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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
カラダのこと 0歳児
便の様子、病院に連れて行く判断、母乳について
初めてメールさせていただきます。現在生後二ヶ月半の男の子の母です。
体重は6700gくらいです。初めての子な上に生後一ヶ月から二ヶ月まで細菌性髄膜炎で入院していました。退院後の経過は良好で、後遺症の検査待ちの状態です。

現在里帰り出産のまま入院になってしまって実家の方にいますので、母などが色々教えてくれますが、来月には帰るので不安は沢山あります。
相談の内容なんですが便の様子と、病院に連れて行く判断。母乳についてです。

1、便の様子。
現在絵の具をといたような水っぽい便に、おかゆのような粒粒が入った便が続きます。色は黄土色や黄色で匂いも臭いです。
機嫌はよく熱もありませんし、具合が悪そうではありません。
母乳とミルクの混合栄養なのですが、知人に「甘いものを食べ過ぎると子供が下痢をする」と聞きました。確かに甘いものの多量摂取(チョコなど)と最近お酒を毎晩飲んでいます。その事も影響するのでしょうか?
医者にオムツを見せた時は、色だけみて平気だといってました。悪いのは、赤、白、黒の便といいます。オムツはすぐ水分を吸ってしまいますのでいまいち様子が伝わらなかったようにも思います。

2、昨晩入浴後に顆粒を湯冷ましでとくりんご果汁を飲ませました。そしたら今日黒いプツプツが便に混じっていました。
あやすと笑うし熱も無いので病院には行っていませんが、いったほうがいいでしょうか??

3、母乳の免疫はどのていどなんでしょうか?
大病をして抗生剤の使用によりいい菌も死んでるといわれました。風邪とかにもかかり易いとの事です。
退院後も母乳を飲ませていますが初乳ほどの免疫はふくまれていないんでしょうか??

あと生理が来たようなんですが、母乳の成分はかわりますか?来た日に息子はなぜか母乳を嫌がりました。その後は飲んでます。

以上のことも含めて現在大変心配になる事が多く困っています。
病院に行ったほうが良い状況についても症状についても、沢山育児書を読んでみましたが、かいてる事がばらばらで困惑します。寝すぎても心配。寝なくても心配。私がこんな状態では良くないのもわかるのですが、子供の病気とゆう恐ろしい経験以後、そんな風になってしまいました。
東京に帰れば日中は子供と二人なので、今のうちに色々勉強したいと思っています。アドバイスよろしくお願いします。

(カオリ さん)


カオリさん、初めまして。管理栄養士の秋山です。
ご希望ではありませんが、ちょっとお話させて下さいね。

細菌性髄膜炎ということで入院されたとのこと。始めてのご出産で不安が沢山おありだったと思いますが、乗り越えてこられたのですね、頑張りましたね!まだまだ心配な事が沢山あるかもしれませんが、これからもゆっくり様子を見ながら、そしてカオリさんも体調を整えながらお過ごし下さいね。

頂いたお手紙でちょっと気になったことがあったので、いくつかお話させて下さい。
まず、現在混合でミルクをあげているとのことですが、甘いものを食べること、お酒を飲んでいらっしゃるとのことですね。母乳の栄養成分に不安があります。

母乳をあげている間は、お酒とタバコはぜひ止めてください。母乳はカオリさんが食べているものすべてが栄養となって、赤ちゃんのもとへ届けられます。赤ちゃんにとって、お酒は絶対に必要な栄養でしょうか?よく考えてみて下さいね。

甘いものを食べると下痢をする、ということですが、乳製品やお菓子類が多くなると、母乳にとろみがつきやすくなる上、乳腺がつまりやすくなって乳腺炎にもかかりやすくなります。チョコレートとなると、カフェインの心配もでてきます。多量に食べることはお薦めしません。逆に果物などの自然の甘さならさほど問題ありません。

また、果汁をお白湯で薄めて与えているとのことですが、まだまだ消化器官が未発達な時期ですから、始めるのはあと1〜2ヶ月後くらいで良いように思います。お風呂上がりはお白湯か、ミルクで水分補給をしてあげてくださいね。

そして免疫については、この時期の母乳は初乳よりも免疫が含まれる量は少ないと言われていますが、まだまだ含まれていますから、美味しいごはんを食べて、おいしいおっぱいをぜひあげて下さい。免疫は赤ちゃんにとって、身体を守るためにお母さんからもらうかけがえのない成分で、他に代えることが難しい成分です。

誰にでも身体にとって必要な栄養というのがあります。今、カオリさんと赤ちゃんにとってどんな食品が必要なのでしょうか?ちょっと考えてみましょう。
母乳を与えている間は、母乳の分も含めてきちんとご飯を食べる事が一番大事です。
ご飯をしっかりお茶碗山盛り1膳食べ、野菜を山盛り食べ、主菜(たんぱく質の多い食品)や乳製品は脂肪を少なく適度に取り、果物を適宜食べる、というのが、いわゆる『バランスの良い食事』ということになります。砂糖(お菓子も含め)、油、塩分は少ないほうが身体の負担が少なくてすみます。身体が弾むような食生活を送ると、心も元気になりますよ!
特に、妊娠中に不足しがちな鉄分、カルシウムは今が補給時です。小松菜などの緑黄色野菜や大豆製品をしっかりとって補給してくださいね。

・・・と分かっていてもなかなか理想通りにいかないものですが、ぜひ毎日、毎食のご飯の時間を大事にして下さい。カオリさんの身体にとって必要な栄養は、赤ちゃんにも必要です。カオリさんが美味しいと思うごはんを食べたあとの母乳はとっても美味しく、赤ちゃんも喜んで飲むはずです。よい母乳リズムが作れると良いですね!
どうぞ心も身体も、楽しいと感じる気持ちを持って生活して下さいね。

(アドバイザー:秋山ゆか)




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