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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
いつも周りを気にして、自分を出せずにいるよう
4歳になった、現在年少の娘についての相談です。
娘は、小さい頃から人見知りが激しく、うちではとても元気で明るいのですが、幼稚園に今だ馴染めていない様子です。朝、登園時間が近づくとだんだん元気がなくなり、ここ最近は背中が痛いとか、のどが痛いなどということもあります。

幼稚園(公立)には、一人だけ仲が良い女の子がいて、その子のおかげで、これまで何とか幼稚園に通っていましたが、その子は普通に元気な子なので、だんだん他の子供達と一緒にわいわい遊ぶようになってきて、寂しいようなのです。今までもその子の後をくっつくようにして遊んでいました。

担任の先生にもまだ心を開いていないようで、あまり目を合わしたり、話したり出来ないようです。先生はとっても良い先生なのですが、新任の為、先生もまだどうしていいか分からない様子です。娘は、馬鹿まじめな所があり、やってはいけないことは決してしない、先生にとってはとても手のかからない子供だと思います。

そのような性格は、小さい頃から友達に何かしたり、ご飯を食べなかったりした時に私が強く怒ったりしたことなど、私の育て方の影響も大きいとは思うのですが、とにかく1歳になるかならないかの頃から、公園に行ってもおもちゃより人の顔や動きばかりが気になっているようでした。子供らしい無邪気な様子を外では決して見せません。特に大勢の中に入っていくのが苦手です。

親の目からすると、いつも周りを気にして、自分を出せずにいて、まだ4歳なのにかなりストレスをためてしまっているのではないかと心配です。幼稚園から帰ってきて、公園に遊びに行く?といっても、少し考えてから行かない。と言います。
またあまのじゃくな所もあり、仲の良い○○ちゃんと約束してるから行こう!と言うとわざと行かないというようなこともあります。友達が誘ってくれても、とてものりが悪いです。

実は私も子供の頃からかなりの内弁慶で外では、ほとんど自分を出せませんでした。今も少しはましになりましたが、本質的には変わっておりません。だから余計子供の気持ちがわかるというか、子供にはもっと楽にこれからの人生を楽しんで欲しいと思ってしまいます。主人はとても目立ちたがりで、人見知りとは無縁のような人なので、子供の性格に少し戸惑っているようですが、そのうち本領発揮するよ。と言いますが、私のような経験者?からすると自分ではそう簡単に殻を破ることは出来ないのではないかと思います。
兄弟でもいるといいのかもしれませんが、二人目はなかなか出来ないので、仕方ありません。

どうしたらそんな娘を元気にしてあげられるでしょうか。性格を変えようとは思いませんが、自分を出せて、のびのびさせてあげる為に、何をしたらいいのでしょうか。どうか良いアドバイスをお願い致します。

(みーたろ さん)


樋口夕子です。

お子さんは慎重派なんでしょうね。
周りのことを気にして自分の気持ちを抑える、優しいお子さんなのではないかと思いました。

まずは、お母さんに何でも話すということから、はじめるといいかもしれません。

嫌な事は嫌だと言って良いということ、こうしたい、という希望なんかがあったら言うようにすることを、無理強いしないように気をつけながら聞き出していくことで、自分の気持ちを外に出す練習になると思います。

時間はかかるかもしれませんが、ゆっくり心を開く練習をすることで、しだいに変わってくると思いますよ。

(アドバイザー:樋口夕子)


みーたろ さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。
人見知り、ということについて考えてみました。先ず自分の存在というものを理解した。そして自分以外の他人の存在もわかった。それから、家族や親しい人と、それ以外の人の区別がつくようになった。こんな背景があると思います。
ですから、家族など親しい人には話せるけれど、それ以外の人からはどんな反応が帰ってくるか判らない。その気持ちがあって、話せない・遊べない・つきあえない。
そんな状態ではないか、と推測します。

お母さまがそのような性格だった、とのこと。だったらそれを利用しない手はないでしょう。お子さまの考えていること、思っていること、何となく判りませんか?それをフォローしてあげ、必要な時に必要なものを「与える」のではなく横からそっと「差し出す」ようにすればいいと思うのです。何も性格を変えよう、とまで思わなくていいと思います。

将来のことも考えて、今のうちに何とか性格を直していこう。そう考えることも判ります。でもみーたろさんも、その性格でありながら、今の「目立ちたがりで人見知りとは無縁」のご主人様とめぐり逢えたのですから、大丈夫だと思うのですが…。
多分、みーたろさんの苦手な部分をご主人様が受け持ってくださるのでしょうね。
私は理想のご夫婦のようにお見受けいたします。では、子育てもみーたろさんが得意な部分。そして積極的なご主人が受け持つ部分。ここを上手く「使分け」してみてはいかがですか?

訳を話して、ご主人様の協力を求めれば、ご主人様の性格からして断ることはないと思います。ただ、任せたのであれば、その「やり方」はご主人さまに任せてくださいね。ご主人なりに考え、最善と思う方法をとってくださることでしょう。
ご主人様の協力を得たうえで、二人三脚で子育てしてください。直ぐに劇的な変化を期待せず、気長に長い目で見守ってください。心の育ちは時間がかかるものなのです。そのちょっとした変化を見逃さず、よい方向へと導いてあげてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


「人に教えてあげるための情報」を増やしてみよう。

みーたろさんへ

人に教えてあげるための情報 を増やしてあげよう。

例えば こんな風にです。

いつもとは、違って 女の子なら髪を結んでみたり
持ち物を少しだけ変えてみたり 色を塗ってみたり

「変化」を楽しんでみるのです。

こちらから 関われないのであれば 人から関わってもらう機会を増やしてみるのです。

興味をひかせる  ⇒ 教えてあげる 

伝える練習こそ コミュニケーションの練習です。

なにも その子の性格まで変える必要は ありません。

あくまでも ちょっとした 変化をもたせてあげることで、こどもたちは 敏感に反応します。

コミュニケーションの機会が増えれば きっとなれてくるものです。

(アドバイザー:岸本元気)




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