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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など わがまま・反抗・ストレス
甘えたい気持ちからか、ただのわがままなのか、だだをこねて手がつけられなくなる
もうすぐ5歳になる長女について相談です。
3歳半違う妹がいるのですが、長女は私が下の子を妊娠しているときからひどい赤ちゃん返りが見られました。
年中になり、妹も保育園に通うようになったので随分とおねえちゃんになってきたと思っていましたが、気持ちに波があるようで赤ちゃん返りはしばしば見られます。

まだまだ4歳児だし仕方ないものとして、その時その時で対処してきました。
長女ははたから見ても私べったりで甘えん坊です。保育園についても、気持ちは行くつもりになっていても体が反応しないというのか・・・。
私に纏わりついては何でもないことでだだをこね、泣いて手がつけられなくなることもしょっちゅうです。
まだまだ次女に手がかかるので淋しいのかなと思い、二人だけで出掛けてみたり、お布団を一緒にしてみたりといろいろ試してみるのですがあまり効果はないようです。
家にいるときもできるだけ長女を優先にと努めているのですが・・・。
さっきまで機嫌良かったのに急にだだこねまくり泣き喚くことも少なくないです。

これまでべったりしすぎていたのではないのかと思うこともあります。
私の中でもだんだんと「まだ4歳」から「もう5歳」という気持ちに移行してきていて焦りもあります。
小学校に上がるまでに少しでも改善したいと思っているのですが・・・。
保育園では特別問題行動はないようですが、やはり時々先生も困る場面があるようです。
何でもないことでだだをこねる時はやはり2歳児位の行動と同じのようです。
何かが気に入らなかったが最後には自分でも何が嫌だったのかさえわからず
感情のままに泣き叫んでいるといった様子なので、成長しているのかな?と不安になるくらいです。

このままでは先々学校に上がったときに集団生活についていけないのでは?と心配です。
長女の困ったちゃんはやはり甘えたいという気持ちからくるのか、ただのわがままなのか判断が難しいです。
甘えだとしても今以上にどうしてあげればいいのか?わかりません。
次女も1歳半となり、私との関わりを多く求めるようになってきました。
あちらを立てればこちらが立たずといった具合で私のほうが疲れています。
主人に相談したのですが、主人の協力を得ても二人とも今は私でないとだめのようです。
甘えの要求を全て受け入れることも、あえて突き放すこともいろいろと試してはいるのです。

今日も保育園で仲良しのお友達がお外で遊べないことを知って、一緒に遊びたいから自分もお外に行かないと言ったので「じゃあお部屋だね」と言うと何が気に入らなかったのか?「いやいやー」とだだをこねだし、床に突っ伏して泣き出してしまいました。「どうしたの」と聞いてもただ泣くばかりで何を要求しているのかわかりません。お友達が部屋へ戻ってきてもお構いなしに転げまわって泣いていました。こんなときは何を言ってもダメなので「ママはもう行くから」と置いてきました。こんな日はしょっちゅうです。それでも先生の話ではいつもその後はケロッとして普段どおりだそうです。いったい長女の心の叫びは何なのでしょう?

(アール さん)


アールさん、こんにちは。
吉川です。

うちの下の子も年中、5歳児ですが、まだまだとっても甘えん坊です。
でも上の子が、5年生と大きいので、下の子に対して「まだ5歳」という思いの方が強く、甘えられることにそれ程、抵抗がないのです。

同じクラスに、昨年下のお子さんが生まれた方がいらっしゃいます。
どうしても小さい赤ちゃんと比べてしまうので、「もう5歳なのに」という思いの方が大きくなるようです。

5年生のクラス懇談でも、私は上の子に対しては、まだまだ初めてのことばかりで「もう5年生なんだから」という思いばかりですが、上に中学生や高校生のお子さんがいらっしゃる方は、「まだ5年生」という大きな気持ちで接していらっしゃるように感じます。

アールさんはとても一生懸命、お子さんの気持ちに寄り添うように頑張っていらっしゃるように感じます。
でもなかなかうまくいかないですよね。

この時期、自分の思いも強くなるし、ちょっとしたことで機嫌を損ねることも多いように思います。

こちらが一生懸命になり過ぎると、行き詰まることもあるように感じます。

この間、子育ての講演会で、子どもの思いをそのまま受け止めるだけでいい…というお話を聞いて来ました。

「○○ちゃんがこんなこといいやってん。もう遊びたくないわ」
子どもがこう言ったとします。

親は、「でもOOちゃんはこういうつもりだんじゃない?そんなこと言わないでって言ってみたら?」などついつい解決策を一緒に考えているつもりで押し付けてしまいがちです。

でもそれでは、子ども自身の気持ちが全然受け止められていない…消化しないそうです。

親の意見を求めているのではなく、自分の気持ちをわかって欲しい。
だから、子どもの言った事をそのまあ受け止めて繰り返してあげるだけで、子ども自身はずいぶん癒されて、自分から解決策を考え始めたりできるそうです。

先の例でいうと「そうなの、○○ちゃん、そんなこといいやったの。もう遊びたくないのね」
こんな感じです。

すると子どもは「そうやねん。でも俺もこんなこと言っちゃってんな。ちょっと遊んでくるわ!」みたいになるそうです。

まあ、毎回こううまくいくわけではないと思いますが、お子さんが
「一緒に遊びたいから自分もお外に行かない」
と言った時に、アールさんが
「じゃあお部屋だね」
と先回りせずに、
「そうか、一緒に遊びたいから○○ちゃんもお外に行かないんだね」
と子どもの言葉を受け止めるだけにしてみると、もしかすると違う展開になるかもしれません。

子育てはホント難しいですよね。
私も講演会でお話を聞いた後に、実践しよう!と心の決めたのもつかの間、ついつい自分の意見を押し付けてしまっていて反省の毎日です。

でも、しんどい時ほど、あまり一生懸命になりすぎずに一歩ひいて、「こんな時期なのよ…」と少しあきらめ(?)モードに切り替えて、自分自身の肩の力を抜くことも必要かもしれませんね。

(アドバイザー:吉川純子)


アールさん、はじめまして、吉田です。
お返事遅くなってすいません。

うちお、下の子が今年5歳になります。
本当はお返事を書いていたのですが、あることがきっかけで、少し考える時間がほしかったので、すいません。

どこまで、甘えを聞いてやれば・・・
うちの子も、甘えたです、特に下の子は、年子なので、お姉ちゃんに甘えるのもすごいです。
大して年も変わらないのに、上の子が時にはかわいそうになります。

私の気をつけていることは、ただひとつ、下の子を抱っこしたら、必ず、うえの子も抱っこすること、たとえ要求されなくても、上の子にしたことは下の子にも、下の子にしたことは上の子にも、としています。

先日、父子家庭のお子さんをお預かりしました。
お子さんが二人で、上のお子さんはうちの下の子と同じ年でした。

お父さんは、下の子に手がかかるので大変そうでした。

うちの子と比べると、同じ年なのに何でも自分でするその子と、すぐに私や
お姉ちゃんが世話をするうちの子を考えると、同じようにしていても、上の子に負担がかかっているのかな〜と反省しました。

一度は受け止めてあげよう・・・そんな風に考えました。
受け止めた上で、話し合えたらと、思えました。

どこまでが、甘え・わがままなのかの判断はつけようがありませんが、どうしようもなく気持ちが治まらないそんな時って、大人もありますよね。

うまくお答えになってませんが、あまり、いらいらせず、もう5歳でなく、まだまだ、5歳と思いませんか?
私は、うちの子には、大丈夫か?この5歳・・・と首を傾げますが、まだまだ、生まれてから5年です。
先を急がなくてもいいのではないでしょうか?

(アドバイザー:吉田幸江)


アール さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

お二人のお子さんの育児は、大変でしょう。お疲れでしょう。
しかし、親の方がほんとうに困ってしまうことは、やはり娘さんからのシグナルだと思います。きっと、心のキャッチボールを要求しているのではないのでしょうか。
まず、お子さんが、なぜ癇癪を起こすのかということを理解しましょう。
それには二点ほど考えられます。

その一点目は、アールさんも感じてらっしゃるように、きっと、赤ちゃん返りの行動の一つでしょう。ママを独占できなくなり、いままでの居心地のよい地位を奪われてしまい、お姉ちゃんとして期待させてしまうことから、かなり我慢している部分があり、自分の心の解放をママへの反発として、甘えも含めてさまざまな言動をぶつけているのでないかと思われます。
そして、二点目は、第一反抗期を迎えたのではと思われます。この時期は、何でも自分のしたいとおりにして、ほとんどの場合、親と逆なことをしたり、言ったりします。親にとっていやな時期ですが、しかし、そう長引かずにじきに過ぎるでしょう。

そこで、癇癪を起こした時の接し方は、反抗期を迎えたころから、さまざまな反発や反抗が始まったということを前提に対応することが望ましいということになります。
つまり、今必要なことは、アールさんがわがままな行動と思われるときに、優しく接することです。行動面で気になったら、まず大きく3回ほど深呼吸してから、「どうして、・・・するのかなあ」とゆっくり聞いてください。良いとか悪いとかのアールさんの判断を入れずに、娘さんの気持ちになって、いっしょに考えて見てください。
ここは、娘さんのおしゃべりを楽しく聞きましょう。どんな些細な話でも、どんなささやかな行いもほめましょう。おもしろいことがあったらいっしょに大笑いしましょう。娘さんの行動で気になることがあったら、静かな声で、やさしく、何があったのかを聞き、何を求めているのかを見つけましょう。
また、叱ることもありますね。そのあとは、必ず抱きしめてやり愛情を込めて「大丈夫だ」といってあげましょう。娘さんの言動の全てが成長の証であるのとの認識の上に立ち些細なことでも一つ一つを大事にしていく姿勢があれば、今の悩みである、癇癪は、徐々に改善されていくでしょう。

また、甘えについてですが、甘えさせることは、多いにすべきですが、甘やかすことは、あまり関心しませんね。大人の都合で、知らず知らずのうちに、気が付かず、何かと干渉をしたり過保護になってしまっていることがしばしばあります。特に、おもちゃやお小遣いを要求どおりに受け入れることは良くないでね。我慢をできることは我慢させることも必要ですし、できることをさせないで、親がやってしまうことなどは避けたいものです。
それと違った、甘えさせるということは、スキンシップや赤ちゃん返りを受け入れることです。情緒の安定にはとても良いことです。つまり、娘さんの歩調を尊重し、娘さんがどうしてもできないことを手伝ってやることです。
しかし、実際には判断し難いことが多いと思いますので、そのつど、考えていく必要があると思います。

アールさん、あなたの愛を与えることができても、あなたの考えを与えることはできません。あなたのやさしさを娘さんに与え続けることで、今の状況は、徐々に改善されていくでしょう。

(アドバイザー:加藤田稔)




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