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先生に「困ってます」と悪い面ばかりを言われ、がっかり |
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5歳の息子、2歳の娘、二人の子供をもつ母親です。
よろしくおねがいします。
5歳の息子なのですが、現在年中さんです。
年少のときから通っていますので、2年目となります。
いつもはバス通園なのでお迎えには行かないのですが、昨日用があり、お迎えにいきました。
そのときに先生に息子の様子をきいてみました。
すると
「皆とやる課題などはしっかりやってます。ただお友達との遊び方がへたくそなので、わけもなく押したり、それもしつこくしたりしていやがられます。またはじめてのことが苦手のようで、たとえば鉄棒などするとき、できないとあきらめてしまう。また特定の子とけんかしてたたきあいになったりする。困ってます」
といわれてしまいました。
一学期の面談のときもあれこれいわれたので、なんだちっとも成長していないのかとがっかりしました。
最近は幼稚園を楽しんでいるようにみえるので、2学期はお友達と仲良くやっているとばかりおもっていました。
褒めことばのひとつもなかったので、ものすごく心配になってきました・・・。
年長くらいになればかわってくるのでしょうか。
幼稚園の先生の経験からおしえてください。
よろしくおねがいいたします。
(ゆりまま さん)
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ゆりまま さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。
先生から「困った子」というレッテルを貼られてしまったようで、とお悩みの点。
これはお母さまとしては頭の痛い問題ですね。たしかに園内ではご家庭と全く違う様子を見せるお子さまもいらっしゃいます。それだけに「それは先生が悪い」と言う事もできないのも事実なのですが、「教育」とは「教える」ことと「育む」こと。この2つが相成って初めて成立するものです。ですから誉めているばかりでも、叱るばかりでもいけない。よく出来た点は認める。間違っていたら正しい方向に導く。これができないと教育ではありません。その意味から、やはり子どもの「良い点」「努力した点」を認めて欲しいと思いました。
私どもの園にも、とにかく手が先に出たり、何かとトラブルを起こす子どもは確かにいます。でも、「こんないい面があった」という場合は誉めます。それで自信がついて、よい方向に進んで欲しい、という願いもありますが、やはり「認める」ということは大切なことでしょう。
ゆりままさんのお子さま、おそらく同年齢のお子さまと遊ぶ経験が少なかったのかな?と推測します。遊びたい。けれど遊び方がわからない。遊びのルール、子ども同士の遊び方、これが判らず自分の気持ちだけが先行してしまい、その結果お友達とトラブルになるのでは?と思います。
これは時間をあかけて、少しづつ「学習」するのが最も早く効果的です。大人が教えることもできますが、その場に応じた遊び方。これは本人が学習しなければできません。だから同年齢の子ども達が集団で生活する意義があるのです。
そう考えた場合、ここは先生のご指摘は承ることにし、ご家庭ではお子さまの良い点、親切にしてくれた時など(自分で考えて行動したとき。その結果はさておいて)思い切り誉めてあげてください。そうすることによって「自分の行動」=「他の人が気持ちよくなる行動」というものが理解できると思います。自信もついて「僕にもできたよ」という満足感が次の新しい困難にも打ち勝つエネルギーになるでしょう。
年中さんという時期ですが、私は「様々な経験や体験をためこむ時期」ととらえています。色々なものをやってみる。試してみる。経験する。それによって自分の中に蓄積する時期だと考えます。もちろんお友達とのトラブルだって貴重な経験です。ですから、あまりご心配になる必要はないでしょう。
年長さんになったら、今度はその経験を活かして、自分で考え、行動できるようになりますよ。もう少し長い眼で見守ってください。
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(アドバイザー:井上智賀) |
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ゆりままさん、こんにちは。はじめまして藤原です。
ひとつでいいから、誉めて欲しかったですよね。
悪い面は目に着きやすいものです。
自分の子どもをフォローするのも信じるのも親の役目。
誉めて貰えない場合は、人間良いところが見えると、他の良い点もよく見えるようになるものです。
ゆりままさん自ら、うちの子はこういう点がいいところなんですけどって、いいところをアピールしてみるのも手だと思います。
ゆりままさん自ら先生に様子を伺ったとのことですので、きっと急だったので構えがなく、状況をそのまま伝えてしまったのではないかなと思いました。
ゆりままさんのお子様が「困った子」ではなく、先生が困っている様子が伺えました。(笑)
もし、担任の先生が本当に困った子だなと判断していたら、その場で連絡がくると思います。
お友達とのやりとりや、新しいものへの挑戦は、経験を積んで成長していくものですので、お話の内容から、あまり心配なさらなくても大丈夫なような気がします。
二学期の面談があるならば、いっそのこと先生に良い点も聞いてみては如何でしょうか。
必ずあるはずです。
もし、担任の先生が誉め上手な人でない場合は、ゆりままさんがおうちに帰ってから幼稚園での話をお子様とした時に、お子様をうんと誉めてあげてくださいね。
誉められるとやる気が育ちますから。
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(アドバイザー:藤原ゆみ) |
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