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最近になって、登園時に泣くようになったが、原因がわからない
はじめまして。4才5ヶ月の女の子について相談します。

昨年の春から年少さんで私立の幼稚園に通っています。(小規模でのんびりした幼稚園です)はじめは元気に通っていたのですが、お正月の休み明けから登園の際に泣くようになり、一週間ほどで治まったのですが、ときたま休み明けなど泣くようになり困っています。泣くといってもすぐに立ち直るらしくケロッ!っとしているようで、よくわからずにいますが・・・。
ただ今年に入ってからは習い事も別れ際に泣いたり、何かとすぐに泣くようになってしまいました。

家庭内でも特にかわったこともありません。娘は一人っ子で祖父母やおじ、おばなど、遠方に住んでおり主人も平日は仕事で遅いです。私と二人でやってきたわりに小さい頃から活発で人見知りもせず、友達とも自分から率先して遊ぶほうです。私にベッタリということもほとんどなく、しっかりした子で運動神経もいいほうだと思います。負けず嫌いですが、一人っ子のせいか親の言動をよく見ているところもあり感受性が強いのかな?とも思う面もありました。

幼稚園でもおとなしいタイプではないようで、友達と言い合いもすれば仲良く遊ぶといった気持ちの切り替えが早いタイプで、はっきり言うことは言っているようです。
先生も「特に変わったことはなく元気に楽しそうに遊んでいるし、園が終わっても残って遊ぶくらい幼稚園は大好きなようです。なんででしょうね?」と言っています。特に変わったことといえば数年前から毎日のように遊んでいた一番の仲良しの友達が幼稚園を長期間休んでいます。

家に帰ったあとも楽しそうに幼稚園の話をしたり、メソメソすることも全くありません。私自身は「石橋をたたいて渡る性格」で何かと気になってしまいますが、善悪や暴力など言うべきこと以外は、「子供同士のやりとり」と思い一歩ひいてみようと思っています。でもたまに「何で泣くのか?」「何が嫌なのか?」突き詰めて聞いてしまったりと反省します。そんなときも子供は「何もない」とか「もうわかった」となにも言わずです。
あまりベタベタすると余計泣くようになりそうでどう接していいか戸惑っています。あまり何も聞かないほうがいいんでしょうか?

(セロリ さん)


セロリ さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
御相談内容、拝見いたしました。たしかにご心配でしょうね…。

泣くということ、自分の感情を訴えていることだと思います。自分の満たされない思いを伝える。この手段として泣く、ということになるのでしょう。
では、何が満たされていないのか…。セロリさん、何か心当たりはありませんか?
子どもというもの、大人から見れば、ほんの些細な「何でもないようなこと」が妙に気になるものなのです。幼稚園で言えば、席変えがあって、仲良しのお友達と離れてしまった。自分では良く描けたと思わない絵が貼ってある。最近ブランコの人気が高まって、前のように自由に乗れなくなった…。こんなことでも「登園拒否」や「泣く」原因になる場合だってあるのです。
ご指摘の「仲のよい子が休んでいる」のが原因かも知れません。
ですから、その原因さえはっきりすれば問題解決すると思います。

こんな時の対処法ですが、先ずあれこれ詮索しないこと。セロリさんはお子さまのことが心配で訊ねている「つもり」でも、当の本人は「尋問」されている気分になっている場合があります。できるだけ他の話題で、本人の気分がまぎれるような会話を心がけてください。

大丈夫ですよ。本人が気分を切り替え、納得するまでの間です。もう少し時間をかけて、少しベタベタしてみてください。きっと直ると思います。

(アドバイザー:井上智賀)


『泣くこと』と『笑うこと』は、同じものなのです。

セロリさんへ

大人にとって『泣くこと』は、「悲しい時」や「嬉しい時」ですね。
『笑うこと』は「嬉しいとき」や「悲しい時」です。

こどもにとって『泣くこと』と『笑うこと』は同じものなのです。

『泣いてもすぐに立ち直ること』は それだけ『気分の切り替え』が早いのです。頭の中に「悲しいこと」がずーっとあるのが大人ですがすぐに切り替えられるのが やはり こどものすごいところなのです。

今年に入ってから よく泣くようになったのは それだけ いろんな物事に対して『気分』が増えたのです。
言ってみれば その場面場面に対して その子が色んな感情を表現できるようになったからです。

これを ひとつ『成長』したのだと捉えてみることです。

もちろん、友達のお休みも影響があるかもしれませんし、園でいろんなことが増えたのかもしれません。

でも 大切なのは それだけ「出来事」に対して「感情を動かせる」ようになったことなのです。

今は、その子が「成長したんだ」と思ってあげること。
そして ひとつひとつの感情の動きを ありのままに見守ってあげることが大切なのです。

その子が「泣いてるとき」こそ、ママが「笑ってあげること」。

それが大切なのかもしれません。

(アドバイザー:岸本元気)


こんばんは、田中和子です。

大好きなお友だちがお休みしてさびしいのが一番の理由だと思います。
この年齢になると友だちというのはとても重要になってくるからです。
自分を認めてくれるお友達の存在がしっかりした彼女の心の支えになっていたのでしょう。
そんな支えがなくなったときに人間は大人でも子どもでもやはり不安になることってありませんか?
それを泣く事でSOSを出しているんではないでしょうか?

そういう時にはお母さんが泣くことを否定するのではなく子どもさんの気持ちに寄り添って、「○○ちゃんがいなくて寂しいね」と彼女の気持ちを理解してあげてください。
理解者が一人でも多くいることが子どもにとっては一番です。

しっかりしていて、一見は強いタイプに見えていても、やはり人に支えられる心地よさを知っている優しいお子さんです。
弱い部分を見せた時にはしっかり受け止めてあげてくださいね。

(アドバイザー:田中和子)




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