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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
2歳になるが、ほとんど話ができない
現在長男4歳と長女2歳の四人家族です。今回相談させて頂きたいことは、長女の事です。

二歳になりますがほとんど話が出来ません。ママといやいやくらいです。
ミッキーマウスを見ると(テレビのCMとかででも)べーと言って、アンパンマンはパン。お父さんの事をまんまー。ぐらいです。
ゴミを持たせて、ぽいして来てと言うとゴミ箱に入れに行ったり、ティッシュー持ってきてと言うと、ちゃんと持ってくるところを見ると、理解はしているように思えます。

私なりに考えたんですが、長男は時間もあり夫婦でかわるがわる面倒を見ていたのですが、下の子は忙しく長男もやきもちを妬いたりで、常にビデオを見させて一人で遊ばせてしまっていたように思えます。今後どのようにしていったらよいか良いアドバイスがありましたらお願いします。どこか専門の医者とか連れて行ったほうが良いのでしょうか?
宜しくお願い致します。

(まさお さん)


まさお さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。
まず、一般的に言われている幼児のことばの発達について述べておきましょう。
一般的に幼児は生まれた時から常にことばに接し、その子のまわりでは話が常に続けられて、あたかもその子が理解しているかのように話しかけてくることもあります。生後約6週間で新生児は大人のいろいろな声質に反応しはじめます。6ヶ月目までには言葉の抑揚のいくつかの形を理解しはじめ、1年たつうちにいろいろな抑揚を持ったつぶやきになり、成長とともに広がる行動の中に、多く発声されます。生後2年目の間に、つぶやきは自分の聞いた発語のうちのあるものを真似し始めます。幼児が「ママ」とか言ったとよくいわれるのは、この段階においてです。
2歳になる頃、発語は意味を持ちはじめ、ことばの単語を連続で発し、この時期からことばは急速に進歩します。幼児は耳にしたことを反復しようと試したり、訂正たりし、自分の周りを見つめながら、その周りのできごとについて話しはじめるようになります。そして、3歳になるまでには、たいていの幼児はそのことばの音を十分に発音することができるようになり、そのことばで一応格好のついた表現ができるようになります。しかし、個人差が著しく、兄弟と言えども、それははっきりしています。

そこで、お子さんのことですが、やはり、ことばの発達は、人間関係の発達と密接に関係にあります。つまり、お子さんにとって最も信頼のあるママやパパから直接語られる話の中から、そのことばと音声を認識し、ことばを学習していくわけですね。ご推察のように、家族との接触が少なければそれだけ、学習できないことになる訳ですから、より多くの接触の中に、多くの語りが望ましいことになります。
ここは、発達には個人差があり、それが著しいということを認識していただき、次の方法を試されることをお勧めします。
まず、お忙しいでしょうができるだけお子さんに言葉がけをしてください。食事や入浴の時など、ご両親が比較的リラックスしているときなどが特によいと思います。
そして、発する言葉に関心をもってもらい、発語したら、心からその言葉に喜んでください。また同時に、お子さん自身をほめてください。そうすると、お子さんはきっと、得意になって、喜びほめられた言葉を繰り返すでしょう。そこを、うるさがらずに、一緒に楽しんでください。
また、できることならば、お休みの時などに、絵本の読み聞かせや簡単な童謡などを歌ってあげるなどTVなどを利用せずに、ご両親自らの言葉や声をフルに活用してください。きっとお子さんは大喜びすると思います。さらに、4歳になるお兄ちゃんから、知っているお話や歌などをご披露してもらうのもよいと思います。そのとき、必ずお兄ちゃんに「ありがとう、おはなしやうたなどをうたってくれて、たのしかったよ、またおねがいね」と、お兄ちゃんを認めながら、お子さんをかわいがるということぜひお願いします。
つまり、家族がお子さんのために、できるだけ自らの声で多く接していくことです。
できることから、はじめてください。しばらくすると、きっと、うるさいぐらいにおしゃべりがはじまると思います。

(アドバイザー:加藤田稔)




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