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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
家事・育児に追われる中で、仕事をしていた時期が懐かしく思われる
こんにちは。5歳幼稚園年中の男の子と2歳の女の子の母です。
今回の相談とは子供と事というよりは自分自身の事のような気がします。

上の子を出産するまで幼稚園へ6年間、保育園へ1年間勤めていました。
専業主婦になって5年以上が経ちました。ずっと心の奥であの頃(幼稚園教諭をしていた頃)が懐かしくいつか仕事がしたいな・・・と思っています。あの頃が自分自身輝いていたしとてもやりがいがあって毎日充実していたような気がします。(その時は辛い事も多かったけれど今振り返ると楽しかったな。と言う思いが募ります)

いざ自分が出産し母親になってみるとそれは辛い事が多くて・・・確かに楽しかったりうれしかったりすることも多いのですが、毎日が家事&育児の繰り返し。忙しい反面自分の気持ちが満たされない辛さが襲ってくるのです。
午前中は下の子の友達と公園、午後は暗くなるまで上の子の友達と外遊び・・。近所のママ達とおしゃべり。
子供同士かかわりの中でトラブルも多くそれぞれ親の考えも違う中で子供に接する違いで私も自分の思うように出来ない事もあったり(親の目を気にしてしまったり)仕事の時はこうしていたのに・・・と思いつつ出来ない自分が嫌だったりする事も多いです。

今すぐに仕事がしたいか?と聞かれれば自分でも分かりません。ただこの現実から逃げたいだけなのかもしれません。毎日どうすれば育児ともっと楽しめるのでしょうか?充実した毎日が過ごせるのでしょうか?
可愛い時期(下の子は特に最近話し始めたので)は、今しかないのにな・・・と思うのですが上の子を産んでからずっとこの悩みは解決されず、どうすれば良いのか分からず時間ばかり過ぎていってしまいます。(何年先か分かりませんがいつかきっと保育士の仕事はしたいと思っています。)

何かアドバイスをよろしくお願いします。

(なが&ちゃき さん)


樋口夕子です。

子どもにたずさわる仕事って、大変だけど楽しい事が多く、辞めてからも、またやりたいと思わせるいい仕事ですよね。
私も甥っ子の運動会に行ったり、公民館などでたくさんの子ども達を見ると、また保育士の仕事がしたくなることがよくあります。

保育園・幼稚園での関わりは一日の中でほんの一部。
離乳食や幼児食は栄養士さんが献立を考え、専門の人が作ってくれるし、夜泣きの相手もしなくていいし、他に手伝ってくれる先生もいるしで、家事と両立させなくてはならない母親業と比べ、ずいぶん楽だと思います。

私も仕事柄、まわりから「保育士なら育児も簡単にできるでしょ」といわれますが、保育園で子どもを見るのと、一日自宅でつきっきり、それに他にも家事をしなくちゃ・・となるとそうもいきません。
休日もないですしね。
保育士の仕事って、いいとこ取りだったよなぁと、今になって思うこともあります。

ご主人やおじいちゃんおばあちゃんなど、預かってくれる方がいるのなら、たまには子ども二人をお願いして、独身時代のように羽を伸ばすのもいいでしょうね。

また、ネットサークルやチャット、掲示板などで、同じ悩みのお母さんを見つけてお話するだけでも、ずいぶん気持ちが変わってくると思いますよ。

お子さん達が小学校に行くようになり、時間が余るようになったとき、職場復帰すれば、二人のお子さんの子育ての経験も役立つでしょうし、今の状態も「大変だったけど楽しかったな」と思えるようになるのではないでしょうか。

(アドバイザー:樋口夕子)


なが&ちゃき さん、ご指名ではないのですが、一言よりしいでしょうか?旭幼稚園、副園長の井上です。
「もしかして、なが&ちゃきさん、私の妻が相談したのか?」と一瞬思いました。実は私の妻も幼稚園・保育所に勤務した経験があり、一時期なが&ちゃきさんと全く同じことを感じていたようです。

育児は楽しい。これができるのは今しかない。そう頭の片隅で判っていても、現在の自分がしていること、これが誰にも認められない「やって当然」のような仕事に思われているようで不満。特に今まで勤めていた幼稚園や保育所では結果が(良かれ悪しかれ)すぐに出る。自分の努力が結果として残る。毎日が充実していただけに、世間と隔離されたような今の自分にふがいなさ、物足りなさを感じている。
そんな気持ちが新しい仕事へと向けさせるが、ではフルタイムで仕事をするとなると、可愛いわが子を他人に預けてまで働く気にはなれない。そこまで思い切れない…。子どもと一緒にいながらできる仕事なんて存在しない。
こんなお気持ちなのではないでしょうか?

これを解消するには、先ずご主人に自分の素直な気持ちを打ち明けてください。
もっと認めて欲しい。誉めて欲しい。自分の力を理解して欲しい。その気持ちを話してみましょう。
例えば「食事、おいしかったよ。ありがとう」の一言あればかなり違ってくると思います。ただ、男という生物、なかなかこう言う言葉を口に出すのがてれくさい生き物なんです。
熱そうにしているから冷たい飲み物を出す。本当は「ありがとう」と言って欲しい。でも「オウ」とか「ウン」で済まされるのが不満…。でも、男の「ウン」は「ありがとう」と同義語である。そこも理解してくださいね…。(私はいまだに「感謝の言葉」は苦手なのですが…)

そのうえで、週に1回か2回、外に出る機会を設けましょう。もし趣味があって、ご実家のおばあちゃんのご協力が得られるなら、子どもを預けて趣味講座に通うのもよし。
子どもと一緒でないといけないのなら、近くの幼稚園や保育所、児童館の育児サークルに参加するもよし。母親クラブを立ち上げるのもよし。何か外に出る工夫をなさってください。とにかく(できることなら)参加するだけでない、自分が主役になれるものが必要なのでしょうね。

同じように感じているお母さま、意外と多いんです。皆さんお仕事をされている時、バリバリで働いていた方ほど、今の「子どもと同じ空間で・同じ空気を吸い続けること」に違和感を覚えるものなのです。(私は「育児版エコノミークラス症候群」と呼んでいます)

こんなお母さま方が集まれば、とっても楽しいクラブができるでしょう。ご主人のご協力ももちろん必要ですが、こんなサークルなども上手に活用してみてはいかがですか?きっと今までと全く違うものが見えてくると思いますよ。

(アドバイザー:井上智賀)


土居です。ご希望ではないですが、私も少しお話させてください。

私は保育にたずさわる仕事をしていた訳ではないですが、やはり時々家事・育児から逃避したくなる思いを感じたことがあります。

なが&ちゃきさんにしてみれば、幼稚園と保育園の先生をされていた、ということで、やはりプロとしての育児をめざされていたのではないでしょうか?
でもある程度大きくなってあづかる子供達と違って、自分の子供は生まれた時から授乳させ、おむつを替え、何で泣いているのか考え、しかも無給、それに家事もついてくる・・・ずいぶん違う環境だと思います。
育児する中で「こんなはずでは」と思われる事も、何の経験もない私とは違ってあったのではないでしょうか?

一番の原因は余裕がないことだと思います。ご主人はお忙しいですか?
ご主人がお休みの時に、1〜2時間でも好きなところへ出かけたりするだけでも違うかと思います。

下のお子さんも1〜2年すれば幼稚園、だいぶ気持ちに余裕もできるのではないでしょうか?
そのうちにきっとお仕事も探す事ができますよ。
仕事をしだして、お子さん達が大きくなるにつれて、逆に育児していたころが懐かしく感じられる時が来ると思いますよ!!

(アドバイザー:土居聡子)


こんにちは、なが&ちゃきさん 浜田です。

なが&ちゃきさんの悩みは以前の私であったら理解できにくかったかもしれません。
現在は、親子教室などで、子育て真っ最中のママの同じような悩みも聞きます。

また、私の勤務する保育所に最近勤務し始めた方からも同じようなことを聞きました。
仕事をはじめて、体力的にはまだなれないのでしんどいけど、精神的には楽になったとも言われていました。

私は今まで出産しても、育児休暇も取れず(条件付の育児休暇制度であったため、同居していたので取れませんでした。現在は希望すれば3年取れます)
ずっと、家庭でゆったりと子どもたちに関わってあげられるママに憧れていた時期がありました。ですから、自分自身は経験していないのでそういうものなのかなと思ってもいます。

私は30歳代は、子育てにも忙しく、保育所の人間関係でも悩んでいて、仕事を休みたい、やめたいと良く思っていましたので、同居でなければなが&ちゃきさんのように仕事を止めて家庭で悩んでいたかもしれません。

今、自分が置かれているところに満足できる人はいないといっても過言では
ないと思います。だからこそ、今の自分に満足できいないから、自己投資して通信教育を受けたり、多額のお金を投資して、研修会に参加したりするのだと思います。そう思えば、なが&ちゃきさんの悩みは向上心があるという証ですよね。

まだ、仕事をするかどうか時期的に迷っているようですから、現在は家でできること、インターネットで保育所関連のHPで情報を集めるとか、趣味を出来る範囲で楽しむとか、少し自分のために使える時間を確保して、自分のスキルアップに挑戦するのもいいかもしれません。

自分以外の家族とも相談されて、仕事をはじめる準備期間として協力体制を築いていくことも大切と思います。けんかばかりしていましたが、姑にはずいぶん助けてもらいましたし、助けてもらわなければハードな仕事を続けてこられなかったと思います。
なが&ちゃきさん、一歩踏み出してくださいね。

(アドバイザー:浜田栄子)


なが&ちゃき さん こんにちは。吉岡です。

私も同じような気持ちだった時期がありました。
担任としてなら、許せることでも 待てることでも、何故か自分の子どもになると、途方にくれていまい、子育てに明け暮れる日々に重圧を感じていました。
それと同時に、「子育てを楽しめない」状態の自分にイライラしたりも。

幼稚園と2歳のお子さんでは、働くといっても時間的には厳しいですね。実際働くとなれば、子どもの体調の悪いときにも、祈るような気持ちで預けなくてはならないときもあるし、それも2人いれば2人分の体調の管理も・・・。

このようにネットにつなげる環境をお持ちならば、育児の空いた時間を利用して、何年か後の働く自分の為にいろいろなことを勉強なさっては、いかがでしょうか?
外に出なくても、地域の託児所つきの講座に参加するなど、気分転換をはかるのもおすすめです。

まずは、なが&ちゃき さんが働くようになったらご主人の協力が欠かせなくなってきますから、そのあたりからご夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか?その中で、なが&ちゃきさんの気持ちなどがご主人に上手く伝わると、また状況は変わっていくような気がします。

(アドバイザー:吉岡博子)


こんばんは、田中和子です。

育児に追われる日が懐かしい年齢になってしまった私とは逆のお悩みですね。
3人の子どもを働きながら育てて、自分のことを振り返る時間もなかった日が、今では懐かしく思えて、逆に自分のことを考える余裕が出来てしまい、あれこれと仕事のことでストレスを抱えるようになり、お薬を飲みながら仕事をしている毎日です。

人間はなかなかその時の自分に満足できずに、過去を振り返っては「あの頃は良かったな」と思うものです。
きっと充実した日々を送られていたのだと思います。

家事と育児と言うのはなかなか人からは認められにくい仕事ですが、とても大切な仕事だと思う今日この頃です。
子どもがいかに育つかは、やはりお母さんの背中を見てのことだと思いますし、家事もまた、家族が心地よく過ごすためにはとても大切な仕事で、感謝の言葉はないにしろ、子どもさんもご主人もその後姿をしっかり見ておられると思います。

仕事の中での人間関係も、お家にいて子どものお友達の親御さんとの人間関係もやはりいつもスムースと言うわけにはいかないと思います。逃げ出したいと思うことがしばしばあります。
なが&ちゃきさんのしんどさは私とは違うかもしれませんが、ある部分似ているかもしれません。
自分の存在意義みたいなのをついつい追ってしまうのでしょう。

自分の時間も持ちにくい専業主婦を頑張ってやってらっしゃる、そのこと自体がとても価値のあることだと私は思います。
いつかお仕事に復帰されることがあるかもしれませんが、その時に家事や育児を一生懸命にやっていた自分の存在意義がきっと見えてくるように思います。

今、なが&ちゃきさんはとても頑張っておられるんですね。
そんな自分を褒めてあげてください。
貴方しか出来ない子育てや家事がたくさんあって、それを毎日やっておられるのです。
十分やっておられますよ。

(アドバイザー:田中和子)




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