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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 生活習慣(トイレ/食事/おしゃぶり..など)
偏食が激しい
3才3ヶ月の男の子です。
偏食について、相談します。よろしくお願いします。

1歳代のころは、何でも食べてくれました。2才をすぎる頃から、好みが激しくなり困っています。
食べてくれるものは、決まった食材で和風の味付け(ほとんどしょうゆ味)の煮物ばかりです。
シチュー、カレー、ハンバーグ、グラタン、フライ、生野菜などは何度作っても食べてくれません。
乳製品、ケチャップ味、も嫌いです。
ごはんは好きですが、おにぎりにするとダメ。パンも苦手。
飾り切りや、盛りつけ、器を変えたりしてもダメ。幼児向けの食事の本も参考にいろいろ作りました。

加えて軽度ですが、卵白アレルギーがあり、卵の含まれた食品も、医師の指導の下なるべく避けています。
ウインナーなどの加工品も食べず、限られた食材での手作りのものとなると、毎日3食の献立が本当に限られて、あっという間に同じものの繰り返しです。
毎日、何を作ろうかと考えるのがイヤになります。また、これかー、という感じ。
食べなくても食卓に出す・・やっていますが、特に新しいメニューには手を出さず、口に入れても吐き出されてしまいます。
息子の苦手なものも、目の前で、おいしいよと言いながら食べていますが、興味をしめしてくれません。

また、お菓子類が一切ダメで、ケーキやチョコ、プリン、アイスも嫌がります。
スーパーで子ども向けのお菓子があるコーナーに連れて行っても、「いらない」と言います。
友達からは、虫歯の心配がなくてうらやましい、と言われますが、私はもっと食の楽しみを一緒に味わいたいです。外食も何度か試みましたが、食べてくれませんでした。
おやつは、果物が好きなので、季節の果物と、バナナを混ぜると飲んでくれる牛乳です。

いつか変わる、とよく言われますが、食べてくれていた食材で、嫌いになるものがまた増えてきて、お手上げ状態です。
どうか、アドバイスをよろしくお願いします。

(run さん)


run さん、こんにちは。
吉川です。

毎日、頑張っておられるようですね。
でも、食べてくれない…辛いですよね。

頑張って作っても、食べてくれないと、腹が立ってしまうので、二人目になると、家族の献立…として、食べないならそれでもいいや!という感じにしています。

煮物が食べられるのだから、栄養失調になることもないでしょうし、あまり必死にならなくても大丈夫なのではないでしょうか。

幼稚園に行き始めて、給食やお弁当になると、みんなと一緒!ということで、また変わってくるかもしれません。

まるでアドバイスになっていなくて申し訳ないのですが、無理強いしてなんとかなるものでもないので、少し力を抜いて、ご自身のお食事を楽しまれてはいかがでしょう?

(アドバイザー:吉川純子)


土居です。一生懸命アドバイスさせていただきます。よろしくお願いします。

うちの子供たちも好き嫌いが多いです。2人だし、しかも夫も嫌いな物が多いので、本当に毎日のご飯には頭を痛めています。
一生懸命作ったものを食べなくて、ただ切っただけとか、買ってきたものをおいしいとか言われると悲しくなりますね。

お子さんの好きなものは「和食(煮物)」と、とても子供にしてはめずらしいですよね。嫌いとおっしゃってるものは子供のすきな食べ物のベストテンに入るものばかりですよね。

煮物は野菜がたっぷり食べられるし、健康にはよいと思うのですが・・・。
しいていえば少し塩分が気になるところですか・・・。
あと炊いた煮物は柔らかいので、やわらかいものが好きなのかな?
と感じました。

runさんやご主人が毎日煮物では飽きてしまう・・・というなら、少し作りおきをしてはどうでしょうか?
まず今日のメニューを出し、「これを食べたら煮物出してあげるよ」と言うのです。
いわばふりかけとか、お漬物の役割でしょうか・・・。
煮物の具材を色々と変えてみるのも栄養のバランスが取れていいですね。

加工品やお菓子はできるだけ遅いほうが健康にはいいですよ。

とりあえず食べてくれるならOKと言う事にしましょう。

幼稚園や保育園に通われる予定があるならできれば給食のある園がよいかも知れませんね。やっぱりみんなと食べると違うみたいですよ。

あきらめずに色々な料理を出してあげて、食べられるものをどんどん発見していってあげてくださいね。

(アドバイザー:土居聡子)


こんにちは runさん 浜田です。

子どもが好きそうなものがダメなのですね。
でも、考えてみると添加物がなくて和食系は体にはいいと思います。
うらやましいです。3歳ぐらいは味覚が過敏になる時期でもあると言われる人もいるくらいですから、食べられるものを食べている間も他の家族は違ったものを食べているわけですから、そのうちに食べようとする可能性はあります。

幼稚園や保育園には行っていないのですか。
もし、今から入園する予定があるならば、食べようとする食材や献立が増えると思います。食事は個人差が大きいところですし、なんとか食べさせたいという想いが周囲に強くあればあるほど、イヤになることがあります。

寧ろ偏食があって食べなくても、今現在病気もせず、元気であるなら、栄養は足りていると思われますから、あせらず、小学校に上がるくらいまでにはと少し目標を下げて、食べることで子どもさんに迫っていかないようにしてあげたいです。

(アドバイザー:浜田栄子)


runさん、初めまして。管理栄養士の秋山です。
お返事が遅くなってしまってごめんなさいね。

偏食・・・どの年代でも必ず起きる悩み事のひとつです。好き嫌いはお子さんだけに限らず、大人にもよくあることなので、私もいつも悩んでいます。

と、ご相談頂いた時に最初はちょっと構えてしまいましたが(笑)拝見して、私はrunさんのお子さんの味覚の純粋さに逆に驚きました。
近年にしてはとっても敏感な、そして正しい味覚の持ち主だなあと感心しています。
一概には言えないのですが、runさんの妊娠中の食事はどのような内容でしたか?妊娠中によく食べたものは、産まれたお子さんも比較的好まれるようですよ。

私はむしろ、偏食を無理に直そうというよりも、現在のヘルシーな献立で展開していったら良いように思います。
味付けは本当に好みです。どの調理人さんも料理する時の基本は『素材の持ち味を生かして』と必ず言います。醤油味、ケチャップ味、塩味、味噌味、マヨネーズ、ホワイトソース、バターなど色々な味付けがありますが、どれも結果的には素材をどうやって美味しく食べられるか、ということに繋がります。
逆に考えると、素材が美味しければ味付けはあまり必要無い、ともいえます。

私が思うに、runさんのお子さんは素材の味が好きなのでしょうね。だから外食やお菓子など、余計な味付けがあるのは気にいらないのかもしれませんね。また、シンプルにご飯や醤油味が好きなところはいかにも日本人らしくていいじゃないですか!
カレーやハンバーグ、乳製品などの動物性食品が食べられなくても、お子さんは充分育ちますよ。どうぞしっかりとご飯と豆製品、煮物などの野菜、果物をたべさせてあげて下さい。
むしろ今から外食やお菓子などの加工食品の味付けを好み、慣れてしまうほうが、私は危険な気がします。

しかし、そう分かっていても現実は厳しいであろうrunさんの努力される姿は容易に想像できますので、解決策をいくつか考えてみますね。

まずは大胆な方法かもしれませんが、お子さんに合わせてご家族揃ってヘルシーな献立(和食中心)にしてみる、という方法です。これは塩分は多くなるかもしれませんが、コレステロールや動物性脂肪の摂取が減らせて、食物繊維が沢山取れるので、生活習慣病予防が日常生活で出来るわけですから、むしろお子さんに感謝することになるかもしれませんね。その中でご両親用にグラタンなど洋風料理を加えて調理されてはいかがでしょうか。興味を示したら与えてもよいでしょう。

ふたつめには、煮物が好きなご様子なので、グラタン、カレーなどを作る途中で、お子さんの分だけは別に取り分けておく方法です。
これはまるで離乳食作りを思い出させてしまって心苦しいところですが、ご相談から推測するに、一番手っ取り早い方法かと思います。お子さんの分のみ、ちょっと醤油をたらしてあげる。残りはご家族好みの味付けにしてしまう。面倒かもしれませんが、多少割り切ることも大事かもしれません。

みっつめには、お子さんの好きそうな食材を生かした素材そのもの料理を常備しておくことです。必ず茹でたじゃがいもやふかし芋があるとか、蒸したキャベツがあるとか、ふろふき大根があるとか・・・。食べるようなら、まずは素材のままあげてみて下さい。旬の野菜ならそのままでもとっても美味しく食べる事ができますよ。
そしてお子さんには切り札的に醤油味を使えるわけですから、どうしても他の料理を食べない時は、これらにちょっと醤油をたらしてあげれば、少しは食べてくれるかもしれません。
料理に展開すると、例えばふかし芋があれば大学芋も簡単ですし、甘露煮、オレンジ煮、さつまいもサラダなどがすぐに出来ます。ふろふき大根があれば、お肉や魚と一緒に煮付けたり、おでんにしたり、汁物の具にも使えますよね。蒸しキャベツはレンジでチンするだけで美味しいですよ。コチュジャン入りの味噌をつければお父さんのおつまみにもなりますし、マヨネーズやチーズなどをつければちょっとしたサラダも作れます。炒めれば色々な味付けも出来ます。

外食やお菓子類は、成長するに従って色々なお友達が出来て、お家に呼ばれたり外へ出かけたりしているうちに、大人が避けていたとしても口にするようになるものです。
また、酸化した油脂(スナック菓子や加工食品)や砂糖類(お菓子や清涼飲料水)を多く摂取するとアレルギーもひどくなる傾向にありますから、もしかしたらお子さんの味覚は身体が必要としている食品を自然と選んでいるのかもしれませんね。
今はあまり考えずに、果物好きならぜひ季節の果物を、楽しみながらたっぷり食べさせてあげて下さい。
果物は身体に必要不可欠な酵素やビタミンCの宝庫ですから、活発に遊んで、疲れた身体を癒してくれます。季節限定の味わいを心ゆくまで楽しんで下さいね。レストランも、気分を替えて自然食のお店などに行ってみてはどうでしょうか。お子さんは案外好むものですよ。

最後に、軽度の卵白アレルギーがあるとのことですが、これは医師の指示に従って、根気がいりますが、気長に現状の食事療法を進めて下さいね。
煮物や果物が好きなことから伺うに、野菜や果物がしっかり取れているのでしょう。
アレルギーには体内の免疫力がとっても重要になってきます。ぜひ旬の野菜や果物をしっかり食べて、免疫力を貯えさせてあげて下さい。

偏食は、周りは偏食と思っていても本人はそう感じない上、直す必要が無いように思っていることが多いものです。また、本人も気付いたら自然と食べられるようになるものですよ。
治療には根気も必要ですが、無理に直そうとせず、お子さんの味覚と、苦手な食品が食べられる日が来るのを信じて、気長につきあってみてください。そしていつか食べられるようになったら「えらいね〜!」ときちんと褒めてあげてくださいね。runさんの考える食の楽しみはいつか叶いますから、諦めないで!

あまり参考にならなくてすみません。何かの助けになれば幸いです。

(アドバイザー:秋山ゆか)




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