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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 登園拒否・行きたがらない・登園後の後追い
1月から通っている園に、行きたくないと毎朝大泣きする
こんにちは今6才の年長の一人っ子、女の子です。

年中の夏休み前から園にいくのを嫌がり、泣いても連れて行き、帰ってくると朝に泣く事に対して私も主人も責めていました。
園でも泣いてばかりいるため一人立たされたり先生からも怒られていたようです。
その園では、こんな子は今まで見たこともなく、辞めてほしいと言われ年中を最後に辞めました。

私自身いろいろな育児書を読み子供に厳しく子供のすることを否定してきたことに気付きました。母親の勉強会にも行っています。子供に優しい言葉が全然足りなく、子供が私に嫌われていると思い離れられずに不安になっていた事を知りました。
園を辞めてからもチックは治らず私べったりで、何かあると、すぐに泣いていました。それが段々と一人でも留守番が出来たり、こけても泣くのを我慢出来るようになって12月には新しい幼稚園に行くと言い出しました。

私と離れられるのか不安もありましたが1月から行くことにしました。後3ヶ月しかないので入れてくれる園が前に虐待騒ぎの出た所しかありませんでした。初めの頃はほんの少し泣いて先生に連れられて、帰ってくると園での楽しい話をしてくれましたが、昨日くらいから、やっぱり園に行きたくないなど、今日の朝も大泣きでした。
帰ってきて楽しそうなら朝泣いても大丈夫なのでしょうか、、まだ甘えてるだけなのか、もうすぐ学校なので心配しています。
アドバイスをお願いします。

(たこ さん)


たこ さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。私の力不足で、御相談の文章では、お子さまの様子が読み取れない面もあり、的確な回答になるかどうか、ちょっと不安ですが、精一杯お答えさせていただきます。

私の園でも「泣く子」はいます。お母さんが恋しい。幼稚園が安心して遊べる場所ということが理解できない。自分の思いどおりにならなくて嫌。理由は様々ですが、必ず原因があるはずです。
幼稚園でも、こんな場合であるからこそ、様々な配慮をしたうえで、ご家庭と協力したうえで、「子ども」にとてより良い方向を目指すべきなのに、最も安易でやってはいけない「排除」という手段をとってしまった…。その点、ちょっと残念に思いました。
その後お母さまも、その点について真剣に考えられ、ご自身でも「自分を変えよう」と様々な努力をされました。その努力に敬意を表します。

ただ、たこさんのお子さま。まだ不安に感じる部分もあって、頭ではわかっているものの、自分の気持ちの中で整理がつかず、とまどっているようにも感じます。単なる「甘え」とは少し違うようにも思いました。
「小学校へ行くのだから、今のうちに…」というお母さまの気持ちもわかりますが、今は先ず泣いたら思い切り受け止めてあげること。「泣かないで」と言うより「泣くことで訴える」その気持ちを受け止めること。これが大切なように思います。
決して言葉は要りません。「あなたのことを見守っているよ」という気持ちを「抱きしめる」ことで伝えてみてください。

「人を愛すること」「信頼すること」…。世の中には言葉で表さなくても感じ取れるもの、たくさんありますよね?むしろ、そちらの方が大切で、その「あいまい」な部分を補うのが「言葉」ではないか、とも思います。その気持ちが伝われば…根本的な解決ができるのでは?と推測します。
たこさんのあせる気持ちも充分判りますが、先ずお子さまの気持ちを充分に受け止めること。後3ケ月しかない、と思うか。後3ケ月もある、と思うか。それによっても変わってくる可能性があります。

たこさんご自身も努力され、様々な講座にご参加いただいた、とのことですので、この意味も充分わかることと思います。ただ、講座の例はあくまでも「その事例に対して」ですから、たこさんのお子さまに、そのまま当てはめるのは危険です。事例の方法(手段)ではなく、「なぜそのような事を言ったのか」「なぜこのような対処をしたのか」という精神の部分をご参考にされ、そのうえで「ではわが子には、どう言って対処したら、私の気持ちが伝わるか」ということを考えてください。きっと良い方向へ向くものと思います。

ご参考になれば幸いです。

(アドバイザー:井上智賀)


たこさん、こんにちは。
吉川です。

前の園で辛い目にあったのに、新しい園に行こう!という気持ちになれたこと、すばらしいことですね。

たこさん自身もいろいろ悩まれ、勉強され、努力されたのでしょうね。

娘さんが園での様子を楽しそうに話してくれるようになって、大きな一歩を踏み出せた感じですよね。

楽しそうな話をしてくれる時はゆっくり聞いてあげて、「楽しくてよかったね」と幼稚園生活の楽しさを共感してあげてくださいね。

「そんなに楽しいんだから、明日も行けるよね!」なあんて言うことをついつい言いたくなってしまいますが、ぐっとこらえてくださいね。

受け入れてくれた園に対しても、「虐待騒ぎの出た所しか入れてくれなかった園」という思いは捨てて、たこさん自身も好きになるというか、信頼してくださいね。

お母さんの気持ちはすぐに子どもに伝わります。

登園できるかどうかは、園の先生ともよくご相談されて、もうすぐ入学という焦りは少し横に置いておいて、目の前のお子さんの気持ちに寄り添って、次の一歩を一緒に踏み出せるといいですね。

(アドバイザー:吉川純子)


こんにちは、たこさん、お元気ですか?浜田です。

2回目の幼稚園の集団生活で、思うようにいかなくて、たこさんは少しあせったり、いらいらしたりしていませんか?
私がたこさんの立場なら、自分が行きたいと言い出したのに、なんで?とついつい子どもを責めてしまうかもしれません。
たこさんはもう少し、冷静に考えてみようと思われたのは、すばらしいと思います。今までの勉強の成果だと思います。

1月から登園し出した幼稚園はまだ行き始めてほんのわずかですから、まだまだ、慣れなくていやになることもあるでしょう。
行き始めた頃より、少し時間がたってからの方がイヤなことが見えてくるのかも知れませんね。
友達も遠慮していたかもしれませんが、段々要求してくる事がたくさん出てきて園に行きたくないとなるのかもしれませんね。

しかし、集団生活は自分の思うようにならないからいいのかもしれませんね。
家庭とは違って自分で表現しないとわかってもらえにくいし、言いたくても
思うように言えなかったり・・しんどいことがあります。
でも、友達がいることは何にも替え難いと思います。
人との出合いが今、しんどいかもしれませんが、しんどいことは楽しい事にもつながる事ですから、「だいじょうぶ」と送り出しているうちに、少しずつ不安が楽しみになってくるのではと期待しています。

3ヶ月くらいかかるかもしれません。しかし、この子らといることが楽しくなる事は期待できます。たこさんの判断を信じて、これくらいだったら、泣いていても大丈夫と、励まして欲しいと思います。
勤務している保育園の子どもさんですが、母親の都合で勤務が不定期になると、しばらくは(9月から)おお泣きして暴れたりしておりましたが、この正月あけてから、泣かないで来ています。「どして泣かなくなったの?」と聞くと「車で泣いた」とか「あまり泣くと目が痛くなるんよ」とか言ってすっかり泣かなくなりました。
何がきっかけか母親もちょっと解りませんが、なにかきっかけになる様です。

就学を控えて早く集団生活に慣れて欲しいと思うかもしれませんが、あせらないでゆったりと関わってあげて欲しいです。

(アドバイザー:浜田栄子)


たこさん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

愛しているお子さんから泣かれるのはつらいですね。このことは、母親であれば誰もが通る道です。自立に向けた第一歩と見てはいかがでしょうか。
大泣きは、ママから離れることの不安と甘えが交錯した状態からのパニックのようなもので、瞬間的なものですから、あまり心配することはないと思います。
幼稚園では、さまざまな遊びを通し、心身の発達と情緒が育まれ徐々に慣れると思います。泣くことは一時ですし、お子さんが強く育つことを信じて、毎朝お出かけの時に、しっかり抱きしめて「楽しんでいらっしゃい、帰ってきたらママに楽しかったことをおと話してね。」とでも声をかけて送り出して下さい。そして、お迎えの時、まず抱きしめて「どうー、楽しんだかなあ」とやさしく言ってあげてください。つまり、母子ともに、幼稚園が楽しい所という意識づけを図ることです。幼稚園に行くことがプラスになることの気持ちを持って日々送れるということになること、ママからやさしく接してもらえる満足感から徐々に大泣きは減少するようになるでしょう。そして、お子さん自身が段々に自信がついてくると思います。

また、お子さんの言動を好意的に見つめ、些細なことでも認めて、ほめることを多くしてみて下さい。このことで、さらにお子さんは安心し、自信を持った行動がとれるようになるでしょう。
なお、どうしてもお子さんを怒るような状況になってしまった状況の時には、お子さんをしっかり抱きしめて「大丈夫だから」と自分に言い聞かせてください。一呼吸おくことで心に余裕を持つ効果を与えますのでお試しください。
さあ、たこさん、今からできることを実行に移してみませんか。

(アドバイザー:加藤田稔)




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