・アドバイザーに聞きたい！ ・わいわい掲示板 ・パパママアンケート ・子育てお役立ちリンク集 ・園を探そう！ ・幼稚園の選び方 ・もうすぐ小学校 ・ホームページは 　「持つ」から「活かす」へ ・ホームページ作成ソフト ・きっずアンケート ・えほんとおもちゃ ・りんくしゅう	性格・生活習慣・行動など ＞ 生活習慣（トイレ/食事/おしゃぶり..など） イオン飲料やジュースを水で薄めて与えてもよいか こんにちは。 栄養士さんの秋山さんにお聞きしたいのですが・・最近、流行の嘔吐下痢症に一家でかかってしまいました。 私と主人は、ものすごい嘔吐と下痢で、本当に苦しかったのですが、TVなどでそういうときには、吐き気がおさまったときにイオン飲料を少しずつ飲んで脱水を防ぐ、ということを知っていたので、アクエリアスを少しずつ飲みました。 子供が同じように吐いたりしたときに、家にアクエリアス、ポカリスエットなどの大人のイオン飲料しかない時に、そのまま飲ませたら濃くて子供の体に悪いような気がして、水（一回湧かして冷ましたもの）で半分くらい薄めて飲ませました。もちろん赤ちゃん用のイオン飲料を使った方が、浸透圧などいろんな面でいいんだろうな、と思うのですが、そのとき、なかったら間に合わせで、薄めて与える、ということは、よいことなのかどうなのかな？と思って質問してみました。 それから、うちの子供たちはジュースがとても好きなのですが、いつも１００パーセントの果汁をやっていますが、それも、半分くらいに薄めてやるようしています。薄めてやったほうが、糖分も薄められるし、経済的にも助かるので（笑） お茶を主に飲ませたいのですが、朝起きたとき、おやつの時、などにはジュースじゃないとイヤ！って言うので、苦肉の策なのです・・・。 このやり方でもいいでしょうか・・・。 よろしければ、アドバイス、お願いします。宜しくお願い致します。 （たまひた さん） たまひたさん、こんにちは、管理栄養士の秋山です。 今年の風邪は胃腸に厳しいようです。その後、体調はいかがですか？ たっぷりのビタミンCと早めの休息で、無理なさらぬようお過ごし下さいね。 イオン飲料を薄めて与えてもよいか、ということですね。御質問下さり、ありがとうございます。私の分かる範囲でお答えしますね。 まずは高熱が続く、嘔吐や下痢がひどい時は医師に相談して、原因をつきとめることが最優先となります。その後、ご自宅で様子を見ていく段階で汗をたくさんかいていたり、水分が取りづらそうな時は、イオン飲料を薄めて与えることをお勧めします。 私達の身体の6割以上は水分でできています。体内の水分を体液と呼びますが、体液は体温調節を行ったり、新陳代謝を促したり、栄養素を運んだりする役目を持っています。水分が不足すると、栄養素の運搬だけでなく体温調整が上手に働かなくなり、体内の熱が下がりにくくなって、身体にとって危険な状態となってしまいます。 急激な体温上昇でたくさん汗をかいたり、下痢などで脱水が起こると、体液に含まれる必要なミネラル分（ナトリウム、カリウムなど）も一緒に失われてしまいます。脱水で水分を補うなら普通の水で十分では？と思うところですが、水だけを飲むと失ってしまったミネラル分が補えずに水分だけが補給される形となって体液が薄まってしまい、脱水症状がうまく改善されません。 そこで、適度な糖分や塩分、ミネラル分を水分と一緒に摂取して、失われた体液をすばやく補給することが脱水症状改善の大切な要素となります。成分に若干違いはありますが、点滴もそのひとつです。 ただ、子供にとっては大人と同じ濃度のイオン飲料では糖分、塩分などが多すぎるので、お子さんに与える場合は半分から1/3程度に薄めることをお勧めします。たまひたさんがおっしゃる通り、確かに赤ちゃん用のほうがイオンバランスの点では良いかと思いますが、大人用イオン飲料を薄めた場合でも、日常生活で摂取する範囲なら吸収にさほど変わりはないと言われています。 しかし、普段もイオン飲料を摂取するとなると口が甘いもの（時には人工的な甘味）に慣れてしまうことと、糖分が多いため、肥満の原因にもなりやすいので、たくさん汗をかいた時（夏場やお風呂上がりなど）と限定してあげたほうがよいでしょうね。 ジュースについても同様です。100%ジュースを薄めてあげる方法、私は良いと思いますよ。朝の楽しみか、おやつの楽しみのどちらかにできたらいいですね。 また、できればジュースよりは『果物そのもの』を食べられるともっと良いですね。 例えば、100%みかんジュース1缶分（約200cc）作るのに、みかんは4〜5個必要となります。ジュースにするとあっという間に飲めてしまいますが、糖分を取り過ぎてしまいますし、新鮮なビタミン・ミネラル類は摂取できません。 ところが、みかん1個を食べるとなるとジュースを飲むより時間はかかりますが、噛むことによって満足感がうまれるので、結果的に食べ過ぎを防ぐことができます。そして新鮮なビタミン・ミネラル類、食物繊維などを取ることが出来ます。 何よりも四季を感じながら食べられるのは、果物ならではだと思いませんか？ 子供は大人よりも汗っかきです。できれば麦茶などで、普段からこまめに水分補給をしてあげるとよいですね。そして時にはジュースの代わりに新鮮な果物を加えて、お子さんと楽しく、美味しい食事を食べて下さいね。 （アドバイザー：秋山ゆか）
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