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9歳のお姉ちゃんと、6歳の弟の姉弟ゲンカがひどく、毎日悩まされている
こんにちは、現在6歳の男の子(幼稚園年長)と9歳の女の子(小学3年生)を持つ母親です。

数年前から、この二人の兄弟ゲンカにほとほと困り果てています。

私から見れば、ほんのささいなことが原因だったり、わざと一方がケンカをしかけるような行動に出たりで、毎日毎日何で同じことを繰り返すんだろうと、呆れてしまいますが、私がどんな言い方をしても全然ダメなんです。

今までに、優しく言い聞かせる、説得する、お互いのことを好きになるように働きかける、どうしてもケンカしてしまいそうだったらその場から逃げる、親に言いに来るよう他の逃げ道を作る、お互いのいい所、イヤな所、やめて欲しい所を言い合えるような話し合いの場を作る・・・に始まり、時には反省のため二人を外に立たせたり、怒鳴ったり叩いたり・・・結局思いつくどんなことをしても、最初の頃とそう変わってはいません。

私が一番逆上してしまうのは、下の子の「叫び声」です。お姉ちゃんの方がまだ体力も口も達者なので、自己防衛だと思うのですが、「やめてーーー!!!」と、それはもう断末魔のような声で叫び続けます。兄弟ゲンカだから多少は放っておこうと思っていても、あの声をずっと聞いていると「どうしてあんなになるまでお姉ちゃんはいじめてるの?!」とつい頭に血がのぼり、間に入ってしまいます。

二人の話を聞こうとすると、やはり心情的に引っかかれて怪我していたり、涙でグショグショになっている弟の方が可哀想になり、上の子を責めるような態度を取ってしまいます。そのせいかどうか、上の子のストレスが下の子に向いてケンカが続いてしまうのかなとも考えます。

私の中で、これはいけないことなのでしょうが、お姉ちゃんより弟の方が自分の性格に合っているし、可愛くてしようがないのは事実です。下の子も悪いとは思うのですが、大声で助けを求めながら叫んでいるのを毎日聞いていると、「またか」と思うと同時に「またあんな声出させて(お姉ちゃんは)」という気持ちになってしまうのです。

先日、市の育児電話相談に話を聞いてもらいましたが、子育てに関してベテランの方なのでしょうか、「今の時期は派手なケンカがあって当然、兄弟ゲンカしないのは、どちらかが相当我慢しているか、外で発散しているのかも。とにかく、人間関係の基礎を学ぶために大切なことだから、お母さんもそう神経質にならず、放っておけばいい」と言われました。私も、頭ではよく分かっていますが、現実問題として毎日寄れば触ればケンカという状態を、黙って見ていることもできません。ケンカは避けられないとしても、もう少し建設的なものであってほしいのです。あれではまるで戦争です。自分が子供だった頃を思い起こしてみても、兄弟とあんなケンカはしたことがありません。それくらいすごいのです。

何とか、このくらいの年齢の子に分かってもらえるような方法はないかと、日々頭を悩ませています。いいアドバイスがありましたら、どうか教えて下さい。よろしくお願いします。

(ゆうな さん)


ゆうな さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。
兄弟ゲンカ。年をとってみれば懐かしく思い出すものでしょうが、毎日それを仲裁するお母さまの立場となると、そうも言ってはいられません。この点についてもよくわかります。

ちょっとお聞きしたいのですが、上のお姉さん、小学校での様子はどうなのでしょうか?私が想像するところ、きっと成績もよく、先生の言う事をよく聞く「優等生」のような方ではないですか?自分でも「いい子にしなくちゃいけない」という思いがあり、学校での生活が緊張したものになっている。その反動が家にいると出てしまうようにも思います。

人間、「緊張」する場面があれば、当然「緩和」が欲しいときもあります。仕事をバリバりやる方に限って、家ではグータラ亭主。こんな例は山ほどあります。きっと家ではどんなわがままも見守ってくださる優しいお母さまがいる、という安心感も手伝って、こんなことになるのでは?と思いました。

ただ、ケンカにしても度を越す場合。これは止めて欲しいですよね。他のアドバイザースタッフの方々が、その点については詳しく述べられていらっしゃいますので、それを参考になさってください。
家庭のうっぷんのようなものを学校で撒き散らす子どもが増えています。そう思うと、ある程度大目に見てあげることも必要ではないでしょうか?

もう少し大きくなったら、きっとお母さまがお2人に対して深い愛情を注いでいらっしゃることが判るでしょう。それまでもう少し時間をかけてあげることが一番の良薬のように感じます。

なんだか気休めにしかならない回答で申し訳ございません。

(アドバイザー:井上智賀)


土居です。ご希望ではないですが、少しお話させてください。

うちにも3学年違いの姉妹(小1と年少)がいて、毎日のようにけんかをしています。
私自身も妹とよくけんかをしていました。

けんかをするきょうだいというのは、気が合わないのではなく、ライバル心が強いのだと思います。
両親(特に母親)の取り合い、おもちゃの取り合い・・・など、色々あると思いますが、やはり「母親の気を引きたい」というのが一番大きいと思います。

やはり幼い頃の3歳違いだと体力的にも違う事が多いし、つい小さい下の子の味方をしてしまうことが多いと思います。私もそうだったりします。

私も疲れてきたら「離れていなさい!!」などと言ってしまったりします。
でもまたいつのまにかくっついてけんかしたり・・・いやになります。
で、どちらの味方にもならず2人とも怒ると、今度は2人でなぐさめあって仲良くしていたりします・・・。

結局は私の愛情の取り合いなのかなぁ、と思っています。
私がよく使うのは「2人がけんかするとお母さん悲しいんだよ。2人とも好きだから・・・あなたたちだってお父さんとお母さんとけんかしたら悲しいでしょ?どちらの味方もできないでしょ?」と言います。
ただ「2人で仲良くしなさい」というよりは少しは効果があるとは思います。

小学生と幼稚園児ということで多少生活リズムが違うとは思うのですが、帰宅後の生活はどうされているのでしょうか?
お姉ちゃんはもう3年生だからお友達と遊ぶような事はないのでしょうか?
あと何か習い事をしてみるとか・・・。
弟くんももうすぐ小学生だからこれからお友達との交流が広くなると思いますし・・・。

くっつき過ぎていると退屈してくるのかも知れません。
性差もありますから遊び方も違うでしょうし、照れも出てきたりで、いらぬちょっかいもかけることもあるでしょうから・・・。
それぞれの生活の送り方を築く事で、お友達など他の人との交流と、親やきょうだいとの家族の交流をどちらも大切にできるようになるのではないでしょうか??参考になれば幸いです。

(アドバイザー:土居聡子)


ゆうなさん、はじめまして、吉田です。

9歳と6歳の姉弟ゲンカは、きっと凄まじいものなんでしょうね。

うちは年子ですが、体格的に妹の方が小さいので、当然姉の方が勝ちます。

何時もいつもと言うわけではありませんが、たいていは、妹の方が悪い事が多いです。

下の子は、悪い事をしているのに本当に断末魔のような声を出して、やはり泣きます。

ゆうなさんは、ご兄弟はいますか?
私は妹が居ます。4歳離れていますが、妹が悪くても、怒られるのは姉の私でした。

それがとても嫌で、うちの子には、まず平等にと心がけています。お互いに聞き、どうしたら良いのか、考えてもらいます。
ちなみに、私も考えます。お母さんだったら、こうするかな…みたいに。

ゆうなさんのお子さんは、女の子と男の子なので、そのうち、体力的に、考えると、お姉ちゃんの方が不利になるでしょうね…その時に、どうフォローができるかだと思います。

それまでは、ひどい怪我をしない程度に、見守るのはだめでしょうか?

子どものケンカは、親にとってもストレスですよね。
少しでも、ケンカが減るようになれば良いですね。

(アドバイザー:吉田幸江)


ゆうなさんこんにちは、漆です。
お話を伺って私の小さいころを思い出してしまいました。まさに私と私の弟の時そのものなのです。しかも年の差まで同じ...。
ゆうなさんもさぞかしお困りでしょうね。

今となっては原因も忘れてしまいましたがやはり心に残っているのは「弟ばっかりかわいがって」という気持ちです。まだ小学生ながらもやはり弟をかわいがっているというのは感じ取っていました。
親も叱ったり文句を言ったりしていましたが、最後には弟には甘いのです。いつも私はそこが気にいらなかったのを覚えています。
そのころの気持ちはまだ心のどこかに残っているような気がします。思い過ごしかもしれませんけどね。

私も自分の体験から、お子さんには平等に公平に接するほうがいいのではないかな?と思います。子どもって結構敏感に感じ取っていると思いますよ。
派手な喧嘩があって当然な時期でもありますが、怪我をしてしまう前に止めたほうがいいかもしれませんね。傷が残るような怪我をしてしまうと、怪我をしたさせられたと、心にも傷が残ってしまいます。
今は弟さんのほうがまだ勝てないかもしれませんがそのうち追いつき追い越すころには喧嘩もしなくなるでしょうね。

どうして喧嘩になっちゃったのか、お母さんも含めて3人でう〜んと考えてみてはどうでしょう?
「喧嘩したらお母さんの肩を1人50回もむこと」なんてのもいいかもしれません(笑)
できるならあまり怒りたくないですもんね。
喧嘩がひどくなければ見守っていてもいいかも。自分たちで仲直りできれば一番いいですよね。

あまり参考にならなかったかもしれません。ごめんなさい。

(アドバイザー:漆亜希子)


こんにちは、ゆうな さん。加藤田です、よろしくお願いします。

兄弟ゲンカをとめることに大変なご苦労がありますね。
口げんかはまだしも相手の体に手を出すことは、最初から止める必要があります。
攻撃を受けている子どもを守ってやらねばなりません。
子どもがいじめに対して持つ多くの恐怖は、よその子と遊んでいる時の経験から攻撃からくるのではなく、家庭内部における兄弟姉妹から攻撃させた時に親がかっばてくれなかったということが原因になるからです。

お姉ちゃんが弟を襲おうとするのは見ているとすぐわかりますよね。
手をふりあげたりしますから、この課題の第一歩は、やはり、体への攻撃をやめさせることです。
大変でしょうがこれがお子さんの攻撃本能を抑えることになります。
ここは、ママが注意する前に、お子さんに「なぜ怒ったのか、何かが気に入らないのか」を言葉で言わせるようにしむけて、弟さんに向けた感情をしっかり受け止めてほしいのです。
そして、けんかは人間としていけないことを教えてください。
どんな形態にしろ、他人を攻撃しないようなってもらう必要があります。

言葉を変えれば、お姉ちゃんに相手を攻める気持ちをほかの道へ流すことを覚えてもらいたいものです。
けんかしたい気分の時、その気持ちを忘れろといってもそれは無理な話です。
そこで、攻める気持ちは人に対してではなく、この世の悪事に対して向けさせることです。
この世にある病気や環境問題など、人間に対する害悪に攻撃の目を向けるようにさせたいものです。
つまり、攻撃本能を人に対するものでなく邪悪な不健全な環境とたたかい、そして、みんなの幸せのためにたたかうことものなのだと、お子さんの理解できる言葉でお話しをすることや、また、それらに関する本の読み聞かせ等をお勧めします。

(アドバイザー:加藤田稔)




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