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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 入園前の不安・園選び
保育園への受け入れ通知をもらったが、迷っている
2歳の娘と6ヶ月の息子の母です。
今年の四月から区外の私立の認可保育園への受け入れ通知を頂きました。現在、求職中です。どうしても働かなければならない経済状態ではないのですが、私自身、育児に疲れ、息抜きしたいと思ったからです。怒ってばかりのママと一日中一緒にいるよりかは子供たちにもよいのではないかと・・。いつも子供の寝顔を見ながら、もっと優しいママにならなければ・・と反省しています。

保育料はふたりで36300円です。ですからそれ以上の金額を稼がなくてはマイナスになります。フルタイムで働く意志はなく夫の扶養内で働きたいと考えています。

しかし、日が経つにつれ、下の子はまだ手元においておきたい気持ちが強まってきました。おっぱいもまだ離れていないのに可哀相に感じてきたわけです。
あと、一年待って幼稚園でもいいかと・・。
親の都合で子供の生活が振り回されてはいけないと思います。子供は順応性があるとはいえ、やはり園を途中で変えるのはよくないと思いますし。

とはいえ、このまま入園してから3ヶ月以内に就職しないと退園させされますが・・。

また、近くの幼稚園だと送り迎えが楽です。幼稚園も、所得によって、市から補助があるそうですが、どのような形になっているのですか?

(せせらぎ さん)


せせらぎ さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。

保育所というところは、戦後、戦災孤児の救済を目的に設立され、現在ではお仕事その他で子どもの面倒を見られない場合、保護者に代わって子どもを預かることを目的として児童福祉施設です。ですから、原則保護者が就労していることが条件になります。
せせらぎさんの場合、経済的な理由ではないわけです。こうなると、当事者にしか理解できないものも多くあると思いますので、私としての意見はさしひかえさせていただき、ご相談の就園奨励費についてご説明させていただきます。

幼稚園の就園奨励費は、保護者の収入に応じて、保育料を補助する制度です。保護者の前年度の収入に応じて12月頃(自治体によって多少異なります)支給されます。
金額ですが
◆生活保護世帯及び市民税非課税世帯 -- 年額137,700円
◆市民税の課税が均等割のみの世帯 -- 年額104,900円
◆市民税の所得割課税額が8,800円以下の世帯 -- 年額80,400円
◆市民税の所得割課税額が8,801円以上、102,100円以下の世帯 --年額56,500円
◆上記に該当しない世帯(市民税の所得割課税額が102,101円以上の世帯 -- なし

ただし、自治体によっては「なし」のところに独自財源で補助をするところも多くあります。また東京都では都独自の補助金と、区からの補助金があります。江戸川区は区独自の補助金で、月額20,000円程度出る、とも聞いております。
このような状況なので、補助金に関しては、直接お近くの幼稚園へ行って、御相談されるとよいでしょう。

保育所の場合、「一時預かり」という制度もあり、週1〜2回の預かりもやってくださるところもあります。また、幼稚園では育児支援サークルという形で、親子登園教室なども行っているところもあります。(児童館などで行っている場合もあります)
また、ファミリーサポートセンターなどですと、急な用事などで子どもを預けたい、という場合、低額で預かってくれる制度もあります。
このようなサークルや制度などもご利用になることも視野に入れ、よくお考えのうえ結論を出されることをお勧めいたします。

(アドバイザー:井上智賀)


せせらぎ さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

せせらぎ さんの保育園の利用目的は、せせらぎ さん自身の育児の疲れを軽減されるためのことと受け止めました。そこで、ここは、育児に疲れ息抜きしたいと思うとのお気持ちを大切にしましょう。満点ママを目指しているのですか、100パーセントの育児などありえませんよ。ママにとって今が一番大変ですし、お子さんにとってもママが必要な時です。そして、パパの理解と支えが必要な時でもありますね。多少ぐうたらでもいいのではないですか。育児の手抜きは感心しませんが、家事作業などに、多少の手抜きがあっても許されるのではないでしょうか。たとえば、毎日していることは、翌日に回したり、1日置にするとか、食材に冷凍物や出来合いのお惣菜を利用することで、家事労働の軽減につながりますね。つまり、家事労働の見直しとご主人に理解を求めることをお勧めします。

また、「怒ってばかりのママと一日中一緒にいるよりかは子供たちにもよいのではないかと」とのことですが、ちょっと違うような気がします。ママがどんな状態であっても、お子さんたちにとっては、ママはママですね。
特に乳幼児期はママの存在はとても大きいものがあります。
一般的に言われることですが、母親が子育ての中で赤ちゃんにさまざまな関わりを持ち、それに赤ちゃんは、何らかのしぐさでこたえます。その繰り返しの中で、母親は赤ちゃんをより深く愛せるようになります。
赤ちゃんのほうも母親に対してより愛着を覚えるという関係が深まります。
このことを"母子の相互作用"といい、このことによって母と子のきずなができるのです。
せせらぎ さん、お子さんの成長の過程において、お子さんの欲求に即座に答えられるママが必要な時いるということはお子さんたちにとって最高の環境といえます。よって、できることなら家庭内での育児をお勧めします。

また、怒りそうになったら、大きく深呼吸3回して下さい。
そして、せせらぎ さん自身に「あなたは、とてもがんばっている、大丈夫」と語りかけて、お子さんをしっかり抱きしめてください。その上で、お子さんの目線で物事を見つめ直してみてください。お子さんの成長に合わせることから始めませんか、きっと、やさしいママになれますよ。

なお、家庭内での育児をするとなると、当然ながら育児方法や病気の不安もおありでしょう。しかし、心配ないですよ、市町村の事業として「子育て支援センター」と称して社会的な支援体制が整って保育所や幼稚園がそれを行っていますので、市町村庁やお近くの保育所や幼稚園に問い合わせると利用方法を知ることができますよ。

(アドバイザー:加藤田稔)




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