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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など わがまま・反抗・ストレス
わがままで怒りっぽくてしつこい長男に、どのように接していけばよいか
5歳になったばかりの長男の性格ことでご相談します。
簡潔に言えば、わがままで怒りっぽくてしつこいのです。

今日も牛乳が欲しいと言うので、コップに注いであげたのですが、子供の手の届かないところにおいてしまいました。
しばらくして子供が「さっき牛乳ちょうだいって言ったよね!なんでくれないんだよ!!」と怒り出したので「こんなとこに置いてた、ごめんね。」と牛乳を手渡しました。
「どうしてそんなところに置くの?届かないじゃない。」「わざとじゃないんだよ。間違えちゃったの。」「どうして間違えちゃったの?(この辺で私もイライラしてきます。)」「どうしてってママ洗い物してたからうっかり間違えちゃったの!!」「どうして間違えるの?どうして?」とこんなかんじで永遠に続くのです。

最近は子供が「僕が牛乳欲しくないと思ったのね?」と言って、私が「そうだよ」と言うと機嫌が直る法則が出来て、私もついそのようにしてしまうのですが、ママが牛乳をくれなかったのは僕が欲しくなかったからというのは間違ってるし、自分が欲しくなかったからと思うことで、自分の思うとおりにことが動いたと無理やり納得してる長男の問題解決の仕方はちょっと自己中心的?で問題があるんじゃないかと思います。

とにかく、一日中、こんなかんじで怒っていて、「大阪に住んでたとき、どうして飴ちゃん食べちゃダメって言ったの?」と一年二年も前の話を持ち出してイチャモンつけることもあるので、ほんとにこちらもイライラするし、長男のことが心配でもあります。かと思えば「さっきは怒っちゃってごめんね。」とか「言うこと聞かなくてごめんね」と先ほど怒りまくってたのが嘘のように優しい口調で言ってくれることもありますし、怒ったあとしばらくして何事もなかったように愉快に笑って楽しそうにしてることもあります。私の父は「発作のようなもんだな」と言ってました。言葉は適切じゃないかもしれないけど、私もそんなかんじがします。

少し話がそれますが、挨拶できないのも気になります。
もともとシャイなのですが、幼稚園の園バスの先生に「おはよう」も「さようなら」も言ったことがありません。挨拶といっても言うことは決まっていて「先生おはようございます。お母様行って参ります。」「お母様ただいま帰りました。先生ごきげんようさようなら」と言うことになってるのですが、言い馴れない言葉なので言いたくないようです。先生も理解してくださって、お決まりの挨拶のあとに、さよならの握手をしてくれたりするのですが、やはり親としてはおはようございます。さようなら。だけでもしっかり言って欲しいと思ってます。家族や祖父母にはちゃんと自分から挨拶しますが、近所の顔見知りのおばさんやお友達のお母さんには全くしません・・・。

あとお友達がいないので心配です。幼稚園でも一人で気ままに動いてることが多く仲のいい友達はいないようですし、近所にお友達もいないので幼稚園以外は私と次男と3人(主人は仕事で忙しく、ほとんど顔をあわせることがありません)。エネルギーが強い長男には発散する場所がなくてちょっとかわいそうな気もします。積極的に公園などに出掛けて友達作りをしたいところなんですが、最初お話したとおり公園でも怒ってばかりなので正直言って恥ずかしいんです。だから、人気のない公園で遊んだり、散歩するだけだったり・・・。

お恥ずかしい話ですが、最近までウンチはオムツでしていました。偏食もひどく、言葉もこちらの話を理解する力も遅れてると思います。市の療育相談室に相談しておりますが、予約がいっぱいだそうでひと月かふた月に1度アドバイスを受ける程度、何の解決にもつながっていません。
もともと思いやりはある子だと思いますので、いいところは伸ばしてやりたいとそう思うのですが、とにかく長男のしつこさに心身ともに疲れてる状態です。突き放したり無視したりすると反発するし、歩みよるとさらにわがままや怒りがエスカレートするのでどうしたらいいのか分かりません。
この先長男とどのように接したらいいのでしょうか?アドバイスよろしくお願いいたします。
(要領の得ない長い文章ですみません。)

(きんたろうのママ さん)


きんたろうのママ さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。たしかに毎日これでは大変だろうな〜、と思いました。

子どもって不思議な生物です。興味や関心があれば没頭し、興味がなくなると見向きもしません。そして突然思い出したりします。でも、これが本当の人間そのものの姿ではないか、と思います。しつこいのは、自分で納得できる理由がみつからないと不安になる。何としても自分で納得するまで確かめたい。この気持ちが強いのではないか?と推測します。多分、正義感も強く、優しい面や思いやりの心もいっぱい持っているお子さまなのでしょうね。自分の心に一本筋が通っている。その判断基準に照らして、どうしても納得できなくなると、「何故」「どうして」という思いが強くなる。
正義感や優しさ、思いやりの心の「裏返し」としてしつこく聞く行動に出ているものと思います。

ですから、この一見「わがまま」に見える行動だって、それなりの理由があると思うのです。きんたろうのママさんがご指摘くださった牛乳の件にしても、「飲みたい」「けれど手が届かない」これに関して、先ず「怒る」ことから始まり、今では自分なりに納得する「理由」を考えるようになりました。(その内容はともかく)この成長を先ず喜んでください。決して自己中心的ではないと思いますよ。人間、誰だって自分のことを注目して欲しい、認めて欲しいと思っているはずです。自己中心的というと悪いことのように思われがちですが、これがあるから人間は努力するのだと思います。問題はそのことを「どう認めてあげるか」でしょう。

幼稚園というところ、このように自己主張の強い子どもが集団で生活しています。
意見の相違なんて毎日起きます。その中で対人関係の基礎を、理屈でなく「体験」として会得していきます。ですからお友達との関係も、くっついては離れ、そしてまた別の集団にくっつく。これを繰返しています。お友達が少ないことをご心配されているようですが、今はこれでいいと思います。ご挨拶だってそうです。年長さんになれば、立派に遊びをリードできるようになりますよ。

次に、きんたろうママさん、多分子育てに関して非常に熱心で、子どものことをよく考え、様々な配慮をなさり、「自分なりの理想の子育て」はかくあるべき、と思っていらっしゃる点はありませんか?それは素晴らしいことですが、自分の理想と子どもの気持ちに「ズレ」があっては話がかみ合わなくなります。子どもは「こうして欲しい」「こんなことがしたい」。
でもママは「かくあるべき」と考えていては、どうしても意見の相違を生じてしまいます。

ひとつお断りさせていただきますが、これは何も「子どもの言いなりになる」ということではありません。ルールとして守らなくてはならないこと、人間としてやってはいけないこと。これは厳しく教える必要がありますが、その他の点については、子どもの意見を聞きながら、お互いの「思い」を確かめながら、進めることもできる年齢になったと思うのです。

話を牛乳に戻します。「これ位飲めるだろう」とコップに入れておいておくこともあるでしょう。でも、子どもにコップを持たせ「どの位飲むの?」と注いであげることだって可能ではないでしょうか。「もう少し」とか「半分くらい」「いっぱい!」その反応を確かめながら注いであげることによって、意見の相違が解消できるようにも思います。

子どもは子どもなりの理由をもって行動しています。大人から見たらくだらない基準かも知れません。でも、そのような基準も「あいまい」な子どもだって多いんです。そのことをお知らせするとともに、先ず意見を聞きながら話を進めるようにしてはいかがでしょうか?
少し時間がかかるかも知れませんが、ママの「思い」が理解できるようになれば、自然に解決するようになると思います。ちょっと心に余裕をもって、接してあげてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


きんたろうのママさんこんにちは。漆です。
お話を伺う限りでは今は反抗期かな〜と言う感じがします。
不思議なもので、怒って話しかけられると自分も怒りたくなってしまいませんか?
そこはきんたろうのママさん、ぐっと我慢です(笑)
牛乳の話ですが、牛乳をあげることが日課になっているのでしたら、少し変化をつけてみてはどうでしょうか?
冷蔵庫から出して、コップに注ぐところを一緒、または一人でやってみたり、一緒に飲んでみたり・・・。
そしてそのことについてお話したり、上手にできたらほめてあげるのはどうでしょうか?
スキンシップまたは言葉のスキンシップをはかることで、お子さんの気持ちも少し違ってくるのではないかな〜と思います。


生まれたときから怒りっぽいお子さんはいませんよね(笑)今は怒ったりたくさん話をしたりと成長している時期なのでしょう。少し大変かもしれませんが、そんなお子さんを正面から受け止めて、「そうだね」「頑張ったね」「大丈夫」などなどお話してあげてください。

子どもはみんな自己主張が強いです。どんな形であれ自己主張をしています。集団生活の中でもまだまだこれからお友達ができたり、いろいろなことを経験して変わってきます。年長さんになったらまた少しお兄ちゃんになると思いますよ!
ご挨拶も無理強いせず少し見守っていってもいいと思いますよ。年長さんに上がるときにもう一度お話されてもいいかもしれませんね。

きんたろうのママさんも一生懸命頑張っていらっしゃいますね!お子さんのことを本当に大切に思ってらっしゃるんだなと感心します。あまり考えすぎず、ゆっくり子育てしていきましょう。

参考になれば幸いです。

(アドバイザー:漆亜希子)


きんたろうのママさん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

ご長男のしつこさに心身ともにお疲れのようですね。わがままで怒りっぽくてしつこいということですが、これは、反抗期の一つの状態かもしれません。

これは、お子さん側に言葉をはじめさまざまな認知能力が発達し、身体的な成長が整う一方、親から、これまで何でも受け入れられ、自由に振舞えていたのが、さまざまな制限が加えられ、自分の自由のならない世界があることを知る時です。また、ここまで一心同体のように過ごしてきた親を、自分と異なる存在ということを認め、自分を主張している現象でもあるわけですから、親にとって一見やっかいなことですが、成長の証ということがいえます。

この第一反抗期を境に、親との間に少し距離を持つようになり、幼稚園の仲間にも関心を向け、彼らとも距離を縮めていき、友達もできてきます。
つまり、お子さんは今、発達のステップアップの時期に差し掛かっているということです。
そこで、ここは、大変でしょうが誰もが通る時期と理解していただき、わがままや怒りっぽくてしつこいということを感じた時に、息子さんにやわらかい、楽になる声で、「だいじょうぶ」「がんばったね」「よしよし」「気にしないで」「大変だったね」と言葉をかけると同時に、抱きしめたり握手したりしてかわいがる態度で接することをお勧めします。
また同時に、きんたろうのママさん、あなた自身の心にも「大丈夫だよ」「頑張っているね」「よしよし」「気にしないで」「大変ですね、ご苦労様」と語りかけてください。こうすると、今よりはきっと楽になると思いますよ。

(アドバイザー:加藤田稔)


きんたろうのママさん、こんにちは、管理栄養士の秋山です。
ご相談くださり、ありがとうございます。

お子さんはきっと、何事にも自分の世界感を持ち、夢中になりやすいタイプなのかな〜と感じています。私に似ている部分があって、可笑しくなってしまいました。
毎日同じ事の繰り返しで苦労もおありですが、気長も続けていくうちにだんだん納得して、少しずつこういった会話は減っていく気がします。

相手に自分の気持ちを伝える方法には、行動と言葉があります。素直に行動に出せるのはもうちょっと年齢が低い時期だったでしょう。今は言葉を理解し、自分を取り巻く状況もよく分かっているので、行動のみに出せるのはよっぽど感情がはち切れないと出来ません。
そうなると大人と同じような気分で、背伸びして会話したくなるものです。となると、大人を試してみたくなったりします。単に大人扱いしてほしい、対等に見てもらいたい部分が心の中にあるのでしょうね。よく女の子が母親の真似をする、男の子が力比べで父親を負かそうとするような形などで想像してもらうとよいかもしれませんね。

そのひとつである会話が『反抗期』的な感じに見える時があるのではないでしょうか。
それはきっと成長の芽なのでしょう。実は私達もその時期を通ってきています。
反抗的に思えるような会話をされるお子さんの心の中には、大人が思うほど深い考えは無いと思います。単にママに勝った!と優越感に浸りたいだけかもしれません。

ここはまず朝晩3回ずつ深呼吸して、お子さんと知恵比べをするような気持ちで会話をしてみてはどうでしょうか。こちらから逆に作戦を立ててみるのもよいでしょうね。
「どうしてそうしたの?」といわれたら「どうしてそうしたんだと思う?」と聞き返してみる、などという方法です。意外と一生懸命考えてくれたりしますよ。

あいさつや、お友達が少ないのも気になるようですね。きっとお子さんなりの理由があるのかもしれませんね。心から言うわけでない(と仮定しますが)決まりきったみんなと同じあいさつをしたく無いとか、近くに気の合うお友達が居ないこともあるかもしれませんよね。理由を問いただすだけではなく、一緒に考えてみたり、挨拶の大切さを話してみたりしてみてはいかがでしょうか。あまりあせらずに見守ってあげるのもひとつです。

また、偏食がひどいとのことですが、どのような状況なのかよくわからないので何ともお答えができずに申し訳有りませんが、空腹でご飯を食べるのが、一番美味しくごはんを食べる方法です。お腹すいた〜と言われて、近くにある食べ物で簡単にお腹いっぱいにしていませんか?お腹がいっぱいだと、好きな食べ物しか口に入りません。
子供にとっては間食もごはんのひとつです。そしてとっても楽しい時間ですから、ぜひ大事にしてあげて下さいね。お子さんが目を輝かせて「美味しい!」と言えるような、おいしいご飯や手作りおやつなどができたらいいですね。

(アドバイザー:秋山ゆか)




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