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アドバイザースタッフに聞きたい!

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性格・生活習慣・行動など いじわるする・噛み付く・乱暴する
物を投げる、物であちこち叩くことがひどくなった
12月で2才になる1人息子の事です。
物を投げる、物であちこち叩く、以前からあったのですが最近特に酷くなりました。

先日、祖母の家でグラスを投げて破片を踏んで足を少し切りました。
今までは私も主人も「危ないよ〜」と声をかけるだけでしたが流石に考えさせられたので、近頃は息子の目線までしゃがみ、目を見ながら「人に向かってこれを投げたら危ないでしょ。ぶつかったら痛いんだよ」とか「そんなに叩いちゃうと壊れちゃうよ、止めようね」と言い聞かせ始めました。
すると息子はキーキー泣き喚きながら私を叩こうとします。主人も私も、今まで息子をそんな風に叩いた事はありません。しいて言えば私が2度オムツの上からおしりを叩いたぐらいです。
息子の様子にとてもショックを受けて、その時はそれで終わりにしてしまいましたが。
甘やかしすぎたのでしょうか?
一過性のものでしょうか?
もともと、こんな性格なのでしょうか?
もっとキツク分かるまで教えなくてはいけないのでしょうか?

私の家では投げられて困る物は息子が触れない所にありますが、祖母の家や他ではそうではないし、息子が怪我をしたり他の子が怪我をしたらと凄く心配です。

不思議な事ですが、他の事、例えば包丁を以前は触りたがりましたが「手って切っちゃうからあぶいよ〜」と言ってたら、最近は包丁が目に入ると自分で「あぶいよ」と言って近づかなかったり、障子を破いた時に「そんな事しちゃ駄目だよ」と言ったらその後は二度と破きません。たまに私を障子の所まで連れて来て「これこれ」と直せと言います。

この違いは何なのでしょうか?
私としてはいつも同じように言い聞かせてるつもりなのに。

どうか、助言をお願い致します。

(こばやし さん)


こばやしさん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

お子さんは成長と共に興味や関心が広がり、物を投げる、物であちこち叩くということは、好奇心旺盛な時期になった証ではないでしょうか。
そこで、物を投げる行為に対して、ボール遊び等をすることで、物を投げるエネルギーを解放させる必要があります。

例えば、やわらかい素材(スポンジ等)のボールを用意し、必ず、庭や公園などの野外で、どのくらい投げられるかを試してください、そして、その結果を褒め、徐々に目標を定めることで、遊びの中で満足感と達成感を経験させることができます。
つまり、野外での遊びのメニュを増やすことになります。

次に、物であちこち叩くことについてですが、物を叩くといろいろな音がしますね。その音が楽しいのかもしれません。ここは、お子さんの目の前で、楽器を手作りしませんか。例えば、木琴のイメージで大きさの違う空き瓶を横にし、空き箱に固定します。たたき棒は、割り箸を利用するとか、そして一緒にたたいてたり、ママの歌に合わせて、たたくことを勧めるとか、また、お子さんの興味を合わせ、太鼓の代用品を作るとか、なお、予算があれば、玩具楽器などもお奨めです。

つまり、投げる、叩くという行為は怪我や事故につながることですから、当然注意が必要ですね。しかし、どんな場合でも、手を当てることは控えましょう。何の効果はありません。かえってお互いがいやな気持ちになるだけです。やさしく諭すように言い聞かせればよいと思います。

同時に、その行為を、興味や関心を多く持たせる意味でも、それを遊びの中に取り入れ、母子の関わりを多く持つことで、さらに親子の絆を強める良い機会になるものと思います。

(アドバイザー:加藤田稔)




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