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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
その他 学生さんからの質問
アメリカで幼児教育の勉強をしているが、卒業後、日本での就職にあたって
こんにちわ。
ただいま、アメリカの大学で幼児教育を勉強している3年生のRURUです。
こっちでの生活もあと1年半になり、日本で就職先を探しています。
しかし、アメリカでは日本のように保育士の免許というものがありません。
できれば、こっちの大学を卒業した後、すぐに日本の保育園か幼稚園で働きたいと思っているのですが、やはり日本の保育士の免許を持っていない限り、難しいでしょうか?
保育士の免許を取ることも考えたのですが、なにぶん、卒業するまでの勉強で手一杯で、保育士の免許を取るならば、卒業したあとに、一から保育士の勉強をして試験を受けないといけないと思います。

ちなみに、英語力をいかして保育園、幼稚園での児童英語教師のように働く気はあまりなく、日本の大学を卒業した学生さんのように、普通の先生として働きたいと思っています。

アドバイザーの皆さんの周りに、私と同じような状態だった人はいないでしょうか?
また、参考までにお聞きしたいのですが、私のように、日本で保育の勉強を一切していなく、アメリカだけの保育の勉強をしているような人を同僚にして働くのは難しいのでしょうか?
お返事の方よろしくお願いします。

(RURU さん)


RURU さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。
たしかに現在の日本はアメリカのような好景気ではありません。そのうえ出生率が下がり、幼児の数も少なくなっています。ただ、不景気の影響からか、幼稚園の在園児数は減少する中、大都市を中心に保育所の需要が高まっています。それもあわせて考えますと、保育士免許はとっておかれた方が就職先は広がるでしょう。

私自身、不勉強のため、アメリカの教育制度を知りません。もし、アメリカに教員免許の制度があって、アメリカの免許が日本でも通用する、というのであれば、その書き換えは必要と思います。ただ、幼稚園教員免許に相当するものなのか。それもあわせて調べておく必要があるかと思います。もし、幼稚園の免許がない(書き換えできない)と言うのであれば、就職は他のアドバイザースタッフの方もおっしゃられているように、教育熱心な幼稚園や保育所で「英語教師」という道でしょう。ただ、これも教員免許がないと「講師」扱いになります。

現在の日本では、教員免許所持者がかなり多くいます。教員免許を持ちながら、就職できない方も大勢います。そんな中で、あえて免許のない方を採用する必要があるのか、と県庁から指導がある。だから園長先生が申請すると「臨時免許」(2年か3年有効の免許で、戦後教員が不足していた時代、代用教員のために作られた制度です)がもらえるのですが、この発行も難しくなっている、と聞いたことがあります。

理想を言えば、幼稚園に就職し、臨時免許を申請してもらい、その間に通信教育で幼稚園教諭免許に必要な単位をとる。保育士に関しては、現在でも科目認定試験を受けて、必要単位が全てとれたら保育士免許が交付される制度があったように記憶しています。その制度があれば、それにチャレンジするのが一番と思います。

ご希望がかなうことをお祈り申し上げます。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、RURUさん 浜田です。
公立の保育所で保育士をしています。

現在、職員の中に、オーストラリアでワークホリデーをして英語を習得し英語の塾の講師をしていた方が、保育士として働いています。はじめ、民間の保育園で英語の講師としてきてくれないかという話しがあったのだそうですが、働きながら保育士の免許を取り、現在保育所で保育士として勤務しています。
大学で幼児教育を勉強しているRURUさんとは少し違うのですが。

現在、就職は厳しい状況ですし、保育士は11月には国家資格となりますので、ますます、資格を持っていないと保育所では勤務することはできにくいと思います。
もし、保育園で働く事を希望されるなら、通信教育等で勉強され、都道府県で行われている保育士資格試験を受けて資格を取らないと、いけないと思います。

幼稚園でも同じではないでしょうか?

またアメリカで勉強された方を同僚に云々については、視野が広い分保育に
ついても、発想が豊かだと思いますし、私はお互いにいいいことだと思います。

(アドバイザー:浜田栄子)


おはようございます。

まずは保育士資格ですが、おそらくRURUさんのように働きたいのであれば、必要だと思います。
保育士資格、幼稚園教諭免許とともに今の日本では持っている人がたくさんおり、採用する際にその資格を持っていない人を採用する所はないのではないでしょうか?
ただ、私立などで特別な人員として採用したいというところがあれば別ですが、そうするとRURU さんの懸念される、英語を生かした別枠の保育の時間の先生としての採用となるでしょう。

保育士資格については学校を出なくても自治体の行う資格試験で合格すれば取得できますが、幼稚園に関しては学校に行く必要があるかと思います。

ただ、私個人としては色々な考えを持った人と働くのは子どものためにいいことだと思うので、一緒に働くのはマイナスではなく、プラスだと考えます。
現に、休職して青年海外協力隊で保育士として派遣された人もいます。
意見のぶつかり合いはあって当然で、そこから何かが生まれると考えるからです。

ただ就職という意味では、資格・免許が必要かと思います。

(アドバイザー:田中和子)


RURUさん、初めまして。管理栄養士の秋山と申します。
ご希望ではありませんが、よかったらお話させてください。

アメリカで幼児教育を学ばれているとのこと。素晴らしいですね!
留学されている方や海外で活躍している方の話をきくたびに、日本は日本の良さを持ちながらお互いに発展していけたらいいな、と日々感じていますよ。

私は残念ながら保育分野のプロではないので、就職状況に関してアドバイスすることはできませんが、留学経験者や海外での資格取得者で活躍している人が周りにたくさんいる恵まれた環境(笑)なので、そのあたりをお話させていただければ、と思います。でも、もうご存じだったらごめんなさい。

まず、就職時期ですが、アメリカは9月から始まり、5〜6月が卒業シーズンですよね。
日本の新卒は4月入学〜3月卒業に合わせて、殆ど4月就職のため、新卒でも中途採用になってしまう、ということがあります。友人もその点で就職活動に苦労していました。友人は帰国する1年以上前から日本の就職事情に探りを入れていました。しかし、海外に居たままでは面接が出来ないことと、4月から就職できないのは厳しい、というたったそれだけの理由で断られ続けました。友人は卒業後6月中旬に帰国してから就職活動を再開し、結果、11月に外資系会社へ就職しました。もちろん中途採用です。
日本企業に比べ、外資系企業は中途でも採用が見つけやすいようです。日本の場合は、新人教育の都合などから、新卒就職の中途採用はかなり厳しいようです。
中途採用の基本方針が即戦力、ということもあります。

ということで、帰国してすぐ就職、というのはもしかしたら難しい状況かもしれません。特に資格を名乗って働く分野は『日本の資格』取得者、という条件が勤め先にとって必要だからです。例えば、医師免許を海外で取得しても、日本では医師法により医師免許を使えないのと同じで、実は私達栄養士も同じです。海外で進んだ栄養学を学んできても、日本では栄養士として名を挙げて働くことができません。
私の上司は海外の栄養士を取得していますが、日本では試験取得の栄養士(※学校卒業で栄養士を取得した者でないと管理栄養士試験が受けられないという法律があります)のため、管理栄養士が取れないので通常業務に制約があります。しかし海外での経験を基に、日本では未確立な栄養業務分野の講師をされ、大変好評を得ています。
資格が有るのに十分働けないのは、非常に残念なことです。

ただ、RURUさんの場合は幼児教育を学ばれた、英語が堪能、という点から、RURUさんの学んだ分野に興味を持つ、あるいは英語教育に力を入れている園なら、わりと早く求人が見つかるかもしれません。最近は英語教育に興味をお持ちの保護者が沢山いらっしゃいますし、これからの時代には英語は必須だな〜と私個人もしみじみ感じています。
でもその英語の部分のみを見込まれて就職、ということになると、RURUさんの考えている保育士としての働きで納得できるか、という点で心配はあります。

ですので、もしできたら日本の資格も学ばれて日本の事情を知り、資格として持っておかれると、より良いのではないでしょうか。就職にも有利になるかと思います。
保育士取得の方法のひとつに、通信教育があります。私も現在のんびり勉強中です。

日本と海外どちらの事情も知り、そして未来をどうやって築き上げていくか考え、実行できる人はとっても魅力的ですよ。
海外で学んだ事が役立つといいですね!

(アドバイザー:秋山ゆか)




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