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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
恥ずかしがりやさん対策
前回の相談を依頼した直後に園の園長夫人と相談をする機会が有ったのですが、結果から申し上げますと
1・暫く園生活の話を止める
  (根掘り葉掘り聞かない・我慢をしましょう)

2・出来なくても〔参加しなくても〕けして怒らない・文句を言わない
  (参加し無くても興味が無いようなそぶりをしましょう)

とにかく、園にお任せ下さい、学芸会の状況を見て、今後の対応を検討するとの事でした。

また担任と娘・園長先生と娘とのお約束と言うスタイルをとって、『頑張ってやろう!』とお母さんには内緒のお約束も有りました。

私も一生懸命我慢をしたり、小さい事でも〔家庭内の事で〕褒めることを沢山しようと心がけて接し、園側に預けた気持ちで学芸会を迎えました。

学芸会前日初めて娘は舞台に立ちダンスに劇(ピアノの効果音担当・一言)練習をしたようです。私は聞いただけだったので、半信半疑でしたが当日に期待して参観に足を運んだのですが、予行練習とは違った雰囲気に娘は泣いて皆の後ろで立ちんぼでした。

やはり恥ずかしいと言います。前日は予行練習だったので観客が居なかったので出来たと。 

出来なかった事は仕方が無いのですが、その後教室に戻った所に私が姿を現したら、大泣きで寄って来ました。出来なかった事に泣くって言うことは自分でも約束が守れなかった、など心をとがめているのでしょうか?

今日も又明日に向けて、先生とお約束をしたのですが・・・。

前回の返信メールの中で井上園長先生は『頭の中で完成形が出来ている』と有りましたが、どうやら完成形と言うより、『恥ずかしい』との感情の方が大きいような気が私自身いたします。娘自身も『先生は見ていてくれるから、皆の後ろでやるの』と言い切ってしまっています。誰も見ていない時は舞台に乗ると。確かに『発表の時だけが全てでは無いですよ』との藤原ゆみさんのお言葉にドキっとしてしまった私ですが!〔反省〕

そして井上園長先生の『手ごわい』とあった様に私も自分の子供にして、かなりの手ごわさを感じてしまっています。恥ずかしがりや対策方法などあれば・・・私も頑張りようが有るのですが・・・自信をつけるのがいいのでしょうか?

(かいママ さん)


かいママさん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
御相談内容、拝見いたしました。過去の御相談も合わせて読み直してみました。

前回の回答で、私が「手ごわい」と感じた理由です。かいママさんのお子さま、非常に理解力が高く、いわゆる「子どもだまし」の理由づけでは本人が納得しないのでは?と感じたので、大人に理解させられるような説明を行い、本人に納得させるのは難しい、と思ったからです。子どもに説明する場合、知っている単語も限られています。表現も抽象的なものは理解できません。そのあたり、子どもに「気持ち」を説明するのは難しい場合が多いのです。

次に「恥ずかしい」という精神構造、これについてちょっと考えてみました。一昔前なら、電車の中で化粧を直す行為は「恥ずかしいこと」とされてきましたが、今の若い方は平気です。これと同じように、何を「恥ずかしい」と思い、何を「そんなの平気よ」と思うか。この「線引き」は個人によっても、年齢によっても違いがあります。

「恥ずかしい」とは何なのでしょう?他の動物にはないことだと思います。例えば人前に裸で出ることは「恥ずかしい」ことでしょう。でも、お風呂やさんとか温泉ではどうでしょう?みんな裸でも何とも思いませんよね?
これは行動や行為、自分の姿。そのようなものが「他人にどう見られているか」だと思います。他人の目ということ。これが存在していることが原因ではないでしょうか。
常に自分と周りの人との関係が気になる。世間から外れていないだろうか?これで大丈夫なのだろうか?「自分」と「世間」の距離が離れすぎていないだろうか?これが「恥ずかしさ」ではないでしょうか?
ですから、自分のことが、他人から見た場合「奇異」に映るのではないか、という想いが「恥ずかしさ」の原因になっていると思います。

この「恥ずかしさ」というのは、とても精神構造が高くないと感じるものではないと思います。ただ、「恥ずかしい」であまりにも自分自身を縛ってしまうこと。これも息がつまってしまいます。恥も外聞もない、自分勝手な人間が増えている中、このような気持ちがある、ということは、ある意味大事なことです。

ただ、これも程度問題で、あまりにもひどい場合は、自分の行動が狭くなってしまい、これも問題です。ただ、これを取り除くのは時間がかかります。まず、自分の行動なり行為なりが「これでいいのだ」という確信をもたない限り無理です。周りの人がいくら「これでいいのよ」と言ったところで、本人が納得していないと意味がないからです。

そう考えると、先ず(多分やっていないとは思いますが)本人にプレッシャーになる言葉など、できるだけ避ける。ありのままの自分でいいんだよ、ということを言葉でなく体験で覚えてもらうことから始めてみてください。失敗したっていいんです。
人間は失敗を繰り返し、成長していきます。
どんな職種でも複雑なトラブルがあった時でも対応できるベテランの人、いますよね?この人は他の人よりたくさん失敗した経験があるから、どんな時だって対応できるようになったのです。そう思うと、今はそっと見守ってあげること。それから他のアドバイザースタッフの方もおっしゃっていらっしゃいますが、かいママさんのお子さまを見る目。これも変えてあげることも必要かと思います。

何度か申し上げましたが、かいママさんのお子さまが通っている幼稚園、子どもの気持ちを大切にし、子どもを伸ばしていこう、という想いが感じられます。ですからこの幼稚園にお任せしていれば大丈夫だと思います。直ぐに結果を出そうとせず、これも個性のうち、と大きくドーン、と構えていくこと。これが一番大切ではないか?と思いました。

回答にならない回答で申し訳ございません。お気に触る部分がありましたら、ご容赦ください。

(アドバイザー:井上智賀)


かいママさん、吉岡です。
前回までのご相談をもう1度読んでみて、現時点で感じることをお話しますね。もしお気にさわってしまったらごめんなさい。

かいママさんが一番困っていると感じるのは、どんなことに対してなのでしょうか?お兄ちゃんのように出来ないことでしょうか?
それとも、行事などで出来ずにいる我が子の状態でしょうか?
または ご自身の娘さんに対する「育て方」に対する評価でしょうか?

変な質問かもしれませんが、私は、娘さんの遠くて近い将来のことが心配に感じています。

この先、幼稚園・小学校・中学校・・・もっと先まで想像されたことはありますか?どんな人間になって欲しいと望まれているのでしょうか?
今、現実的にいろいろな困った現象が表面に現れているというのは、お子さんの「心の状態」だと感じます。ひょっとしたら、かいママさんの「頭の中にいる良い子」というワクに対する抵抗なのかもしれません。

> 1・暫く園生活の話を止める
>   (根掘り葉掘り聞かない・我慢をしましょう)
> 2・出来なくても〔参加しなくても〕けして怒らない・文句を言わない
>   (参加し無くても興味が無いようなそぶりをしましょう)

園の方の判断・ご意見は少なくとも 現時点で正しい選択だと思われます。
とっても気になったり、お子さんの様子を見ていると心配になってなにか「手」をうちたくなる気持ちはよくわかります。けれども、子どもの成長や発達というのは、何日たったから出来るようになるという単純なものではないですよね?

「誉める」ということも「約束する」ということも、本当に娘さんのことを
思ってらっしゃるのならば・・・ご自身の子育てに対する周囲の評価を気にしているのでなければ・・・・、一切「やらなくては!」という考えを頭からなくして、日々を「出来なかったこと」に注目するのではなく、また周囲と比べることなく、「○○で良かったね」という方向のポジティブな会話を娘さんの耳に入れてあげるように、ほんの少し気持ちを切り替えてみては、いかがでしょうか?

親として、こうあってほしいという気持ちは当然、誰にもあると思います。
かいママさんのお子さんを思う気持ちが、そのお子さんのありのままを受け入れる・・というところから、もう1度始めてみたら、それだけでもお子さんは本来の姿を素直に表現出来るのではないかと思います。

かいママさんにとって、かなり不快なアドバイスになってしまったかもしれませんが、私なりにかいママさん親子のことを真剣に考えてみてのアドバイスです。明日からの子育てが 少しでも「楽しい」と感じられることを願っています。

(アドバイザー:吉岡博子)


かいママさん、こんにちは。藤原ゆみです。

学芸会前日でのリハーサルでは参加できたんですね。
本当にこれはすごい進歩だと思います♪
お母様も参加できた姿見たかったでしょうね。

沢山誉めるということを心がけて接していたのが、よい影響になっている証拠だと思います。

そして、せっかく期待して我が子の成長振りを見に行ったのに、その姿を見ることが出来なかったこと・・・とても残念でしたね。

出来なくて泣いてしまったのは、
怒られてしまうかもしれない・・・
約束を守れなかったどうしよう・・・
やっぱり恥ずかしくてできない・・・
昨日はちゃんとできたのに、悔しい・・・
お母さんを喜ばせてあげられなかった・・・
などなど、いろいろな葛藤からだと思います。

お子様なりに一生懸命がんばっているからこそ、泣くという感情がでるのだと思います。

大泣きで寄って来たときには、ぎゅぅ〜っと抱きしめてあげてくださいね。
言葉は特にいらないと思いますが、もしお子様が、「できなかったー」と泣いて来た時には「そうだねー。」とやさしく相づちを打ち、結果を認めて受け入れてあげてくださいね。

そして、かいママさんの心を楽にする方法ですが、お子様にいいたいという気持ちを、「我慢」という形に捉えるのではなく、お子様に言いたいことを日記になどに書いて楽しんでみてはどうでしょうか。
日記に書くことで、自分の考えも見えてくることもありますし、思い出にもなりますし、言いたい事を吐き出せるので、いいのではないかなと思いました。

恥ずかしがりや対策方法は、「これ」といった方法はないと思います。
ですが経験からだと、やはり場慣れが一番だと思います。
何度も何度も人前に出て失敗して・・・そういう経験を繰り返して成長していくのだと思います。

園の園長夫人先生から、「とにかく、園にお任せ下さい」とおっしゃって頂けているのですから、これからも園側に預けた気持ちを継続し、見守ってあげてくださいね。

(アドバイザー:藤原ゆみ)




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