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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
トイレで排泄物をさわってしまう
私立の保育園へ昨年から通っている4歳3ヶ月になる女児です。1歳4ヶ月のの妹がいます。

保育園は大好きで毎日楽しく行っており、わりと積極的な性格(物怖じしない)で、園でもある意味目立つ子のようです。かといって手がかかるわけではなく、心優しい、妹思いのごく普通の子だと思います。
一時期は下の子が生まれたことと反抗期が重なって、母子ともに精神的に大変だった時期もありました(私も娘もどうしてよいかわからず、大声で怒鳴ってヒステリックに泣き喚くことが何度もありました)が、最近はずいぶん落ち着いてきてお姉さんになってきたように思います。

ご相談したいことは、最近トイレに行くと排泄物(大便)を触ってしまい、それをトイレの壁やペーパーホルダーにこすり付けるということをするようになってしまったことです。園で排泄をするときはなんともありません。
少し前から性器に興味を持ち触ったりしていたのですが、注意するとやめていました。そのときは「大事なところだからばい菌が入ると大変だからやめようね。」という注意をしていました。トイレの後やお風呂上りなどに良くやります。

そのことと関係するのかもしれませんが、一番初めに気がついて注意したときは「ウンチやおしっこがどこから出るのか知りたかった。」といいました。いつ触っているのか(排泄中なのか排泄後なのか)は聞いてもよくわかりません。興味を持つことは良いことだけれどどうして触ってはいけないのか(ばい菌が付く、もしばい菌を食べてしまったらどうなるのか、など)、触ってしまったとしても壁にこすり付けるのは良くないこと、またその理由などを怒らずに説明しました。本人はわかったというのですが、その後も何度かそういうことが続くのです。

その度にどうしてしていけないのか・するとどうなるのかなどを話して聞かせましたが、何度もそういうことが続くので結局きつく叱ることになってしまいました。最近は、明らかに壁やペーパーホルダーが汚れているのに「やっていない!」と言い張り、それでも注意されると泣くようにようになってしまいました。ほかの家族に知られるのもいやなようで、「どうかしたのか?」と聞くお父さんに話すと泣いてしまいます。

普段はドアを開けたまま一人でトイレに入っていて、排泄し終わったら私を呼ぶ(お尻を拭いてあげるため)ということが多いですが、「そばにいて」というときもあれば「あっちへ行ってていいよ!」とドアを閉めるときがあります。ただ、今までトイレに行っても自分で後始末をしたことがなかったのが、気分が乗ったときなど時々自分で後始末をして出てくることがあるようになりました。とてもよいことでほめてあげるのですが、残念ながら排泄物を触るのはそんなときなのです。

こういう問題は癖になると厄介だと思うのですが、どのように対処したらよいのかわからず相談しました。癖としてはつめを噛む癖(手のつめは全部かじりきっています)やすぐ物を口に入れてかむ癖、鼻くそをほじって口に入れる癖がありそれらはもう無意識の行動になってしまっているので、それもあわせて心配ですが、特にこの場合は放っておけない問題だと思いますし、対処の仕方でどんどん悪い方へ行ってしまうのではないか、もしこのまま直らなかったら・・・と思うととても心配です。
精神科や心療内科などの治療を受けた方が良いのでしょうか?どうしてよいかわかりません。本当にとても悩んでいます。
是非ご回答いただきたくよろしくお願いいたします。

(かっぱのへ! さん)


かっぱのへ! さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。
私自身、このご相談にお答えするだけの資格がないかも知れません。でも、推測と経験から「こうではないか?」ということ。これを子どもの気持ちになって考えてみました。

先ず排泄物を触ってしまう、ということですが、やはり興味本位ということが一番大きいように思います。子どものおもちゃに「スライム」という何とも表現できないヌルヌルの感触をしたものがありますが、私の子どもを含め「気持ち悪い」などと言いながら、その感触を楽しんでいます。きっと排泄物を触るのも、そんな興味の延長線上になるのでは?と感じます。

ただ、あまり良いことではないだけに、なんとか止めさせたい。これも当然ですよね。やはりお母さまがおっしゃっているように、「バイキンがたくさんいるから、触っていると病気になっちゃうよ」という注意が一番効果的では?と思います。ただ、お子さまの場合、まだまだ人生経験が少ないため、その「注意」が「実際、自分の身にふりかかった時」という場合に置き換えて見ることができない。そんな気もします。

ここは注意の仕方、でしょう。子どもが自分の経験として体験したこと。これを基本に諭すのが一番いいように思います。例えば病気で入院した経験があるのなら、「また入院することになっちゃうよ」注射した経験があるなら「いっぱい注射しないと、バイキンをやっつけられなくなるよ」などです。(注射を例にするのは、本当に病気になった時、お医者さん嫌い・注射恐怖症になるので、あまりお勧めできないのですが…)

それから、排泄物を触る他、つめを噛む、鼻くそをほる等々、様々な行動が見られるようです。これは何か別の原因があり、そのストレスがこのような行動に結びついていることも考えられます。保育所でどんな生活をしているのか。保育所の中で友達や保育士さんと上手くいっているか。こんな点もお聞きになることは必要かとおもいます。そのうえで問題行動が続くようでしたら、カウンセラーの先生にお願いすることも必要かと思いますが、小さいお子さまを相手にできるカウンセラーの方は少ないようです。この場合、子ども専門のカウンセラーのいらっしゃる相談所に御相談されることもお考えになってよいのではないでしょうか。

早く問題行動が直るといいですね。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは かっぱのへ!さん  浜田です。

保育園は毎日楽しく行っているとのこと、嬉しいですね。
園での排泄の時は特に変わった様子がないとのこと、家庭であるということでしたら、何の原因があるのでしょうか?

困った行動は、その行動自体について、周囲の人特にかっぱのへ!さんが困ったり、叱ったり、時には説明を丁寧にしたりしているのですよね。

表面に見える行動に振りまわされていると、その子の本当の要求が見えなくなるとも言われますが、排泄物を触るという事はとても不衛生なので、周囲の者はすぐ反応します。自分に振り向いて欲しくて、するのでしょうか。

4歳過ぎると色々な事が出来るようになっていきますが、下の1歳のお子さんはまだまだ、手がかかります。同じようにしてほしくてもお姉ちゃんにもなってママにほめられたいし、でもママにも甘えたいし・・・。
そんな葛藤が排泄物触りに出ているのはないでしょうか。

叱られても振り向いて欲しいという事が、少なからずあります。
繊細でやさしいお子さんを充分甘えさせてあげてください。
すぐ問題行動がなくなるという事はないかもしれませんが、きっと少なくなると思います。

(アドバイザー:浜田栄子)


かっぱのへ!さん始めまして、吉田です。

私も、5歳になる長女と今月4歳になる次女がいます。
うちの次女と同じ月齢ですね。
相談文にもあるように、今まで、排便をした後自分で拭いた事がなく、気が向くと、自分で拭いていて、その後、ペーパーホルダーなどについているんですよね。

自分で拭こうとしたのに手についちゃった、ついたうんこどうしょう、手近なところに、拭いてしまった。

と、考えられませんか?大人でもそうだと思うのですが、いえ、私だけかもしれませんが、何か手に付いた時とっさの場合、思わず、どこでも拭いてしまおうとしませんか?

まだまだ4歳ですもの、上手くお尻もふけないですよね、うちなんか、たまに排泄後(娘が自分で拭いています。)パンツを履こうとして、上手く拭けていない便がたたみに着いてしまった事が、あります。

お子さんと、排便したら必ず呼んでねと約束して、一緒にお尻を拭く練習をされてはいかがですか?
一度目はお子さんに拭かせて、お尻チェックなどと言ってお尻を見てあげ、拭けていなかったらお母さんが拭いて上げる、上手く拭けたら誉めてあげて、そんな時に、手に便がついてないか聞いたり、ついていたらペーパーで手を拭いて、便をおとして、手を洗おうね、と進められてはどうでしょう。

私は同じ月齢の子を持つ母として、思うのですが、余り、物事を深く考えない方が良いような気がします。
性器を触るという行為は、すべての子に大なり小なりあると思います。
うちも、パンツを履く時に触ってみていました。

あまり言うと余計に触ったり気にしたりするので、触ってたら、ばい菌が入って、お熱でて、注射しないとだめになるよと言うと、触らなくなりました。

相談のお答えにはなっていないかもしれませんが、余り神経質にならず、さらっと流しても良いのではないかなと思います。

ちなみに、家の次女は無意識のうちにですが、良く鼻をほじっています。

(アドバイザー:吉田幸江)


かっぱのへ! さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

排泄の心配とつめを噛む癖やすぐ物を口に入れてかむ癖などでお困りのようですが、原因はストレスからでないかと思われます。
幼児期に子どもが本当に理解し反応を示す最初の深刻なストレスは、母親や父親との関係が切れてしまうのでないかとの恐怖です。
それは、保育園や幼稚園に行かなければないことや、妹や弟ができ、自分のことをあまり見てくれないのではないかなどで、毎日の通園で数時間、母親がいない状態がある別離の不安や、家庭内で、母親が下の子に集中してしまうことによる孤立感や疎外感を経験することにあります。

あなたのお子さんの場合は、家庭内の孤立感や疎外感からのストレスと、一過性の赤ちゃん返りが、心配の種となっているのではないかと思います。
お子さんは、きっといいお姉ちゃんなのでしょう。
無理しているのではないかと思います。
たとえば、ママから「あなたのことは大好きよ、いつもママ言うこと聞いてくれるし。でもママは赤ちゃんも大事なの、だからこの子をかわいがってね。この子のためにいろいろと忙しいから、今までのようにあなたと長い時間を過ごすわけにいかないのよね。」と言われたお子さんの気持ちどうなるでしょうね。
ママからの愛情や注目が薄れたり、なくなったと感じるでしょう。
もちろんこうした気持ちは、現実に起こったことや、全くの空想から生じます。

こうした気持ちに悩むお子さんは、部分的でなく、完全に愛情や注意が失ったと解釈する傾向を示し、その反応として、二つのことが起きているということが言えます。
その一つは、赤ちゃん返りの反応として、便いじりがあり、二つには、妹さんが家族、特にママに奪われたことに対しての不満を解放できずにいるということが考えられます。
ここは、優しく諭してやるのが最善の方法だと思います。
たとえば、お子さんの目の前で、妹さんに対して、「あなたのお姉ちゃんは、とてもおりこうなのよ。」語りかけるのです。
妹さんは当然理解できませんが、それを承知で、毎日、お子さんの目の前で、妹さんに対して、お子さんのよい行いなどを語り続けてください。
叱ったり、怒ったりすることは逆効果になりますので、できるだけ優しく接してください。徐々に改善されるでしょう。

もし、心配のようでしたら、保健所や児童相談所等に相談することをお勧めします。 

(アドバイザー:加藤田稔)




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