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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など あまえんぼ
お友達を怖がったり、サークルでもママにべったり
はじめまして。2歳7ヶ月の息子(一人っ子)の事で相談にのって頂きたくメールしています。

息子は人見知り、場所見知りが激しく困っています。
1歳10ヶ月頃に近所の育児サークルに入り、入った当初は1年上のお友達とも楽しく駆け回って遊んでいました。
その頃、保育園の園庭開放などへも行き、園児に圧倒されながらも楽しんでいたように思います。

その育児サークルで、2歳前頃にお友達に突き倒され(と言っても遊びのはずみなのですが)、それが原因かははっきりしませんんが、その晩は熱を出し、夜鳴きもひどかったのを覚えています。それ位から、子供が集まる場所が怖いらしく、他の子が寄ってくるだけで私に逃げてきたり、肩をたたかれたり手を繋がれたりするだけで泣くようになりました。

ただ親しいお友達とならニコニコと仲良く遊べ、2歳過ぎてしばらくしてから公園などでお友達と控えめながらも楽しく遊べるようになり安心していました。その頃、教習所に私が通いだして、託児所や姉のところに預ける日が2ヵ月半位続き、お友達と接する機会が減ったからか、また子供に対してびくびくするようになり、今も続いて、ひどくなる一方のように思います。

以前は大丈夫だった保育園の催しも、「お母さんも一緒にお友達とみんなで遊ぶんだよ」と言っても、園の前で大泣きして入ろうともせず、初めて行くお友達の家や、身内の家も、入り口で大泣きして入ろうとしなくなりました。
もともと怖がりで、草むらや枯葉を怖がったりする子だったのですが、最近はそういったものへの怖がりはなくなり、人や建物に対する怖がりが一層ひどくなってしまいました。

教習所に通いだした事で私と接する時間が減り、私も忙しくてあまり構ってあげられなかったのが原因かとも思います。
それと、年末に歯ブラシを喉にさして救急病院へ行き、大丈夫そうだったのですがお医者さんの勧めでCTをとりました。その際、お母さんは外に出ていてくださいと言われ、お医者さんに羽交い絞めにされてCTをとった様です。もともと病院も嫌いなので、相当なショックだったらしく、それ位からご近所さんやお友達のお母さんにも挨拶しなくなり、知らない人が来ると私の後ろに隠れ、目も合わせなくなってしまいました。
「こんにちは、は?」と私がいうと、怖い顔をしてそっぽを向いて「こんにちははしたくない」と言い、「こんにちはしない子はお母さん好きじゃないな」というとボソッと「こんにちは」とそっぽを向いたまま言います。以前は愛嬌たっぷりにいろんな人に挨拶できたのに、CTが原因かな?と思いつつも、そんな息子にいらいらしてしまって、どう対処したら良いのかわかりません。

今は公園でも、全く他の子とは遊ばずに、他の子がそばに来ると小さい赤ちゃんでも怖がって助けを求めてきます。サークルでもわたしにぴったりくっついているだけで、「お母さんも一緒にするから遊ぼう」と言うと遊ぶのですが、他の子が少し触れるだけでもう嫌になるらしく、遊びません。
公園でも他の子におもちゃを取られるのが嫌で自分のおもちゃはしっかり囲っているし(貸してはあげるのですが、無理やり奪う子が苦手なようです)、取られてもはっきり「嫌」と言うことが出来ず、取られっぱなしです。見ていて不憫です。

家や、親しい身内の中ではとてもお喋りで愛嬌もたっぷりで、挨拶もしっかり出来る子です。ただ一歩外へ出ると、機嫌よく鼻歌を歌ったりするのですが、他人に「上手ね」などど言われると、すぐに無口になり、険しい顔になります。恥ずかしいのもあるのでしょうか。ただ、「挨拶はしたくない」「サークルへはお友達が居るから行きたくない」などと言われると、どうしたら良いのか、どうしたらお友達と居ることが楽しいとわかってもらえるのか、日々悩んでいます。また場所見知りも、いつかはおさまるのでしょうか。このままでは、幼稚園に行っても泣いてばかりいて、嫌な物も嫌と言えず、孤立してしまうのではないかと、悩みが尽きません。

同年代の子が子供同士で楽しく遊んでいて、ママ同士もどんどん親しくなるのを見ていると、自分も取り残されているようで、とても悲しくなり、「どうしてお友達と遊べないの!」と息子に詰め寄ってしまうこともあります。気長に付き合うしかないのでしょうか。知人からは「お母さんが過保護すぎるんだ」と言われ、自信も無くなってしまいました。子供が嫌がるようならサークルもやめた方が良いのでしょうか。それとも、嫌がっても他の子と触れ合う場は設けたほうが良いのでしょうか。ちなみに公園へは行きたいと言って、ほぼ毎日行きます。

長くまとまりのない文章で申し訳ありません。息子のように他の子を怖がったり、険しい顔をして挨拶を避けたりするのには、なにか心理的なストレスがあるのでしょうか。またどうやったら、怖い場所じゃないとわからせてあげられるのでしょうか。言葉では「ここは怖くないよ、おじいちゃんのお家だよ」などと教えますが、嫌の一点張りで大泣き、建物に頑として入りません。歯科検診の場などでは泣き続けています。こんな場合、どう向き合っていけば良いのでしょうか。アドバイスをお願いします。

(つかさ さん)


樋口夕子です。

うちの3歳の息子も、人見知りや特に場所見知りが酷く、週に1度リズム教室に通っていましたが慣れるのに1年かかりました。

慣れるまでは中に入らないとごね、入ってからも私にべったりで抱っこされたまま。
お友達と遊ぶなんて到底できないような状況でした。

今でも動きの激しいお友達には圧倒されてしまい、逃げてきたり泣いたりしてしまいます。

つかささんのお子さんも、年齢とともに、状況がわかるようになってきて、慎重になっているのではないでしょうか。
大人でも、知らない場所や人に対しては警戒すると思います。
お子さんも、ここは大丈夫かな、怖くないかな、と不安になっているんでしょうね。

お母さんも遊びの輪の中に入って、側についてるから大丈夫だということ、相手のお子さんにお母さんが話しかけるなどして、お友達が怖くなんてないんだということなどを、ゆっくり伝えていく事で、しだいに慣れていけると思いますよ。

叱ったり、無理強いすると逆効果なので、長い目で見てあげてくださいね。

(アドバイザー:樋口夕子)


つかさ さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
御相談内容、拝見いたしました。つかささんのお気持ち、お察し申し上げます。

友達関係というものですが、やはり人によって「苦手」だったりするものです。それが即悪いこと、ととらえがちですが、私はそうは思わないのです。誰だって苦手なものはある。それがたまたま「人付き合い」だっただけ。そう考えることはできませんか?
ただ、人間は社会的な動物である以上、社会(人)とのかかわりを無視した生活は成り立たない。必要最低限のことはできないと…。問題はここだと思います。

人付き合いが苦手になってしまった原因、いろいろあると思います。でも、お母さまとは上手くやっていけるのですから、基本的な対人関係の基礎はできているように思います。家族は最小単位の社会です。そこでは上手くやっていけるのですから、後は経験の差。これしかないように思います。

人見知りを直そうと、外に多く連れ出すこと。この方法は合う人もいれば、逆効果になる場合もあると思います。私の個人的な意見として言わせていただくなら、先ずお母さまに甘えるだけ甘えさせてあげること。ここから始めるのが一番の方法ではないか?と思います。
その経験は「自分を「いつも見守り、何かあった時は絶対に助けてもらえる」という信頼関係につながります。その信頼関係があるから、新しい世界に飛び込む勇気も出てくる。このように思うのですが、いかがでしょうか?
「甘やかしすぎ」という批判、一見もっともなようですが、子ども1人ひとり個性があります。おっぱいを飲む量が1人ひとり違うように、この時期に注ぐべき「甘え」の量も違っているように思います。何を基準に「甘やかしすぎ」と言うのでしょうか?その基準は数値で表されるものなのでしょうか?
思い切り甘えさせてあげられるのは今しかありません。その信頼関係の中で、「ママがいるから大丈夫」という気持ちを育てていくことが一番の近道のように感じました。

(アドバイザー:井上智賀)


つかさ さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

息子さんは、ママが教習所に行くことでのさみしさや不安を経験しているところに、歯ブラシを喉にさして痛い思いと、病院での不安と恐怖を味わってしまったようですね。

ここは、今お子さんは、何をほしがっているのか、何を考えているのか、そして、どんな気持ちでいてどう行動しているのかを捉えて、それらに対して適切なかかわりを持つことが大切になります。

そこで、スキンシップと言われる「肌のふれあい」が必要になってきます。
機会あるごとに、抱きしめる、添い寝をする、頬ずりする、手をつなぐ、相撲をとる、なでる、さする、爪を切る、耳掃除等をしてあげてください。
そして、心のふれあいをお勧めします。たとえば、微笑む・うなずく、ほめる・慰める、話す・話しかける、一緒に遊ぶ、お子さんの話に耳を傾むける。といった具合に心理的にプラスになる方法をとることです。
つまり、ママとの充分なるスキンシップを経て、ママの行為がお子さんの心の中に安心感や信頼感が育ち、そして自信にもつながり、自立への基礎が作られるということになります。

つかさ さん、過保護といわれてもいいじゃありませんか。今まで述べたことは、甘やかすことでなく、甘えさせるということで、お子さんの成長にとって必要な条件です。甘える時にしっかり、甘えさせることが、人の成長にはとても大事な要素となります。できることから初めてみませんか。

(アドバイザー:加藤田稔)




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