 |
せせらぎ さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。
保育所というところは、戦後、戦災孤児の救済を目的に設立され、現在ではお仕事その他で子どもの面倒を見られない場合、保護者に代わって子どもを預かることを目的として児童福祉施設です。ですから、原則保護者が就労していることが条件になります。
せせらぎさんの場合、経済的な理由ではないわけです。こうなると、当事者にしか理解できないものも多くあると思いますので、私としての意見はさしひかえさせていただき、ご相談の就園奨励費についてご説明させていただきます。
幼稚園の就園奨励費は、保護者の収入に応じて、保育料を補助する制度です。保護者の前年度の収入に応じて12月頃(自治体によって多少異なります)支給されます。
金額ですが
◆生活保護世帯及び市民税非課税世帯 -- 年額137,700円
◆市民税の課税が均等割のみの世帯 -- 年額104,900円
◆市民税の所得割課税額が8,800円以下の世帯 -- 年額80,400円
◆市民税の所得割課税額が8,801円以上、102,100円以下の世帯 --年額56,500円
◆上記に該当しない世帯(市民税の所得割課税額が102,101円以上の世帯 -- なし
ただし、自治体によっては「なし」のところに独自財源で補助をするところも多くあります。また東京都では都独自の補助金と、区からの補助金があります。江戸川区は区独自の補助金で、月額20,000円程度出る、とも聞いております。
このような状況なので、補助金に関しては、直接お近くの幼稚園へ行って、御相談されるとよいでしょう。
保育所の場合、「一時預かり」という制度もあり、週1〜2回の預かりもやってくださるところもあります。また、幼稚園では育児支援サークルという形で、親子登園教室なども行っているところもあります。(児童館などで行っている場合もあります)
また、ファミリーサポートセンターなどですと、急な用事などで子どもを預けたい、という場合、低額で預かってくれる制度もあります。
このようなサークルや制度などもご利用になることも視野に入れ、よくお考えのうえ結論を出されることをお勧めいたします。
|