では格段の進歩を見せていますが、いまだに単語が10語程度では本当にしゃべりだす日がくるのか心配です。

現在は、
・しきりに身振り手振りで私どもに意思を伝えようとします。(意味不明後で)
・相変わらずものを回すことは好きです。ただ取り上げたり、やめさせてもパニックは起こしません。また長時間はやらず他に興味は移ります。
・あっち(方向の意味)という言葉がお気に入りで何でも「あっち」を指差して単語が増えない気がします。物を全て「あっち」で済ませております。
・特に癇癪はありません。情緒は安定しておりますがここ最近スーパーで一人で走っていなくなることがあります。(興味が湧いて突撃している感じで)
・サークルなどでは子供に興味があり玩具を渡したり頂戴したり関わりはあります。また気の合う子とは良く遊びます。

などです。一見すれば言葉が遅れている以外は普通の2歳児と思うのですが、言葉の遅れの裏に自閉症などの障害が隠れているのか不安の日々です。このような状況ですが皆様の経験上、アドバイスをいただければ幸いです。本当にある日突然しゃべりだすことなどあるのでしょうか?(皆様よくおっしゃっていますが)

(なっちゃんまま さん)


なっちゃんまま さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。

自閉症という病気、判定が非常に難しく、専門の方(小児科医や心理学者)でも判定が分かれることがめずらしくありません。2歳2ケ月という年齢も合わせて考えますと、まだ結論を出すには難しい状況と思えます。
また、お医者さんは医学的な見地から判断しますが、診察時間の範囲でしか見ることはできません。全く違う環境(病院)で、見ず知らずのお医者さんと会って、本当に普段の様子が判るものか?とも思います。
その点、ベテランの保育士さんは、長い時間をかけて、子どもが実際に生活する様子を基に、そのうえ数多くの子どもを見てきた経験でアドバイスしてくれます。私はある意味、この「経験」の重さのほうが真実を見ているような気もします。
その保育士さんが「違うと思う」と言うのでしたら、そのほうが正しいような気もします。

しゃべり出す時。それは本当に「突然」と言う感じでできるようになるものです。
2000人を越すお友だちを見てきた私の経験上、これは真実です。
なっちゃんママさんにお願いしたいことがあります。それは「ちゃんと言いなさい」「もっと」はっきり言ってちょうだい」等々の言葉は我慢していただきたいのです。
だって本人はちゃんと話をしている「つもり」なんですから…。

一日も早く・一刻でも早く、というお気持ち。よく判りますが、ここはじっと我慢してください。いずれ保育士さんの言うようにしゃべり出す日が来ると思いますよ。

(アドバイザー:井上智賀)


土居です。ご希望ではありませんが少しお話させてくださいね。

私の長女も言葉の発達が遅かったです。
ですので不安になるお気持ちはとてもよくわかります。

実際に小児精神科の専門医の先生や言葉のサークルのベテランの先生方に御相談していただいているようで、その上で様子を見ていく、多分心配ないとおっしゃっていただけたのでしたら、おそらく大丈夫ではないでしょうか・・・。

他のアドバイザーの方もおっしゃっておられるとおり、自閉症の診断というものはとても難しいものであり、ある程度の年齢にならなければわからないものです。

お子さんの場合、なっちゃんままさん自身もおっしゃっておられますが、言葉以外は普通の2歳児と大して変わらないようですし、お友達とのかかわりもできているようですし今の段階では心配がないように私も思います。

うちの長女も3歳になるまで単語数個しか話せず、何度か保健士さんへ相談したり、ネットでも相談したり調べたりしました。
満3歳ぐらいまではかなり言葉の発達の個人差があるようなんです。

早い子は2歳前から2語文を話したりしますが、ゆっくり目の子供は2歳を過ぎてやっと単語が出てきたという感じに・・・。
お子さんは単語数個、とおっしゃっていますがよく聞いてみると特定の物を指すときに発する言葉とかあるかもしれません。
単語の中の1語だけを発語していたり・・・。

長女は3歳少しで幼稚園に入園し、どんどん言葉が増えていきました。
次女は2歳過ぎで2語文がでましたが、その少し前は宇宙語がすごく増えまして、そのあと爆発的に発達していきました。

どうしても話さないと一生懸命こちらが話しかけすぎたり「どうして話せないの!?」と感情的になってしまったりしてしまいますが、ゆっくりゆったり話しかけてあげて、指を指したとしても「そうだねーこれは**だよね」と言ってあげてください。
会話を楽しんでみてください。

参考になれば幸いです。

(アドバイザー:土居聡子)


なっちゃんまま さんへ

『楽しみは、伝わるものなのです』

楽しみは、伝わるものなのです。
それとは、逆に 不安というものも 伝わるものです。

言葉の数が 増えるのを 楽しみに待ってみることが大切です。

大切なのは、「楽しみに待つ」ことです。

ある日 突然 しゃべりだすというよりも 一気にしゃべりだすというのが近いのかもしれません。

ただ、それは 気づいていないだけで 実は 見えないところでゆっくりと育っていたのです。

「しゃべれること」は、とても大切なことです。
でも 本当に大切なことは  その「しゃべれる種が育っていく過程」なのです。
そこでは、十分な栄養が 必要です。
あたかも それは 花の種が 芽を出すように。
花の場合は、その栄養は 「太陽」であり「水や養分」です。

でも 成長していく こどもたちに とっての 栄養は、実は、『親のこどもの成長に対する 楽しみ』なのです。

こどもは 決して答えてはくれませんが この「栄養分」は確実に伝わるものです。

今、必要なのは 「こどもの成長を楽しみに待つ ワクワク感」
きっと そうだと思います。

僕は、息子さんの成長を わくわく楽しみに待っていますね。

(アドバイザー:岸本元気)


なっちゃんまま さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

言葉の遅れの裏に自閉症などの障害が隠れているのか不安の日々とのことですが、本当につらいですね。つらい時って、良い方に考えないし、ゆううつになってしまいますよね。
無理もないですね、早く一人前に言葉がしゃべれるようになってほしいのというのが親心ですものね。子どもの発達や成長には、かなりの個人差があります。ここは、じっくり2歳という年令とサークルでは「自閉症とは違う、このままサークルで発達を促せばしゃべりだします」といわれていることを考慮して息子さんの成長を待ち、そこを大事にしていくことが必要なことと思います。

つまり、息子さんの言動の些細な変化を一つ一つを大事にして、今関わっている方法を継続することだと思います。
そこで、目が見えること、音が聞こえること、手足が動くこと、言葉が出ていること、食事ができること、遊ぶことができるなど、なっちゃんままさんが目にすること、耳にすることなど多くのことに喜びを感じ、愛情を持った接し方をしていけば、悩みは徐々に改善されるでしょう。

(アドバイザー:加藤田稔)


こんばんは田中和子です。

実際にお子様とお目にかかっていないのではっきりしたことはいえませんが、文章を読む限りでは少しずつゆっくりではありますが言葉が出るタイプではないかと思います。

お友だちにも興味があるようですし、そう言う2歳児の子どもさんは保育所にも結構います。
ちょうど今新学期が始まった時ですが1年後にはびっくりするほど話していたなんていう例はたくさんあります。

今お母さんがしてあげることは、子どもさんの身振り手振りをゆっくり分かりやすく、「〜だね」と言葉に言い換えてあげること。
同じような年齢の子どもさんと一緒に遊ばせてあげること。
その時に子どもさんが話しにくいようなら、お母さんが仲介をしてあげることだと思います。

色々な機関で診てもらっているようですのであまり焦らずにゆっくり接してあげてくださね。

(アドバイザー:田中和子)




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